■キューバの最年少の政治家と出会う■ BBC News

22 December 2008 by Michael Voss

来年1月1日、キューバがフィデル・カストロの革命50周年を記念する

準備をするとき、政権を握る人々の大部分が半世紀前に彼と並んで戦った

のと同じ人々だ。

フィデルの弟、77歳のラウル・カストロがいまキューバの議長で、彼は

78歳のマチャド・ヴェンチュラをナンバー2に選ぶ。

だが、控えて待っているコミュニストの新しい世代がいる。

今年初めに国民会議または議会に選出された代表者の大多数が革命後に

生まれた。

最年少のリアエナ・ヘルナンデスはちょうど18歳だ。長い黒髪と愛嬌の

ある笑顔の小柄なこの若い女性は10代の初めから政治活動家だった。

前回の国民会議の会合のコーヒーブレーク中に私たちは会った。

「議会に若いキューバ人がいることが革命が続くのを示します。革命は私

たちの歴史上の何かというのではありません」と彼女は語った。ミズ・ヘ

ルナンデスは島の東部、グアンタナモ州の出身だ。

彼女の父親は軍にいて、グアンタナモ湾の論議を呼ぶ米海軍基地に接近す

る全員女性の部隊で彼女は国境警備として志願の兵役を終えたところだ。

キューバの主要な後援者、ソ連が崩壊したとき、ちょうど彼女は生まれた。

結果として起こったのが、特別な段階と呼ばれた飢餓と難儀の時だった。

合衆国はまた共産主義の崩壊を早めるだろうと信じる、通商禁止を強化し

た。

これがミズ・ヘルナンデスが育ったキューバである。

・赤ちゃんにキスする

「私は革命が生んだ子でした。資本主義を一度も知りません」と彼女は言

った。「私の早期の記憶は社会主義、特別な段階と米国の封鎖に関するも

のです。」

「私たちが欲しがるものすべてを家族として持つことができませんでし

た。何年も私は学校に同じ靴をはいていかなければならなかった、私たち

はただそれを修繕し続けなければなりませんでした。」

「でも、少なくとも私には無料のヘルスケアと教育がありました。そして

国家として誰もが、なんとかしのいで前進するために力を合わせるのをい

とわなかった。」

ミズ・ヘルナンデスが選挙区訪問で彼女を訪ねるように BBCを招いた。

グアンタナモのシエラクリスタル山脈の山麓の丘陵地帯に埋もれるよう

にしてある小さな田舎の共同体、マヌエルタメスを彼女は代表する。

馬やときたまのトラクターは別として、ほこりっぽい通りにほとんど往来

はない。

町の中心は巨大な煙突のある老朽化したサトウキビ圧縮機だ。ゆとりのあ

る看護婦とベッドを有する、最近修復したヘルスセンターもある。

だが、選挙区のニーズを解決することがキューバの代理人の第一の役割で

はない。

「私たちの最も重要な任務は国家の政治を人々に説明することなので、彼

らは何事なのかを理解します」と私たちが到着したとき彼女は説明した。

私たちを迎えるため市役所の外に20数人の選挙民が集まっていた。

すべての立派な政治家のように、ミズ・ヘルナンデスは、彼らのあいだを

気持ちよく動き、赤ちゃんにキスして、若者と老人とにジョークを言い、

おしゃべりする。

もっとましな道路と住宅が彼らの関心のなかにあるが、食べ物が一番の優

先事項であるようだ。

生産を後押しして、食糧の輸入を減らすため、入札で非生産的な国有地を

個人の農夫と協同組合に引き渡すことをラウル・カストロは始めている。

タメスの農夫たちは公的計画が上昇し始めるのを期待して待っている。

「今日は革命のそれとは異なる段階です。当時必要とされたことがいまは

それほど適切でないことがあります、なぜなら、事情が変わっているから

です」と彼女は言った。

「私たちの経済システムを改善し続けることが必要で、それが国が成功し

てきているところです。」

・ Perfeccionamento

政府の優先事項は、中国が行ってきているような自由市場への機会を開け

ることよりもむしろ、もっと効率よく国家管理体系の仕事をなんとかして

作ることなのだ。

システムを完成させる「 perfeccionamento」という言葉が役人によって

よく多用されるのをあなた方は耳にする。

また、どんな政治改革のきざしもない。野党は認められない。

国民議会は年2回開かれるだけ、数日の委員会開期はたった一日の開期に

よって後を継がれる。批判者たちはそれをゴム印議会と呼ぶ。次の開期は

12月27日に予定される。

候補者たちもまた、あらかじめ選ばれる。1月の選挙では議席と同じ数の

614人が立候補している。

立候補するのに共産党員である必要はないが、党員は助けになる。

とはいえ、ミズ・ヘルナンデスはこの体制がキューバをうまく推進してき

ていると信じる。

「キューバがたどらなければならない道は共産党だと歴史が私たちに教え

てきている。」

「他の国の体制をコピーする必要はありません。私たちは私たち独自の体

制に満足しています、そしてそれを完成させ続けるつもりです。」

▲ http://news.bbc.co.uk/go/pr/fr/-/2/hi/americas/7784234.stm


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