■シャンパンを冷やせ 起訴されるべきブッシュ6(シックス)■

Daily Beast 14 April 2009

byスコット・ホートン

スペインの検察官らが、グアンタナモで拷問を是認した罪でアルベルト・

ゴンザレスとブッシュ政権の高官5人に対して刑事告発を求めようとす

る。

グアンタナモで拘束された5人のスペイン国民の拷問での役割で、スペイ

ンの検察官らは、米国の元司法長官アルベルト・ゴンザレスと5人の同僚

の高官を標的にする犯罪調査を休まずどんどん続けると決めてきている。

調査に近い幾つかの信頼できる筋がデイリー・ビースト紙に語っている。

マドリードのスペイン中央刑事裁判所、 Audencia Nacionalの前で、火曜

日、彼らの決定が発表されるものと思われる。だが、彼らが異なる判事を

差し向けようと努めるとの問題点で、決定は人権団体との関係を持ち出す

ようだ。

ワシントンとマドリードのどちらも、見たところ切迫した犯罪調査に好転

する両国関係のじゃまをさせておくわけにはいかない決心らしい。

6人の被告、ゴンザレスのほかに、連邦控訴院判事で元司法長官補佐のジ

ェイ・バイビー、カリフォルニア大学法律学教授で元司法長官副補佐のジ

ョン・ヨー、元国防総省顧問で目下シェブロンの弁護士ウイリアム・J・

ハイネス二世、チェイニー副大統領の元参謀長のデイヴィッド・アディン

トン、そしてダグラス・J・フェイス元国防次官らは、「対テロ戦争」に

おける米国の拘留で拘束される囚人の拷問と虐待に正式許可を出してき

た罪で訴えられる。先のグアンタナモで拘留される5人のスペイン人に対

するテロ事件に影響を与える裁判前の切迫する訴訟手続きの情況におい

て問題が起こる。当初は人権弁護士グループが、6人のアメリカ人弁護士

に対する告訴の可能性を顧みるよう法廷に求める原告の最初の申し立て

を正式に提出した。調査官判事バルタザール・ガルゾン・リアルは苦情を

受理し、スペインの検察官に彼らが事件を受理してどんどん仕事を続ける

かどうか見解について問い合わせた。「提供された証拠は、より包括的な

調査を正当化するのに十分以上のものだった」と検察当局に関連する弁護

士のひとりは述べた。

だが検察官らは、チリの元独裁者アウグスト・ピノチェットに対する訴訟

事件や他の際だって世間の注目を浴びる事件の手腕のせいで国際的によ

く知られる人物、ガルゾンに脇へ寄るよう求めもした。先のグアンタナモ

に拘束される5人のスペイン人をテロリズムで告発するための奮闘を彼

が主宰したので、そもそもこの訴訟事件はガルゾンに関係した。スペイン

の検察官らは、グアンタナモでの5人のスペイン人のかなりの拷問に準拠

するアメリカの元当局者らに対する訴訟事件と、まさにその同じスペイン

人に対する告発の両方を扱うのに、同じ判事では「扱いにくい」と考慮し

た。検察当局に近い筋は、ガルゾン判事のいわば個人的な大浮かれとして

不正確にみなされてきていた、米メディアにおける若干の訴訟事件に対す

る反応について心配があったことにも注目した。検察当局は代わりに、訴

訟事件をイスマイル・モレノ判事に移すようガルゾンに求めるつもりだ。

モレノ判事は目下、間違って判断された身元の結果として約1年半のあい

だ様々な CIAの秘密情報作戦現場で逮捕され拘留されたドイツ人の青果

物商人カリド・エル・マスリの強奪との関連で安全な隠れ場としての CIA

の施設使用を包囲する誘拐罪の調査を扱っている。移動の決定は第一にガ

ルゾン判事に任されることになり、彼が迅速に裁定するものと期待される。

もし彼が要請を拒否すれば、訴えられるかもしれない。

ガルゾン判事の名は今日、Gurtel 問題の指揮のためほどにはゴンザレスの

拷問に絡む訴訟事件のためにスペインのヘッドラインをとらえない。マド

リードとヴァレンシアの保守党 Partido Popularを率いる大物らが今、ワ

イロを使って公共事業の契約を認めた容疑で調査中にあるか告発を受け

ている。ガルゾンはまた、北アフリカのスペイン領の飛び地で活動するア

ルカイーダの正体を割り出して根絶するための最近の大奮闘はもちろん、

バスクのテロ集団を標的にする何百という調査に責任を負う、国家の反テ

ロを率いる判事でもある。

バラク・オバマ大統領とスペインのホセ・サパテロ首相との一連の会談を

じゃましないために、検察当局の決定の発表はイースターの祭日後まで持

ち越された。しかしながら、ウォールストリートジャーナル紙4月8日の

社説に含まれる主張に反して、意外にもオバマ国務省はその訴訟事件につ

いてスペイン政府としっかりと接触してきている。3月17日、告訴が起

こされた直後、問題について大使館スタッフのメンバーに事情をよく知ら

せるため、首席検察官ハビエル・ザラゴザがマドリードの米国大使館に招

かれた。会談に出席した人物は成り行きは「正確で形式的」と説明した。

スペインの検察当局は、訴訟がいかにして起こったか、アメリカ政府の元

当局者らに対して起こされた申し立ての本質など、訴訟事件の現状につい

てアメリカの外交官らに事情をよく知らせた。アメリカ人たちは「基本的

に情報を収集するためだけにそこにいた」と筋は述べた。どの時点でも、

これらの問題にアメリカが独自調査を引き受けることになるなら、調査を

中止するつもりだとスペインの検察当局はアメリカ人に助言した。なんで

あれそのような調査が係争中だったかどうか知ろうと彼らは迫った。これ

らの問い合わせはアメリカ側からの答を受けなかった。

訴訟事件の政治的情況についてスペイン当局は大いに気づいており、オバ

マ政権の控えめの反応を吟味してきている。スペインはイラクとアフガニ

スタン双方の軍の関与でブッシュ政権下の「対テロ戦争」を最初は支持し

た NATO同盟国だが、サパテロが首相になった後、ブッシュ政権との関係

が悪化して、イラクにいるスペインの分遣隊を撤退するためすばやく行動

した。2008年の米大統領選で共和党のジョン・マケインはスペイン人

を惑わしたコメントでスペインを敵対国家として言及した(どうもマケイ

ンはスペインをベネズエラ、サパテロをウゴ・チャベスと混同していたら

しい)。近年、アメリカとスペインはコソボでの部隊関与を撤退するとの

同様のスペインの決定でも論争した。しかしながら、サパテロとオバマは

2国間の長年の同盟関係を向上させることに高い優先権を与えてきてい

る。ブッシュ元大統領がサパテロによそよそしい態度を見せた首脳会議と

くっきり対照的な最近のヨーロッパの首脳会議の間に、オバマがサパテロ

のことを「私のよき友人」と3回言及した事実をスペインの新聞は歓迎し

た。

ワシントンとマドリードのどちらも、現行の金融危機とアフガニスタンで

の行動のため新形態を取らされる NATOの権限に対峙するため調整され

る経済政策に関しては特に、切迫した犯罪調査に両者が強く望む好転する

両国関係のじゃまをさせておくわけにいかない決心らしい。いま行われる

訴追事件のせいで、また難題となるだろう。アメリカの社説の反応は意見

が分かれる、暗黙のうちにスペインの検察当局によって起こされる問題の

調査をなぜオバマ政権は行っていないのかとある質問は辛辣だ。ブッシ

ュ・チームに忠実な出版物は、これらの事柄にキューバの5人のスペイン

人の拷問が伴うときでさえ、スペインの調査はアメリカの事柄に「でしゃ

ばる」と主張する。

彼らの政策に、アメリカの法廷とアメリカのメディアの綿密な調査から安

全な手段を与えることができた適法のブラックホールを造るため、ブッシ

ュ6(シックス)はくどくどと精を出した。ことによると、彼らは目的の

多くを達成したが、意図されたものでない法律の重大性が作動し始めてき

ている。アメリカの法廷と検察当局が司法権がないせいで問題に取り組ま

ないのなら、外国の法廷が喜んで介入するだけに思える。

▲スコット・ホートンは、数ある出版物の中で特にハーパーズマガジンと

American Lawyer誌に法律と国家安全保障の問題について書く、法律学

の教授である。

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■ライスが CIAの水責めを承認■BBC NEWS 23 April 2009

テロ容疑者の尋問に CIAが水責めを用いるのを、早くも2002年にコン

ドリーザ・ライスが承認したのを上院報告書が明らかにした。

国家安全保障顧問として、ライス氏がアルカイダ容疑者アブ・ズバイダの

苛酷な尋問を承諾したのを、上院情報委員会が見つけ出した。

ズバイダ容疑者と別の重要拘留者が266回水責めにさらされたのを、先

週発表されたメモが示す。

その手段が結果をもたらしたとディック・チェイニー元副大統領は言って

いる。

最新の詳細は米上院情報委員会によって呈示される CIAの尋問プログラ

ムの予定表の中で明かされた。

それは、ライス氏と他のブッシュ政権の高官らが、「水責めを含め、既存

のものに替わる尋問手法」について、2002年5月に初めて事情をよく

知らされたことを示す。

CIAは、2002年3月にパキスタンで逮捕されたアブ・ズバイダを尋問

するのにこの手段を使いたがったと記録される。

2002年7月、当時のジョージ・テネット CIA長官との会合でライス氏

はズバイダの「その提案される尋問を続行できる」、ただし司法省承認を

必要とすると助言したと、その報告書は述べる。

一年後、 CIAはライス氏、チェイニー氏、ジョン・アシュクロフト司法長

官を含める政府当局者らに水責めと他の手法の使用について事情をよく

知らせた。

当局者らは「 CIAのプログラムは適法で政権の方針を反映すると再び断言

した」と上院報告書は述べる。

先週、バラク・オバマ大統領の政権によって公表された CIAのメモは、ズ

バイダ容疑者が少なくとも83回、みずから認めた911立案者カリド・

シェイク・モハメドが183回水責めにあったのを明らかにした。

メモでは、一週間にわたる睡眠剥奪、裸の強要、苦しい姿勢の濫用を含め

る、他の尋問手法にも触れた。

ディック・チェイニー元副大統領は、その手法がもたらしたもの(利益)

を示すと彼が言った、追加文書の公表を要求してきている。

今週初めに、訴追することは司法長官次第(長官の責務)だと言って、オ

バマ大統領は CIAの苛酷な尋問手法に味方する当局者らを訴追する可能

性に結論を出さずにおいた。

メモが発表されたとき、ブッシュ政権の適法見解の故に働く CIAの全職員

が起訴に直面することはないと言った後、彼は人権団体や国連当局者らか

ら批判されていた。

http://news.bbc.co.uk/go/pr/fr/-/2/hi/americas/8013759.stm


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