■あなたの人間性を捨てなさいと判事が勧告■ドナ・マルハーン
13 June 2007

今日、デンボ検察官の最終弁論がありました。その無味乾燥さに私はち
ょっとがっかりです。私たちを激しく非難するだろうと待ち構えていた
のが、代わりにいつものせりふを持ち出すばかりでした。「誰も法律を
自分の思うようにはできない」や、「変革の手段には議会の処理を活用
すべきである」とか、そうして私たちの計画は「冷酷に計算されたもの
である」と付け加えたうえに、私たちは「それを自慢する厚かましさ」
まで兼ね備えていると言いました。

それからブライアン、ジム、アデル、そして私が最終弁論を行いました。
とりあえず今は、私が陪審員に話したことを要約しておきます。

最初に陪審員たちに感謝を述べました。こうも身を入れて一生懸命に私
たちの話を聞いてくれたことに対してです。

この訴訟が世界中から関心を持ってみられていること、今朝はオースト
ラリア全土ばかりか6ヶ国から私たちを支持するメッセージを受け取っ
たことを話しました。

私の真剣さや動機、信念や行動を、理解してもらえていますようにと願
い、祈ったことを彼らに伝えました。

「平和的な抗議行動が役に立たなかったとき、さらなる行動が求められ
ます。このことは歴史が証明しています。私の信仰がこれを求めます、
私が人間であることがこれを命じます」

「ご存知でしょうが、私は議員たちに手紙を書きました。それでもパイ
ン・ギャップの人工衛星はまるで巨大な掃除機のようにデータをかき集
めました」

「デモにも参加しました、でも情報はリアルタイムで米軍に中継されま
した」

「世界中の何百万人という人々が民主的権利を行使して抗議行動を行い、
街頭に繰り出しました」

「それでも、パイン・ギャップのおかげでミサイル標的座標が整えられ
てミサイルが落とされたのです。そしてさらにミサイルが落とされ、さ
らにさらにミサイルが落とされます」

「私が行なったどんな合法的手段も役立ちませんでした」

「でも、私がパイン・ギャップに行った数時間で基地は活動停止になり、
イラクに情報は中継されませんでした、そしてその日、ミサイルは落ち
なかったのです」

「私たちの行動は成功しました」

「みなさんが私を無罪にするよう求めます――同様の裁判で世界中の陪
審員が判断したように」

「これはあなたがたの権利です。みなさんが決定権を握っています」

「みなさんが、母として兄弟として娘として夫として父として、良心に
従って決定して下さるようお願いいたします」

「もうひとつみなさんにお願いがあります。ちょっとの間、私がここで
はいているブーツについて考えていただきたいのです」

「これはアル・シューラ市場がミサイル攻撃を受けたあと、私がそこで
はいていたハイキング用ブーツです。人間の肉が地上に散らばり、いた
るところ血の海でした」

「私のブーツには血痕がついています。その場に居合わせた人間の血で
す。これはパイン・ギャップが標的座標を決定したからなのです」

残りの午後は、判事から陪審員に裁判全体の要約説明がありました、非
常に長々とした退屈なものでしたが。

そうして判事は、もし陪審員らが私たち4人に賛同したり、共感したり、
イラク戦争に強い感情を抱いたりしたとしても、さらにはパイン・ギャ
ップについて私たち市民は知らされるべきだとこれに同意したとしても、
それは自然な人間の反応なのだと陪審員に告げました。

そして、それを「無視しなさい」と陪審員らに勧告しました。

容疑の要点についてだけ判断しなさい、良心に従って判断してはならな
いと勧告したのです。そしてデンボ検察官と同じくそれを何度も繰り返
し強調しました。

それで陪審員らは今日の午後は解放されて、明日午前9時に戻ってもう
10分間裁判官から説示を受けることになりました。その後、彼らは審
議に入り、全員一致でひとつの結論に達したとき評決を下すことになり
ます。

私たちは全員元気です。それに今夜は「模擬裁判」をおこない、法廷で
質問することを許可されなかったパイン・ギャップ問題の鑑定人であり、
わざわざ裁判のためにアリススプリングスに来てくれたRMIT大学(王
立メルボルン工科大学)のリチャード・タンター教授に証言してもらい
ます。

明日、ことの次第がわかったらニュースを送ります。
愛と感謝を込めてすべてかたへ ドナより

http://groups.yahoo.com/group/ThePilgrim/message/217

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■イラクでもアフガンでも米軍の作戦にパインギャップは欠かせない■

パインギャップは北部準州アリススプリングス郊外20キロに位置する
米軍のスパイ基地。オーストラリアと米国により管理されている。世界
最大の通信傍受ネットワーク「エシュロン」の基地のひとつであるとも
言われ、その活動のほとんどはなぞに包まれている一方、重要な軍事行
動をつかさどる衛星基地としての役割を果たしていると理解されている。
(Wikipediaを参照)

この基地は軍事情報を収集し衛星追跡システムを使用してイラクとアフ
ガニスタンで米軍がピンポイント空爆を行う目標を指示している。イラ
クおよびその近隣諸国からのスカッドミサイルの発射も探知することが
できる。また、米国の宇宙独占支配を可能にする「スターウォーズ」シ
ステムに欠かせない「ミサイル防衛システム」の司令部でもある。少な
くとも年間1100万豪ドル(およそ11億円)の負担をオーストラリ
ア政府に強いている。

専門家は次のように述べる。「確かにしかるべき標的を識別することに
関してパインギャップは重要である。イラク戦争へのパインギャップの
貢献は、どんなオーストラリア兵の派兵よりはるかに意味がある」(オ
ーストラリア国立大学キャンベラ校の戦略問題アナリスト、マイケル・
マッキンリー)

なのに、オーストラリア人はいまだにその役割を知らされていない。

オーストラリア政府は、過去40年間パインギャップの真の任務をオー
ストラリア国民に説明することを拒否してきた。オーストラリアの市民
に隠されたこの真実を暴こうと、2005年12月に4人の市民活動家
がこの施設の市民査察を実行しようとして逮捕された。アデル・ゴール
ディー、ジム・ダウリング、ブライアン・ロー、ドナ・マルハーンの4
人の裁判がいまアリス・スプリングス最高裁で双方の最終弁論を終え、
陪審員の判断を待つまでになっている。

◇4人の主張
戦争に反対するキリスト教平和主義者および活動家として私たちは、ガ
ンジー、マーティン・ルーサー・キング・ジュニア、ドロシー・デイに
端を発する伝統的方法に従い非暴力行動をとらざるを得なかった。私た
ちの目的は国家テロによる市民殺害とパインギャップとの関連性を暴く
ことであり、その真実を暴くことである。
権力に真実を突きつけ、連邦政府のぎまんを明らかにするため、私たち
はテロ活動の容疑でパインギャップの「市民査察」を実行した。防衛相
に私たちの意図を通告し、実行の日時まで伝えておいた。

◇市民査察
2005年12月9日未明、「市民査察」が実行され、パインギャップ
は5時間機能不全に陥った。防衛相に計画を通告しメディアに広く公表
したせいでオーストラリア安全保障情報機関とオーストラリア連邦警察
による重警備の特別警察官と常時偵察隊が配備されていたにもかかわら
ず、ジムとアデルは警備をすり抜けて基地に入りこみ、発見されるまで
屋根に登って垂れ幕を掲げ、写真を撮ることができた。1時間後すでに
明るくなった日差しのなかブライアンとドナは周辺規制地域を歩いて抜
け、最後の警備フェンスに到達すると警備員に止められるまでそのフェ
ンスを切ってあけ続けた。

◇容疑
4人の活動家に重い罪をかぶせられるようにと最長7年の懲役を課すこ
とができる冷戦時代の法律1952年防衛(特別事業)法を適用しよう
とした政府にフィリップ・ラドック法務長官は法的にも政治的にも前例
のない許可を与えた。容疑は、禁止区域に違法に侵入した(最高7年)
ことと、禁止区域で写真撮影をした(最高2年)ことに加え、連邦犯罪
法の不法侵入と損壊である。これまでにこの防衛(特別事業)法が適用
されたことはなかった。

◇裁判
ジム、ブライアン、アデル、ドナの4人は、2007年5月29日アリ
ス・スプリングスの北部準州最高裁判所に出廷。全員、統一裁判にのぞ
み「無罪」を主張する。
裁判期間中アリス・スプリングスで開かれる全国平和大集会はオースト
ラリア中の活動家をひきつける行動と連帯の1週間となり、7月2日の
パイン・ギャップ前での終日行動で集大成となる。

http://groups.yahoo.com/group/ThePilgrim/message/201

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■「パイン・ギャップ」とはどういう基地か■HOTWIRED NEWS
10 November 2004

オーストラリアの防衛基地「パイン・ギャップ」が今後も継続して米国
の「ミサイル防衛システム」の役割を担うことが確実となった。

オーストラリアは今後もこの防衛システムを支援し、米国は、アリスス
プリングズから16キロほど離れたノーザン・テリトリーに位置するパ
イン・ギャップ基地に設置されている多数の高性能アンテナを使ってミ
サイル発射を検知・追跡できることになる。

パイン・ギャップはここ数十年間(1960年代後半に米国の運営する
衛星ターミナル2基が設置されて以来)、アジア諸国の無線、電話、電
子通信を監視するために使用されている。この基地ではオーストラリア
と米国から集められたおよそ850名の職員が働いているが、伝えられ
るところでは、その大半がCIA(米中央情報局)やNSA(国家安全保障
局)といった諜報機関や米軍から派遣された米国人だという。

パイン・ギャップの運営継続に反対しているオーストラリアの主要政党
はオーストラリア緑の党だけだ。同党のケリー・ネトル上院議員はパイ
ン・ギャップについて、実質的に米国の基地であり閉鎖すべきだと述べ
ている。

「パイン・ギャップは共同施設だと言われているが、実際に運営してい
るのは米国防総省とCIAである。パイン・ギャップは、米軍の核および
従来型の攻撃能力において欠くことのできない存在になっている」とネ
トル議員は語った。

パイン・ギャップは1980年代から平和活動家たちによる抗議の的と
なってきた。冷戦時代、活動家たちはパイン・ギャップが核の標的にさ
れるとして、米ソ間で戦争が勃発した場合、オーストラリアは核による
大量殺戮に巻き込まれるかもしれないと主張していた。

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パイン・ギャップはオーストラリアにある米軍秘密基地、表向きの機能
はミサイル防衛でも、実質はHAARPと対峙する地下アンテナをそな
えているところだというのがのっぴきならない。
実はここは極秘の最重要米軍基地のひとつなんだそうだ。

http://www.cyberspaceorbit.com/plasmagun.htm

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■軍の高周波活性オーロラ調査プログラム(HAARP)■01 June 2004

オタワ大学教授マイケル・コスドフスキーによると、戦略防衛構想の一
部として、アラスカで実施中の、軍の高周波活性オーロラ調査プログラ
ム(HAARP)は、天候および気候操作の強力な道具であるということ
だ。合衆国海軍、空軍合同のプロジェクトの実施は、HAARPのアンテ
ナ群が電離層を砲撃し、加熱して、地球に影響を及ぼし、生命体すべて
に等しく浸透する電磁周波の原因となる。

HAARPの送信はオゾン層に穴を開けるばかりか、実体のない幽霊を作
り出す。レンズ、あるいは焦点を合わせる装置に利用されている独創的
な特許が天候を変更するせいで、アンテナから発するエネルギーがいか
に大気の微粒子の柱状噴出と相互に作用するかについてHAARPの考案
者バーナード・イーストランドは述べる。残念ながらHAARPは、ヨー
ロッパのパーラメントやロシアのデューマ同様、洪水、干ばつ、そして
ハリケーンを起こしかねない。

同様にHAARPは、超低周波、極低周波域を経由して広範囲なパルスを
生成する。2000年、独立系の研究者たちがHAARPの14ヘルツの
送信を観測した。彼らはこれらの信号が高出力で送信された時に風速が
30m以上になることを発見した。彼らはカリフォルニアからブリティ
ッシュコロンビアまでの西海岸に接近する巨大な気象上の前線を分散さ
せる同様の送信メカニズムを観察した。気象予報は雨であるにもかかわ
らず、衛星画像に現れる前線はバラバラに細かく裂かれたように見える
うえに雨は実体がない。雨の幽霊化は、企業と与党の存在に力を与える
道具となってもおかしくない。

HAARPは、地球上のあらゆる場所の農業および生態系を不安定にする
能力だけではなしに、致死ではない戦闘プロジェクトが実施されている
間、目標に選定された地域の人間の肉体的、精神的、および感情的反応
にまで影響を及ぼす。限定された標的に向かってHAARPから発せられ
る周波数は、まさに2003年12月にイランで数万人の犠牲者を出し
たような(ブッシュ政権に言わせると天罰だ)大惨事をもたらす地震を
発生させることができる。

気候の大変動に関するペンタゴンの警告は、軍が確実にその奇怪なおも
ちゃで地球とそれに近い宇宙空間で野蛮で手荒な行いを継続しているの
を、私たちが予測できる奇妙な大気の激変に関して、国民に備えさせる
薄いベールに覆われた企みに過ぎない。そして、私たちは今のところ何
も目撃していないのだ。イーストランド博士とその同輩らは、電磁ビー
ム出力で天候を変更するのに、現在のHAARPシステムを小さく見せる
ような太陽光発電衛星の設計計画を展開した。絶えず増大する軍事予算
と副次的な利益としての人口削減を約束する、さらなる毒性微粒子のプ
ロジェクト。こうして突然の気候変動はますます組織化されうる。

核爆弾に使われるプルトニウムが製造されているハンフォード核物質保
留地からの莫大で入念な放射性ヨードの放出によって、合衆国政府とそ
の防衛請負企業が北西部の米国市民を危険にさらしている。1949年
から1952年まで、放射性の弾丸、粉塵そして微粒子がユタ州および
ニューメキシコ州の哀れな市民に試されたことを思い出すことだ。

http://globalresearch.ca/articles/WOR406A.html


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きままなブログを始めました。よりのんきでよりビジュアルな内容に
なっています。こちらもごひいきに。
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