▼一面大見出し:ホワイトハウス結婚危機▼
ブッシュとコンディ(ライス長官の愛称)はまるで恋人同士
内幕物記事にはショッキングな証拠写真が
Wayne Madsen Report 30 June 2006

コンドリーザ・ライス国務長官とブッシュ大統領の密会、そして夫に愛
想を尽かせたローラ・ブッシュがホワイトハウスを出たとのうわさを、
ホワイトハウスが知りたいほど、タブロイド紙の「グローブ」は2週目
も続けてこれを載せている。

グローブ紙の神経言語学 (ボディランゲージ)の専門家は、ブッシュと
ライスのはしゃぎまわるできごとを分析する。少なくともその晩(スキ
ャンダルをめぐってブッシュ氏と対決後にブッシュ夫人が怒って荒々し
くホワイトハウスを出たと伝えられる晩)、メイフラワーホテルで付き
添われているブッシュ夫人のシークレットサービスの項目に関する所説
をホワイトハウスは部分的に改めてもいる。最初、ホワイトハウスは、
ファーストレディがメイフラワーホテルにいたことも否定した。いま、
ホワイトハウスの情報源は、ホワイトハウスからホテルに戻る大学から
の女友達をファーストレディが運ぶ手配をしたのを認め、夜11時まで、
ファーストレディがホテルに滞在したのを認めた。ホワイトハウスは少
なくともまる一晩、ファーストレディがホテルに滞在したことは否定し
続ける。

大統領をまるごと仕切るカール・ローヴ君、
残念ながら、このニュースは忍耐強いし、すぐには立ち去らないよ。
http://www.waynemadsenreport.com/

=================================================

▼リバーベンド・ブログより▼11 July 2006

バグダードはもはや一つの都市ではなくなったようだった。小さな町に
分断されて町ごとにいろんな顔を持つ暴力がのさばっている。私は眠る
のが怖くなった。朝になると決まって、ひどいニュースが山になってい
るからだ。TVはひどいニュースの映像を見せつけるし、ラジオはひど
いニュースを言い触らす。新聞には死体の写真が載り、紙面からは「内
戦、死、殺害、爆発、レイプ」といった荒れた言葉が飛び出してくる。

レイプ

アメリカ人が行った最新の残虐行為。実際には最新なわけではない。い
ま最も大々的にニュースになっている、2006 年3月12日の米兵十数名
によるレイプ事件(報じられたのは7月)だ。

気の毒な少女、アビールは、米兵にレイプされた最初の女性ではないし、
最後の女性というわけでもない。今回のレイプ事件が発覚し公表された
のは、彼女といっしょに一家が皆殺しにされてしまったのが唯一の理由。
イラクではレイプは触れてはならない話題だ。レイプに関し家族が通報
することはない。するのは報復。この3年間、アメリカが支配する刑務
所で、また包囲攻撃にあってるときのハディーサやサーマッラーのよう
な町で、レイプがあったとの噂をずっと聞いてきた。我が「ヒーロー」
がそんな残虐行為をするとは信じられない、アメリカ人のめでたさ加減
は話にならない。占領軍がレイプするわけないですって?あなたたちは
国をレイプしたのよ、国民をレイプしないわけがないでしょ?

ニュースではアビールの年齢は24歳ぐらいだったとされているけど、こ
の地区のイラク人によれば、わずか14歳だったということだ。14 歳。
あなたの14歳の妹、あるいは14歳の娘のことを考えてみて。14 歳の少
女が、変質者グループに集団レイプされ、殺され、レイプを隠蔽するた
めに死体を焼かれたと想像してみてよ。彼女の両親も5歳の妹も殺され
たんだよ。アメリカのヒーローを歓呼でもって迎えよ。「解放」を支持
する者たちよ、頭を高く上げよ。

軍の兵士らがアメリカの法廷で裁かれるべきとは思わない。米兵はこの
地区の人びとに引き渡されてこそ、適切に正義が行われる。私たちの最
低の首相、ヌーリー・アル=マーリキーときたら、アメリカ人たちに守
られた安全な邸宅に身を隠したまま、「独自捜査」を求めている。

そうよね、レイプされ、おそらくは拷問もされ、挙げ句の果てに殺され
たのは、彼の娘でも妹でもないんだから。彼の家族は国外にいて、激怒
するイラク人からも、狂った米兵からも、なにもされる恐れはない。

イラクにいる外国の兵士に対する私の同情心は消えた。アブグレイブの
残虐行為によって、ハディーサの殺害によって、そして最近のレイプと
殺戮のニュースによって、そうした思いはすっかり消え失せた。米兵が
19 歳だろうと39 歳だろうと、彼らを見て思うのは、いったい無実の人
を何人殺したのか、故郷に帰るまでにあとどれだけ殺すのか、というこ
とだ。まだ幼いイラク人少女を、この先、何人レイプするのだろうか?

シリアやヨルダンに向けて出国するバスも飛行機もタクシーも、夏の終
わりまで予約は満席だ。人びとは大挙して荷物をまとめて去っていく。
ほとんどの人は国外にそのまま留まるつもりだ。ここでの生活は耐え難
いものに変わってしまった。

私はいつもバグダードは世界で一番素晴らしい都市のひとつだと思って
きた。でも、いまこの瞬間、親しい友人や、あまりにも多くの無実の人
びとの血で汚された都市を少しでも美しいと見るのはとても難しいこと。

=================================================

ブッシュ大統領、浮かれてる場合ですか あなたの部下が何をやってる
かご存知ないとでも......
なんでもテロリストのせいにする手を思いついたのは誰?

=================================================

▼レイプ犠牲者は15歳の子供だった▼ワシントンポスト紙
03 July 2006
合衆国軍隊による残虐行為といわれてることで詳細が明らかになる
By Ellen Knickmeyer

バグダード:イラクの15歳の少女、アビール・カシム・ハムザはいやが
っていたと、彼女の母親が隣人に秘密を打ち明けて相談していた。

若いと同様に可愛かった少女は、マフムディヤの中西部にある村で少女
がほぼ毎日通り抜けなければならなかった検問所に配置される米兵のい
やな注意を引いていたと、彼女の母が隣人に漏らした。

兵士たちが彼女に近づこうとしたと生前、アビールがしばしば母親に漏
らしていたのを、今週末、隣人のオマール・ジャナビは教えてくれた。
そして3月10日の会話を詳しく述べる。

アビールの母は、夜、自宅で、アメリカ人らが娘に襲いかかるのではな
いかと恐れた。彼女は隣人に夜アビールを彼の家で女性たちといっしょ
に寝かせてもらえないかと頼んだ。

隣人のジャナビは同意したと言った。そうして、「私は彼女の恐怖を取
り除いて、安心させようとした」と彼は言った。「アメリカ人たちはそ
んなことをしやしないと彼女に保証したんですよ」

ジャナビの家で保護の申し出に応じるまでアビールは生きていなかった。

その代わりとして、翌日の昼間、攻撃者らが少女の家にやって来て、ア
ビールを母親や父親、7歳の妹から引き離したのは明らかだ。

攻撃者らがアビールを別の部屋でレイプしたと信じると、事件について
よく知っているジャナビや他の人びとは話した。死体を処理した医療員
たちは、少女がレイプされたと言ったが、詳しく述べなかった。

ジャナビや、匿名という条件で語ってくれた他の近所の人びと、死亡証
明書と事件全体について知っているマフムディヤの市長と病院管理者に
よると、家を離れる前に攻撃者らは家族4人に致命的に発砲して(アビ
ールの2人の兄弟は学校でいなかった)、アビールの身体に火をつけよ
うと企てた。

第4歩兵師団の一部、第502歩兵連隊の兵士らによる、マフムディヤで
のレイプと殺害の申し立てを当局筋が調査しているのを、先週、合衆国
軍部が伝えた。

ジャナビは、攻撃後、最初にその家に到着した人間のひとりだったと、
土曜日に述べた。そして地元の宗教指導者の家で話す。彼は部屋の隅で
ぶざまに手足を投げ出して倒れて死んでいるアビールを見つけた、髪の
毛と隣の枕が丸焼けになっていた、そして着ている服が首まで上げられ
ていたと言った。

「一目見て彼女がレイプされたのは確かだった」と彼は言った。

少女の母親を安堵させたにもかからわず、彼は「母親のいぶかりが正し
かったことを知っても、起きたことに驚かされなかった」とジャナビは
言った。

合衆国軍部は犠牲者が誰であるかを明らかにしていない。今週末に接触
した米軍当局者らは、巻き込まれた人々の氏名や他の事件の詳細のほと
んどを知らなかったと述べた。

軍当局は話の中のひとつの食い違いを指摘した。軍の調査での予備的な
情報は、レイプ犠牲者と言われる年齢を、近所の人たちや役人、病院の
記録、そしてマフムディヤの職員らによって報告された15歳よりもむし
ろ20 歳とみなす。

現場の米兵らが最初のうち殺しをその地区のスンニ派アラブ暴徒の活動
家のせいにしたと、合衆国軍部と地元居住者らは話した。これは家族が
スンニ派だったのを知る村人たちを当惑させたとジャナビは述べた。

事件から3ヶ月後、第502歩兵連隊の兵士2人が、部隊の兵士たちに責
任があったと言うがために進んで出頭してきたと先週軍当局は伝えた。
翌日、合衆国軍部が調査を開始したことを当局は伝えた。

=================================================

▼米兵によるイラク人家族殺害とレイプについて目撃者が証言▼
イラク・レジスタンス・レポート 01 July 2006 http://www.albasrah.net/en_articles_2006/0706/iraqiresistancereport_10706.htm

1日夜の速報でイスラム・メモは、米軍が強制捜査している3月のレイ
プ殺人事件に関する通信員の徹底追及レポートを発表した。

米占領軍兵士によるイラク人女性レイプ事件の数はすでにおびただしい
数となって増え続けている。多くの女性がアブグレイブ、その他の刑務
所で犠牲になった。他にも多くの女性が広大な監獄、すなわち占領下の
イラクをうろつく米軍の戦闘服を着たレイプ魔の餌食になってきた。

だが、最近になって表面化した一つのレイプ事件が、はずみなどではな
い、残忍な蛮行をひときわ目立たせる。

2006年3月のある昼下がり、米軍の10人〜15人の部隊が、カシム一家
を襲撃した。カシムとその妻はその家で4人の子ども、アビール(1991
年生まれの15歳)、ハディル(99年生まれ7歳)、ムハンマド(98 年
生まれ8歳)、アハマド(96年生まれ10歳)といっしょに住んでいた。

米兵はカシムと妻と7歳の娘ハディルを別の部屋に連れ去った。米兵が
来たのは午後2時頃で、息子のアハマドとムハンマドは学校にいた。米
兵は両親と娘の3人を部屋のなかで射殺した。カシムの頭には4発の銃
弾が、妻の腹と下腹部には5発の銃弾が撃ち込まれていた。娘のハディ
ルは頭と肩を撃たれた。

それから米兵はアビールを隣の部屋に連れて行き、部屋の隅に少女を追
いつめた。そうして彼らはアビールを裸にし、10人の兵士が順番に彼女
をレイプした。彼らはそのあとでアビールの頭を鋭利なもので殴りつけ
て(法医学の解剖所見による)気絶させ、クッションを押しつけて窒息
死させた。その後、死んだアビールの身体に火をつけた。

殺害された一家の隣人はイスラム・メモの通信員に次のように語った。
「午後2時、米兵が殉教したカシムの家を襲撃した。彼らはカシムを取
り囲み、銃声が聞こえた。銃声がやんで1時間後、部屋から煙が出てい
るのが見え、そのあと占領軍の兵士たちが家からあわてて出てきた。彼
らはシーア派のイラク国家警護隊といっしょに一帯を包囲した、そして
近所の住民に、アルカイダのテロリストがこの家に入り家人を皆殺しに
したと説明した。彼らは私たちを家に入れようとしなかった。だが私が
国家警護隊の兵士に、その家族の隣人だから彼らを見届けたい、そうす
ればアル・ハジ・アブ・アル・カシムに息子と息子家族のことを知らせ
ることができると提案したところ、兵士の1人が私を中に入れることに
同意した。」

「家の中に入ってみると、最初の部屋でカシムと妻とハディルを見つけ
た。彼らの死体は血まみれだった。」

「私はアビールの部屋に入った。彼女は炎に巻かれていた。頭と胸が燃
えていた。彼女は哀れな姿勢で横たわっていた。彼女は顔を横に向けら
れ、両手両足を縛られているのに、下半身が持ちあげられていたので、
レイプされたのだとわかった。
そのとき私は、話したり脅したりしたら米兵が私を連行することに気づ
き、この悲劇的な顛末の目撃者になれるように、自制して静かに家から
出ることにした。」

「3時間後、米兵が家をとり囲んで、この地区の人びとに、この一家は
シーア派だったので、テロリストによって殺されたのだと語った。町の
者は誰もその話を信じなかった。なぜなら、アビールの父親は町で最も
善良で高潔な人物の一人で、シーア派ではなくスンニ派だと知られてい
たからだ。誰もが米兵の話を疑ったので、日没時の礼拝のあと、占領軍
兵士が4人の遺体を米軍基地に持ち去った。そして翌日になって、彼ら
は遺体をマフムディヤ病院に引き渡し、病院管理者にテロリストが一家
を殺したと告げた。その朝、私は被害者の親族と共に病院に行った。私
たちは遺体を受け取り、埋葬した。神よ、彼らにご慈悲を。」

最後に隣人は、「米兵が6月30日にやって来て、この地区の人たちにア
ビールの遺体を掘り起こして確かめてほしいと頼んだ。そして私に目撃
者として証言してほしいとも言ったが、正義のためならどこへなりとも
出かけていくつもりだ」と語った。