■レイプ・オブ・ガザ■ネーション紙 02 June 2009
by Roane Carey

君の税金で払われたアメリカの学校が米国の同盟国によって爆撃され、完
全に破壊されたのを発見したら、君はどう感じる? まさに数カ月前、不
名誉でいまわしいイスラエルのキャストリード作戦の間にこれがあった。

コードピンク代表団の一部として、ボクは三日間ガザを見てまわってきた、
そしてガザのアメリカンインターナショナルスクールのコンクリートの
瓦礫とねじれた鉄筋はまさしく、この短い旅でボクたちが見てきたぞっと
するほど反感を起こさせる多くのイメージのひとつだ。12学年のパレス
チナ人の子どもたちにアメリカの進歩的な価値観を教えた学校は、1月、
米国が与えたイスラエルのF16戦闘機によって爆撃された。イスラエル
は、証拠を与えずに、ハマスの戦闘員らが学校からロケット弾を発射して
いたと主張した。現在、数百人の子どもたちは彼らが心から愛した学校を
失ったばかりではない。彼らは、とりわけ学校の創立者と教師によって意
図されたものでないのを確信するアメリカの価値観で、非常に異なる授業
を受けてきていた。

ガザの人びとはイスラエルの急襲から莫大に損害を受けた。
それは1400人を殺害し5000人を負傷させたのみならず、何千もの
個人の家に加えて、モスク、学校、病院、大学、工場、他の業務施設を破
壊またはひどく損害を与えた。ベイトラヒアのカマル・アドワン病院で医
者をするマルワン・サルタン医師は、その病院自体損傷を受けていたガザ
シティのアルシファ病院に患者全員を送らねばならないほど彼の病院が
損傷を受けたとボクに話した。ベイトラヒアのひとつの学校への爆撃が、
約40人の子を殺し100人を負傷させたとサルタンはボクに伝えた。
いまでも悪夢にうなされる死と切断の状況を彼は見た。数千人がガザ地区
の至るところのテント場所で暮らしており、再建や復旧のどんな見込みも
停止してきている封鎖によって、ガザの全人口がこの日まで苦労してなん
とかやってきている。

あやまつことなきよう:イスラエルとエジプトによってじかに強制されて
も、ワシントンの超大国のパトロンによってたくらまれる封鎖は、150
万の全住民に対する連続的な戦争行為で、集団懲罰と人道に対する犯罪の
形をとるものだ。ガザに来ることを公式にコードピンクに要請した、国連
パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の運用局長ジョン・ギングは、
援助の数十億ドルがイスラエルの大虐殺の結果として約束されてきてい
るが、これまでのところ1セントも届いていないとボクら代表団に語った。
ボクら代表団が、抑圧された永い苦難の住民との連帯での最初の具体的な
アクションだと彼は言った。甚大な被害をもたらす唖然とさせる戦闘から
4カ月、包囲は続くと彼は付け加えた。「最初に検分する必要があるのは、
検問所を開けることと、少数によって引き起こされる政治的失敗と安全保
障問題のための集団懲罰の終焉だ。」それは生きるか死ぬかの問題、「そ
して私たちは時間を使い尽くしている... ガザの人びとは助けと正義と
法適用の原則を求めている。」と彼は言った。

このツアーのアレンジですばらしい働きをしてきたと言い添えてもいい、
オーガナイザーのコードピンクは、オバマが中東歴訪でガザを訪問するこ
とによって、みずから包囲を破るようしきりと促している。もちろん、こ
れはありそうもないが、少なくとも彼には封鎖の終わりを要求することは
できた。もしアメリカ人が圧力をかければ、彼がそうする可能性はありそ
うだ。読者諸君、君の出番だ。

▲ ネーション紙の編集長Roane Careyは、「The New Intifada」と
「The Other Israel: Voices of Refusal and Dissent (拒否と異議の声)
の編集者。


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