▼イランに対する戦争を止めよう▼www.StopWarOnIran.org
22 August 2006

イランに対する制裁と戦争を、それが始まる前に止めよう!
インターネット署名にサインをしよう!
ハリバートン、ブッシュ、連邦議会メンバーにメッセージを送ろう!

ジョージ・ギャロウェイ、ハワード・ジン、マイケル・パレンティ、ト
マス・ガンブルトン司教、ラムゼイ・クラークらがいる、イランに対す
る新たな戦争を止める運動に参加する数百人の仲間に加わろう。

わたしたちはアメリカによる新たな戦争の脅威が増大するのを重大な関
心を持って見守っている。今度はイラン国民に対する戦争だ。

2006年7月31日、国連安保理は決議1696を採択し、ウラン濃
縮関連の研究開発も含め、一切の再処理活動を8月30日までに一時中
断するようイランに求めた。イランが一連の奨励策に対する回答を8月
22日までに行うと言っていたにもかかわらず、検討し回答する時間を
与えずにこの決議を通した。この決議は、決議内容に従いウラン濃縮を
一時中断するか、草案を提出した諸大国の経済制裁、外交制裁を受ける
かの選択をイランに迫るものだった。

国連安保理が、米国によって大きな被害をこうむった国に、その国の核
エネルギー政策を無期限に停止するよう命じる決議を下したとはいえ、
それが合法的かどうか、公正かつ公平かどうかはまた別の問題だ。この
国連安保理決議は核拡散防止条約(NPT)の条項にはなはだしく違反し
ている。また、国際原子力委員会(IAEA)による2千日を越えるイラン
核施設の監視によっても、NPTからの逸脱は認められなかったという事
実を無視するものである。

だが、米国との関係が悪化している国に対し、米国の圧力によって国連
安保理が制裁を示唆したことは今回が初めてではない。イラクに対する
米国の違法な戦争の前にも、国連安保理はイラクに対し10年以上も続
く厳しく広範な制裁を課す決議を通した。この制裁の結果、50万人を
超えるイラクの子どもたちを死に追いやったのだ。

8月12日、ニューヨーカー誌に掲載されたシーモア・ハーシュの論考
「レバノン注視」によると、イスラエルのレバノンに対する戦争は「イ
ランの核施設の破壊を目的として米国が考えている攻撃の前触れの役目
を担う」可能性がある。米国の識者の中には、イスラエルによるレバノ
ン侵略は米国・イスラエルのイランに対する戦争計画に組み込まれた準
備戦術であったと認める者もいる。イランとの来るべき戦争の前触れが
経済的、通商的、文化的、政治的、そして外交的な交流の封じ込めとい
う形をとるのは疑いようもない。

この問題で米国がとろうとしている外交の手段である制裁の主な目的は
イラン経済の根幹にダメージを与え、失業によって、また衛生、交通、
教育施設、医療サービスを壊滅させることで、国民の大多数を貧困に陥
れることである。

西側諸国が国連安全保障理事会を使ってイラン制裁を強行することは、
イランへの宣戦布告であることに疑う余地がない。米国・イラン友好委
員会(American-Iranian Friendship Committee、AIFC)と「イラン
戦争を止めようキャンペーン」は、いかなる形であれイラン国民に制裁
を課すという愚かな行為に反対することで、イランとの戦争をその芽の
段階で摘みとり、これを止めることができると心から信じるものである。

中東での新たな戦争による荒廃に反対する声を世界中からあげることが
大切である。イラン国民に対する制裁、敵意、虚偽という米国政府の策
動を直ちに止めるよう、わたしたちは要求する。わたしたちは、米国に
よるイランに対する新しい侵略には、それがどのようなものであれ反対
する。わたしたちに必要なのは人間のニーズのための基金であって帝国
を達成しうるための終りなき戦争ではない。

わたしたちは、正義を支持する世界中の平和を愛する人びとすべてに、
署名にサインをして、イランに対する制裁と戦争に反対の意思表明をす
ることを訴える。

▲ 署名は以下のサイトから:署名活動は今年2月に始まっています。
http://stopwaroniran.org/petition.shtml

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▼ Lies, Lies, Lies ▼ブッシュとイラク、そしてイラン

ブッシュ政権と共和・民主両党の議会メンバー、そしてメディアは、イ
ラン国民を悪霊として描写するキャンペーンに従事している。

イランと米軍が軍事行動に出るための偽った必要性によって提出された
核の脅威とやらの報道でメディアは占められる。これらの報道は、結局
はイラク戦争の根拠となった何ヶ月も流布された「大量破壊兵器」の顛
末を思い起こさせる。

イランに関する政権の声明を脈略化する目的で、イラクに関する政権の
主張を再検討するのは重宝だ。

2002年8月26日ディック・チェイニー副大統領:
「明快にいまサダム・フセインが大量破壊兵器を所有するのを確信する
という話だ」

2002年9月12日ジョージ・ブッシュ大統領:
「まさしく今、イラクは生物細菌兵器の製造に使われた施設を拡大し、
増進させている」

2002年10月5日ジョージ・ブッシュ大統領:
「イラクは生物化学兵器を備蓄している、そしてもっと多くの武器を作
っていた施設を再建している、、、最近サダム・フセインがイラクの戦
地司令官に化学兵器を使う権限を授与したと漏らす情報源がいる、それ
はまさに独裁者が持っていないと言った武器なのである」

2003年1月28日ジョージ・ブッシュ大統領:
「われわれの情報局員らは、500トンものサリン、マスタードガス、
神経系に作用する VX ガスを製造する原料をサダム・フセインが持って
いたと見ている」

2003年1月28日ジョージ・ブッシュ大統領:
「化学物質を出しかねない3万個より多くの弾薬をサダム・フセインが
持っていたと米国情報局は指摘する」

2003年1月28日ジョージ・ブッシュ大統領:
「広域に生物化学兵器をまき散らすのに使えた、増大する有人、無人の
飛行隊をイラクが持つこともわれわれは情報局を通じて気づいている」

2003年1月28日ジョージ・ブッシュ大統領:
「核兵器製造のため高強度のアルミ製チューブをサダムが購入するつも
りであるのを、わが情報局の情報源が教える」

2003年1月28日ジョージ・ブッシュ大統領:
「最近サダム・フセインがアフリカからかなりの量のウランを得ようと
したのを英政府が聞いている」

2003年2月8日ジョージ・ブッシュ大統領:
「サダム・フセインが最近、イラクの戦地司令官に化学兵器を使う権限
を授与したと教える情報源がわれわれにはいる、それはまさに独裁者が
持っていないと言った武器なのである」

2003年3月16日ディック・チェイニー副大統領:
「なんとかして核兵器を獲得することに彼が完全に専念するのをわれわ
れは承知する、そして彼が核兵器を所有すると考える、現実に核兵器を
再組成した」

2003年3月30日ドナルド・ラムズフェルド国防長官:
「それがどこにあるかわれわれにはわかる。ティクリットやバグダッド
周辺地域、東、西、南、北のどこかにある」

2003年4月25日ジョージ・ブッシュ大統領:
「彼は国連をだまそうとした、そして12年間これらの武器を隠すこと
でだました。それで、時間を取ってそれらの武器を探そうというところ。
しかし彼が持っていたのはわかっている、そしてそれらを破壊したかど
うか、動かすか隠すかしたかどうか、われわれは真実を見破ろうとして
いる」


さて、イラン国民に対する正当な理由のない攻撃を正当化するため、彼
らは同じ材料を繰り返し利用している。それが始まる前にイラン戦争を
止めるために、私たちに加わってください。