■戦争と占領から好ましくない部分を削除する■
CSM 05 September 2009
死んだ海兵隊員の写真がペンタゴンから非難を招く
by Matthew Shaer

アフガニスタン南部ヘルマンド州の戦いで負傷したアメリカ海兵隊
員の写真を公表するAP通信社の決定を、ロバート・ゲイツ司法長官
が非難してきている。海兵隊員、マリーン州ニューポートランドの
ジョシュア・M・バーナード兵長は、8月14日、タリバンの待ち
伏せにあいロケット推進型手榴弾の一撃を食らった。彼は後に傷の
せいで死亡した。

APの写真で、バーナードが砂地の斜面に左側を下に倒れているのが
示される。写真は不明瞭だが、バーナードは出血していると思われ
る。「アフガニスタンの海兵隊員の死」と題されるキャプションが
Dahanehの村と場所を確認する。撮影者は他にもこの投稿のトップ
にある写真を撮影したジュリー・ジャコブソンだ。バーナードはこ
の後、近くの野戦病院の手術台で死んだとAPは伝える。

「AP通信社のジャーナリストは毎日、世界のできごとを詳細に報道
する。アフガニスタンは例外ではない」と声明でニュース通信社の
写真撮影部長サンティアゴ・リオンは言った。「あそこの戦争の現
実を示すことがジャーナリストの義務だと私たちは感じる、しかし
ながら時にそれは不愉快で残忍だ。」待ち伏せについての顛末でAP
は、「2001年アメリカ主導のアフガニスタン侵略以降、最も破
壊的な年の最も破壊的な月」の中でバーナードの死は起こったと伝
えた。

APによると、バーナードの両親は写真は公表しないようにと、2度
要求していた。

・付随的な結果

「バーナード兵長の死が彼の家族にもたらしている苦痛と受難を私
は想像できない」とゲイツ長官はAPの社長で最高経営責任者のトー
マス・カーリーに宛てた手紙に書いた。「しかもなお、さらなる苦
悩をもたらすと十分よくわかる家族の願いを、なぜあなたの組織は
意図的に無視するのか私にはわからない。多数のアメリカの新聞の
一面にこの傷害を受け一撃を食らった子どもの写真を掲載するとの
選択における同情と常識のなさに愕然とする。ここでの問題は法律
や方針や憲法上の権利ではない、判断と常識的配慮である。」

米国最大の退役軍人協会のリーダーもまた、APの決定を批判してき
ている。ロイターが報じる。

「この写真を公表することでAP通信社によって示される同情と常
識的配慮のなさに愕然としている」と全米アメリカ在郷軍人のクラ
レンス・E・ヒル司令官、引退した海軍大佐は言った。「ジョシュア・
バーナード兵長は国のため命を捧げたヒーローだ。彼の家族はもっ
ともなことだが感情を害された。」

写真のキャプション:
2009年8月14日金曜に撮影されたこの写真で、ジョシュア・
バーナード兵長はアフガニスタンのヘルマンド州Dahaneh村でタ
リバンに対する銃撃戦の最中ロケット推進型手榴弾が命中した後に
仲間の海兵隊員らによって介抱される。バーナードはヘリコプター
でキャンプ・レザーネック(海兵隊員の俗語)に輸送された、そこ
で彼はこの傷がもとで死亡した。
(AP Photo/Julie Jacobson)

クリスチャンサイエンスモニター紙 04 September 2009
http://features.csmonitor.com/politics/2009/09/04/ap-photo-of-dying-marine-draws-fire-from-pentagon/


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