■ナチス党には決め手となる奥の手があるのか?■ ICH

by ポール・クレイグ・ロバーツ 8 Feburary 2008

ナチス党は大統領候補者としてジョン・百年戦争(イラクが百年続こう

が戦争は続ける、国民は覚悟をするようにと演説)・マケインを選んでい

る。チェイニー、ノーマン・ポドレツ(政治学者、ネオコン思想家、外

交問題評議会のメンバーでアメリカ新世紀プロジェクトともつながりが

ある)、ビリー・クリストル(ネオコン思想家)を除いては、マケインは

アメリカ最強の戦争屋である。

マケイン政権ではチェイニーが戦争長官としてまた割り当て期間在職に

戻ることだろう。ノーマン・(イラン爆撃・爆撃・爆撃)ポドレツは彼の

副官としてジョン・(やつらを核攻撃せよ)シャリカシュヴィリ軍司令官

を有して核戦争次官になるだろう。ルディ・ジュリアーニは、戦争と警

察国家を批判する者すべてが群れをなして集まることになるハリバート

ンの非行青少年短期収容所を担当する内務大臣になるだろう。ビリー・

クリストルはホワイトハウス・ウソ代弁者のボスになるだろう。

ウォルフォウィッツ、パール、ウルムスター、フェイス、リビー、ボル

トン、悪漢の一味がまるごと戻るだろう。アメリカには世界を爆撃して

服従させるセカンドチャンスが訪れることになる。

大多数の有権者が戦争にうんざり、ウソにうんざり、連邦準備制度とウ

オール街にうんざり、不景気で下向きの収入にうんざり、にもかかわら

ず、キリスト教徒のシオニスト(ユダヤ人のパレスチナ復帰をめざすユ

ダヤ民族運動信奉者)、恍惚境の福音主義者、そして「イスラムのファシ

スト」を皆殺しにしない限りアメリカは任務完了じゃないと信じる愛国

心をあおりたてるダイハードマッチョの刺客など、20%の票を獲得す

るために、マケインはどっちつかずの状態でいる。

蓄積するウソ、ごまかし、戦争犯罪、アブグレイブとグアンタナモ収容

所の恥、市民的自由を強襲するブッシュの警察国家、アメリカとイスラ

エルの覇権主義のために殺された無数のイラクとアフガニスタンの男

性・女性・子ども、そして崩壊する米国経済は、ナチス党にとって政治

的へばりのしるしである。情報を持っている(=知識のある)人道にか

なった人口をかかえる国で、共和党は絶対に回復できないほどの少数派

におちぶれるだろう。

アメリカはどうなるか?世論調査はアメリカ人がブッシュで打撃を受け

ていることを示し、2006年の議会選挙は有権者が共和党で打撃を受

けているのを示した。だが、共和党はメッセージがわかっているのに、

それを無視している、そして国民と民主党員は彼らが反対だと言うのを

寛大に許し続け、彼らが反対だと言う手段をあたえ続けている。

その間に、サダム・フセインは大量破壊兵器をもたないと正直に報告し

たイラク兵器査察団をブッシュとネオコンが簡単に片付けたように、ブ

ッシュはイラン爆撃への道を見つけるための決断を手放さないでいる。

そしてイラン人には核兵器開発プログラムはないとの異議のない報告を

ネオコンといっしょに却下する。アメリカの国民と民主党員が理解して

ないのは、実践すべき計画表のある党にはおそらく事実への配慮はさほ

ど重要ではないということだ。レーニンが宣言したように、実践すべき

計画表にかなうことが真実なのである。

民主党員はちっとも高潔ではないが、彼らは唯一イデオロギーが提供で

きる熱意と決断力に欠ける。民主党員には特有の論点のイデオロギーは

あるかもしれないが、政権を握るのに、彼らをいやおうなしにさせる、

なによりも重要な、ピカ一のイデオロギーに欠ける。

対照的にナチス党は、アメリカとイスラエルの至上主義というネオコン

のイデオロギーによって活気づけられる。至上主義というネオコンのイ

デオロギーはヒットラーのイデオロギーよりはるかに遠大だ。ヒットラ

ーは単にヨーロッパとロシアを統治下におこうと計画した。ネオコンは

世界全体を標的にしている。

ネオコンは対中国戦争の計画を準備している。彼らは軍事施設でロシア

を取り囲んでいて、アメリカ帝国の要求を満たすため、ネオコンがヨー

ロッパの国々をドラフトするためのメカニズムに変えている、 NATOに

署名の上加わるよう、元ソ連構成地域の指導者らに何百万と多額のドル

を支払っている。

この手並みすべて、ネオコンのアメリカ新世紀プロジェクト、イラクと

アフガニスタンの高くついた戦争、イランとヒズボラとハマスを悪魔化

すること、西岸とガザをゲットーに閉じこめること、ブッシュが基準法

に提出するのに成功している警察国家立法措置、行政府における権力の

集中、これらはナチス党が立ち去らないことで成功する。

ことによると、ネオコンとそのナチス党追随者は、一番の誇りの目的が

共有されてないことに気づかないほど妄想的かもしれない。たぶん、彼

らは、来週はロットが当たるだろうと考える、クレジットを最大限活用

して抵当を払い込めないアメリカ人と同じかもしれない。

他方で、ネオナチ党には計画があるかもしれない。

どんな計画であるか?

誰もチェックしようと思わないディーボルド社の電子投票マシーンと独

占ソフトウエアとで彼らは選挙を盗むことができる。盗まれた選挙がう

まく言い抜けられる、出口調査と票の数え上げとのあいだの重大な相違

で広く知れ渡っている十分な数の選挙がある。民主党員は盗まれた選挙

に不本意ながら従うよう教育された家庭だった。その票が盗まれた有権

者らは「陰謀論」として証拠を退けた。

または、気づかうアメリカ人を戦争候補者に押しやる、好機をとらえた

組織化された「テロリスト攻撃」はどうだろう。偽りの旗のイベントは

常套手段だ。ドイツの民主主義を突如として独裁制に変えるのに、ヒッ

トラーは国会議事堂の放火を使った。

そして広くはびこったアメリカ人の行状を探偵することについてはどう

か?外国諜報機関監視法の違反に対するブッシュ政権の説明は道理にか

なわない。ブッシュの法律違反が重罪犯なのは明瞭、弾劾、逮捕、起訴、

懲役刑の根拠である。しかも、ブッシュの違法行為によって諜報目的は

達成されなかった。外国諜報機関監視法は、その目的を説明するためと

令状を手に入れるため秘密の法廷に来るのを行政府に要求するだけだ。

その法律はまずは行状を探偵してあとで令状を行政府に許しもする。令

状の目的は、行政が政治目的のために行状を探偵するのを防ぐためであ

る。行状を探偵するのにあてはまる理由がなかったことが、ブッシュが

令状を得るのを拒む唯一の理由だ。

これは、大統領選キャンペーン期間中に、候補者ヒラリーはホワイトウ

ォーター関連の違反で調査中であるとか、候補者オバマは犯罪的行為と

申し立てられる人物またはイスラム教徒とつながりがあると、マイケル・

ミュケイジー司法長官から聞くことになるのを意味するのか?

ネオコンは新聞と TVメディアの大部分を支配する、そして右翼のラジオ

トーク番組のホストは民主党員の友人ではない。アメリカ人が彼らにし

でかされる他の不正手段ことごとくにだまされているとき、「調査」とか

民主党候補者の調査のうわさはもちろん、彼らはカモにおあつらえ向き

らしい。ヒラリーは広く嫌われているので疑われやすい。オバマは有権

者にはめったに経験のないニューフェースだ。彼は幾分か黒人であるし、

滑稽な名前を持つ。

ジョン・マケインは海軍兵学校卒の戦争のヒーローだ。彼の父と祖父は

海軍総司令官だった。アメリカの組織化された戦争のひとつ、北ヴェト

ナム上空の23度目の爆撃任務で彼は撃ち落とされて負傷した。捕虜5

年半のあいだ、ジェーン・フォンダのような民主党員によるいくぶんか

裏切り行為に帰すべき、共産主義者によって彼は拷問された。

マケインは1983年以来ずっと議会にいてよく知られている。彼が関

係している唯一のスキャンダルは、 S&L(貯蓄貸付組合)のオーナーと

不動産開発業者チャールズ・キーティングと彼を代表とする調停者と言

われる人たちに対するキャンペーンの貢献を通じて連合する5人の上院

議員「キーティング5」で、彼はそのひとりだった。キーティングは検

察官らによって濡れぎぬをきせられたが、後に連邦判事によって容疑を

晴らされた。

アドルフ・ヒットラーには一度もドイツ有権者の過半数の支持はなかっ

た。1932年11月の選挙で彼は33.1%の票を得た。彼のピーク

は、共産主義者に責任を負わせた数日前の国会議事堂の放火の次に続く、

1933年3月6日の43.9%だった。民主主義の国で、ヒットラー

の少数支持は彼がドイツの独裁者になるのをふせげなかった。

▲ポール・クレイグ・ロバーツは、一期目のレーガン政権で財務省次官

補だった。彼はウオールストリートジャーナル紙社説の准編集員でナシ

ョナルレヴュー誌の寄稿編集員だった。戦略国際研究センター、ジョー

ジタウン大学、フーバー協会、スタンフォード大学などを含め、彼は非

常に多くのアカデミックな役職を占めてきている。彼はフランスのフラ

ンソワ・ミッテラン大統領によってレジョンドヌール勲章を授与された。

共著に「 The Tyranny of Good Intentions」がある。

▲キーティング5(ファイヴ)スキャンダルの汚点:

レーガン大統領による S&Lの規制緩和によって、不動産開発業者は独自

の金融機関の設立やその買収が可能になった。新しい機関は、 FSLICの

保証とともに、広範な貸付および投資の特権を与えられた。 S&Lの監査

人は、 S&Lの自己取引を抑制できずにその後いくつもの重罪が発生して

いる。

「キーティング5」と呼ばれる、カリフォルニアのリンカーン S&Lのチ

ャールズ・キーティングに買収された上院の銀行委員会は、キーティン

グを政府の規制と闘った英雄と称えた。そしてその後、わずかな買収が

莫大な被害につながった。キーティングの不正行為の後始末に、政府は

30億ドルを投じ、さらに有罪判決後はキーティングの被害者の初期投

資の約4分の3を補填するのに民事裁判によって16億ドルの賠償金が

支払われることになった。キーティングにその支払い能力がないとわか

ると、彼の会計事務所であるアーネスト&ヤングとアーサー・アンダー

センも有罪となり、その責任を分担するよう命じられた。

この事例は、米国での金融と政府のつながりが、知識と分別のある政治

家の指導力によるものではなく、金融や不動産事業者に買収された政治

家によって、もたらされていることを示している。

議員へのロビー活動を通じて、かつては不正であった行為が合法となり、

現在の大半の政治取引は合法的なものとなったのである。


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