■「 Yes Men」がニューヨークタイムズをかつぐ

最新の悪ふざけでイラク戦争を糾弾■デモクラシーナウ!

13 November 2008

「 Yes Men」がまた一撃を食らわす。水曜、ニューヨークとロサンゼルス

で何十万部とニセのニューヨークタイムズ紙が配られました。一面の見出

しは「イラク戦争終結」と、「イラクに大量破壊兵器があったことなどな

かった」とコンドリーザ・ライス国務長官が容認したのを宣言します。他

にニセの記事は、「万人共通のヘルスケアの議会可決」、「巨大石油会社エ

クソンモービル国有化」、「イラク難民に住居を提供するのに福音派教会

を使用」と報じます。新聞は処罰を受けていない犯罪で企業と政府の共犯

を目立たせることになっている幾つかの悪ふざけに責任を負うグループ、

「 Yes Men」から出てると伝えられます。以前の悪ふざけには、ダウケミ

カルのスポークスマンのふりをする「 Yes Men」のメンバーがインドのボ

パール化学薬品災害の責任を公表して、関係があったどころではない世界

に気づくのを会社に余儀なくさせたことがありました。ニューヨークタイ

ムズ紙の編集人を含め、この悪ふざけはたくさんの人たちのコラボレーシ

ョンの賜だったと「 Yes Men」は言います。ニューヨークのタイムズスク

エアーでニセの新聞を手渡す人たちのなかに活動家ジョーダン・ホワイト

がいました。

ジョーダン・ホワイト:「私たちは新しい大統領を選出したばかりだ。と

てもすごい年で、変化とああいう十八番にはすごいプロモーションだろ。

それにたぶん、まさしく私たちが達成できるような類のことじゃないか?

そうかもしれないし、そうでないかもしれない。でも、どちらかと言えば、

あてにして待つようなことだ。」

新聞はまた、ニューヨークタイムズの編集人たちをからかいます。彼らは

イラク戦争の下準備となるものでイラクに大量破壊兵器があると主張す

るブッシュ政権のウソをそのまま繰り返したことをウソの社説で謝罪し

ます。それにはまたコラムニストのトーマス・フリードマンからのニセの

辞表も含まれます。フリードマンは、アメリカのイラク侵略を声に出して

はっきり支持した後、再び執筆する権利はないと述べます。悪ふざけのニ

ューヨークタイムズ紙はオンラインで手に入ります。

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■イラク戦争終わる 部隊即時撤退■ The New York Times

Saturday,July 4th,2009

新聞の「 World」面から一部紹介します。

◇戦死した最後のアメリカ人とイラク人を忘れずにいる

By J. Finisterra

バグダッド:同盟国のイラク占領を通じて最後の死者の記念碑の起工式の

ため今日午後バグダッドでイラクのマリキ首相と元「有志連合」の代表者

らがスコット・リッター国防長官に合流した。

戦争を通じて最後に死ぬことになったアメリカ人とイラク人はバグダッ

ドのダウンタウンにあるオベリスクによって記念されることになる。

高さ300フィートの桁外れの花崗岩のオベリスクは、2003年4月、

有志連合軍が高さ40フィートのイラクの暴君サダム・フセインの像をり

っぱに倒そうと試みたフィルドス広場に建つことになる。連合軍犠牲者に

名誉を与える15フィートのオベリスクが近くに建つ。

ふたつのオベリスクのサイズの違いは犠牲者の数の違いを表す。イラク人

死者は、連合軍の記念碑がとんでもなく小さくなるのを避けるか、イラク

人記念碑がひどく桁外れに高くなるのを避けるため、9万3067人とい

う最も控えめな見積もりが選ばれた。

同盟軍側では、最後の死者はミシガン州キネセックのウィリアム・ホイッ

トマン伍長28歳だった。まさに戦闘が終わりに近づいたとき、徒歩でパ

トロールする間に彼はむきだしの危険にさらされた姿勢を取り、スナイパ

ーの弾丸を食らった。即死した彼は、4314人目のアメリカ人戦死者。

報復でアメリカの攻撃ヘリが近くのアパートのビルにロケット弾を発射

して、スナイパーと6人の一般市民のイラク人を殺害した。その直後、た

だちに停戦して、帰路に就く準備を整えろとの命令を米軍兵士らは受け取

った。

スナイパーが潜んでいた建物内にいた5歳の男の子アフマド・ヤヒヤをマ

リキ氏は儀式をもって記念した。救助隊員らはロケット弾が破裂した瓦礫

から男の子を掘り起こした。少年は一晩持ちこたえたが内蔵損傷で翌朝早

くに死んで、9万3067人目だか、75万5265人目だか、123

万3657人目のイラク人一般市民の戦争犠牲者になった。(正確な記録

は銘記されないで異なった筋からの見積もりが激しく衝突する。)

「アフマドの人生は中東の歴史における無条件に最悪のエピソードとま

ったく一致した」と、イラク戦争が始まった直後に生まれた少年について

マリキ氏は言った。「願わくは彼の生死が、ウソの口実であれ本物であれ、

私たちの頭上にこのような大災害の雨を二度と見ることがない重要性に

相当しますように。」

  「アメリカ国民の代表者として私は、アメリカ国民にはなんとか戦争を

止めようとした人々がいたと伝えるため、あなた方の前に踏みとどまりま

す」とリッター氏は主にイラク人退役軍人とその家族の聴衆に話しかけた。

「私たちはこれを止めるのに間に合わなかったかもしれないが、少なくと

も、なんとか止めようとしました。私たちの犠牲者の遺産を受け継ぐ者に

は、あとになってみないと二度とこんなことにはならないと念を押す勇気

と気骨は持てないのです。」

リッターの声明は礼儀正しい称賛(拍手)を受けた。

◇拷問、レンディション(尋問のため外国に容疑者を引き渡す)は「結局、

とんでもない考え」

By Diego Tavera

ワシントン:3600万人の手書きの手紙に応えて、大統領は本日、カナ

ダ人市民で特別レンディションの犠牲者のマヘル・アラールに対して正式

に謝罪し、彼に大統領自由勲章を与えた。

アラール氏はソフトウェアのエンジニアで、家族休暇を終えてカナダに帰

国途中、ニューヨーク JFK空港で便を乗り替えるとき身柄を拘束され、弁

護士から遠ざけられて、一年間拷問と尋問のためシリアに送られた。

アラール氏を支持する手紙は、 Witness Against Torture、アムネスティ

インターナショナル、憲法上の権利センター、 MoveOn.orgを含める人

権団体の連合によって計画されたキャンペーンの一部だった。彼の事例は

先の政権の国家安全保障政策の最悪の行き過ぎた行為を象徴するように

なっている。

謝罪に対する文脈は、ホワイトハウスの新「真実と犯罪訴追手続きプログ

ラム」で、それは CIAの極秘尋問や世界中の拷問センター、令状なしの盗

聴、活動家の会合(そしてクェーカー教徒のキルト作りの女性の懇親会)

への違法な侵入、特別レンディション、容疑者を拷問することで知られる

国々へのテロリスト容疑者の司法権の及ばない移送などに関する方針を

暴き、くつがえしてきている。

拷問の方針における彼らの役割とウソの口実のもと国を戦争に従事させ

た罪で元ブッシュ政権高官らの検察総長の刑事訴追を手伝うのにプログ

ラムは機能する。

準備された声明で、ホワイトハウス報道官サマンサ・ビーは、「私たちは

拷問も拷問の外注も容赦しません。マヘル・アラールはわが国が彼を拷問

のためにシリアに送った年月を決して取り戻すことはできません、ですが

少なくとも自由勲章は彼の身に起こったことが他の誰の身上にも二度と

起こらないと請け合うための彼の英雄的な闘いを事実として認めます。」

と言った。ビーはまた、「ただほんの現金だけ」と、アラール氏の苦しい

体験に対するカナダの1000万ドルの賠償金に見合うものを米国が見

つけていることに特に言及した。

今週初め、 ABCの昼間のトーク番組「The View」の涙ながらのインタヴ

ューで、目下裁判待ちの元国防長官ドナルド・ラムズフェルドは、拷問を

地下牢から行政府に持ち出した男として彼のことを記憶してないことを

世界に期待したとエリザベス・ハッセルベックに話した。「たぶん、拷問

事項まるごとが結局とんでもない考えだった」と彼は言った。「また談話

での私の経験(知識)を人々が記憶してくれると期待する、そして少なく

とも言ってみれば父親でもある本質までがそこからかすかに見えてくる

のを期待する。」

http://www.nytimes-se.com/


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