■占領に祝いはない■
テルアビブに注目させるトロント映画祭の決定に抗議する手紙に
アーティストと作家ら1500人が署名する
デモクラシーナウ! 14 September 2009

アーティストと作家のグループが、テルアビブの都市に注目させる
映画祭の決定に抗議する手紙に署名した後、トロント国際映画祭で
の抗議がセンターステージで行われています。TIFF(トロント国際
映画祭)のスポットライトは、ガザ地区襲撃と進行中のパレスチナ
領土占領の結果としてそのグローバルなイメージを改善するための
イスラエルの企てに基づいた行動だと活動家たちは言います。
「トロント宣言:占領に祝いなし」という手紙に、ジェーン・フォ
ンダ、ヴィゴ・モーテンセン、ダニー・グローバー、ハリー・ベラ
フォンテらを含める1500人以上が署名してきています。私たち
は、手紙の草稿に助力したジャーナリストで作家のナオミ・クライ
ンと話をします。

今日の番組のゲスト:「ショックドクトリン(2008)」、「ノー・
ロゴ(ブランドなんか、いらない:2001)」の著者でジャーナリス
トのナオミ・クライン。彼女はトロント国際映画祭での抗議「占領
に祝いはない」を実行するのを助けました。

エイミー・グッドマン:世界のトップの映画イベントのひとつとし
てトロント国際映画祭は有名です。ですが先週開幕して以降、イス
ラエルとパレスチナ間の争いに関して抗議がセンターステージを襲
ってきています。問題となっているのは開会のプログラム「都市か
ら都市まで」の招待客をテルアビブからのイスラエル映画で接待す
るという映画祭の決定です。パレスチナ人活動家たちは、TIFFのス
ポットライトはガザ地区襲撃と進行中のパレスチナ領土の占領の結
果として、そのグローバルなイメージを改善するためのイスラエル
の企てに基づいた行動だと言います。

映画祭の数週間前、アーティストと作家のグループがテルアビブに
スポットライトをあてるのに反対する抗議文を草稿しました。抗議
文は「トロント宣言:占領に祝いなし」と命名されます。部分的に
引用すると、「故意か否か、TIFFはイスラエルのプロパガンダ機関
に共謀するようになってきている... 私たちは個々のイスラエル人
映画作家に抗議はしない... 私たちはイスラエル映画がTIFFで歓
迎されないことをどのようにも示すものでない。しかしながら、特
にガザに対する今年の残忍な強襲の結果としてアパルトヘイト政権
に代わってプロパガンダのキャンペーンを華々しく催すことで私た
ちはこのような重要な国際映画祭の利用に反対するものである」、
引用終わり。

宣言は、俳優のジェーン・フォンダ、ヴィゴ・モーテンセン、ダニ
ー・グローバー、ミュージシャンのデイヴィッド・バーン、ハリー・
ベラフォンテを含める1500人以上の署名人の注意を引いてきて
います。でもそれは反ユダヤ主義との痛烈な批判と言いがかりに遭
遇してきています。イスラエル政府の支援者らは、イスラエル映画
と映画祭そのもの全部を彼らがボイコットしたがるというのを含め、
虚偽の非難どっさりでトロント宣言のメンバーを非難してきていま
す。

さて、ジャーナリストのナオミ・クラインはトロント宣言の原文の
著者のひとりでした。今、彼女が私たち消防署スタジオの仲間に加
わります。
ナオミ、衝突全体と、どうやってかかわったか、そしてこの宣言と
は何かをきちんと説明してください。

ナオミ・クライン:エイミー、まったくその通り、そして私を呼び
戻してくれたことに感謝します。ひとつ小さな訂正をさせて欲しい
の、手紙はイスラエルをアパルトヘイト国家とは呼びません。ジミ
ー・カーター、デズモンド・ツツのように、これは多くの一目を置
かれる人々がアパルトヘイト状態として説明してきている国家であ
ると手紙は表現します。それで引き合いに出して引用します。

そして私はそれが重要な区別だと考えます、なぜならこの手紙の中
で私たちが引きだそうと尽くすのが、これが論争の的となっている
決定だということだからです。そして署名をしてくれている人たち
は、まさに宣言が呼びかけること、42年占領が継続すること、こ
れが祝賀のときだとは考えないと断言しています。しかも今年は、
1月にガザに投下された爆弾とミサイルで始まり、その多くが子ど
もの、推定1400人の死を導いた年です。それらの犯罪の説明責
任はありませんでした。一目置かれる南アのリチャード・ゴールド
ストーン判事が主導する最低レベルの国連実情調査団との協力さえ、
イスラエルは拒否し続けます。

つまり、私たちは非常に明確です。これは、トロント国際映画祭に
イスラエル映画があるかどうかに従事していません。毎年あります。
もちろん、あって然るべきです。イスラエル映画は歓迎されます。
もし映画がすばらしいなら栄誉を獲得すべきです。今年のトロント
国際映画祭では映画ではなくてテルアビブという都市に栄誉が与え
られているのです。テルアビブの市長がトロントで宴を張って祝わ
れます、というのもイスラエルの観光事業促進にこれが実際ために
なるものとしてみなされるからです。従って、テルアビブの都市に
この栄誉とこの特権を正式に授与するとの決定で、これは実際アー
トの領域からそれていて、政治的駆け引きと産業の領域に入ってい
ます。そのため、人々がそれの反対に取りかかりました。そして着
手したのは私たちではありませんでした。今年の映画祭でイスラエ
ル国家にこの特別の地位、この栄誉のステイタスを正式に授与する
のを拒絶したパレスチナ人たちでした。

エイミー・グッドマン:なぜトロント国際映画祭がテルアビブを祝
っているか説明してください。

ナオミ・クライン:これは非常に論議の的となる質問です。映画祭
の共同理事のキャメロン・ベイリーは、政治的介入はなかった、完
全に彼の決断だと言いますし、私たちは彼の言う通りを信じます。
彼は映画界で非常に一目を置かれています。でも故意か否か、この
決定は、ガザ攻撃の前を除外しても、ガザの戦争犯罪の申し立てと
占領から注意をそらすために実際に武器として文化を使うイスラエ
ルの外務省によって始められた非常に押しの強いキャンペーンの期
待に添うものだと、私たちは意見を述べています。

そして興味深いのは、イスラエルのイメージチェンジをはかる、「イ
スラエル・ブランド」と称されるものを試験的に市場導入するのに、
トロントが選ばれてきていることです。そしてこれはトロントが実
は一種の戦いの場だったからです。トロントには非常に強力なパレ
スチナ人社会と連帯コミュニティがあります。また非常に大きくて
活動的なユダヤ人社会もあります。そしてトロントは戦闘地帯でし
た。だから現にカナダには世界のどの国よりイスラエル外交官がい
ます。というのも、比較的人口が少ないにもかかわらず米国を算入
するからで、イスラエル政府がカナダを非常に重要な戦いの場とし
て、非常に重要な実験場としてみなすからです。ということで、ト
ロントはこのイスラエルのイメージチェンジをはかるキャンペーン
のいわば試運転に選ばれてきています。

そしてこれは私たちの想像ではありません。それは表に出ない内密
の陰謀ではありません。私たちはこれについてニューヨークタイム
ズ紙やロイター通信の報道で読んできています。一例を挙げてみま
しょう。ガザ攻撃から数カ月後、記憶にあるように、これは実際に
イスラエルに関して世界のオピニオンの点からターニングポイント
でした。ロンドンでは通りにイスラエルの行動を非難する推定10
万人がいました。世論調査は支持の急降下を示していました。会談
を超えた戦略があるはずだと言って、アパルトヘイト時代に南アに
対して使ってきた戦術のような戦術を使うことについてますます多
くの人々が語り始めました。それゆえに、このような関係において
イスラエルの外務省高官が言ったことで、これはニューヨークタイ
ムズ紙に引用されました、「私たちは有名な小説家と作家を海外に
送り、劇団を公演するつもりだ。私たちがまったく戦争の関係にお
いて思い起こされないために、このようにイスラエルのもっとここ
ちよい顔を見せるのだ。」

それゆえに、これが多くの文化の祭典で長々と繰り返されてきてい
ます。桁外れに重要なブックフェスティバルであるパリ・ブックフ
ェアには、2−3年前の60周年でイスラエルに集める特別の世間
の注目がありました。トリノ・ブックフェアにもありました。でも、
これは、抗議はありましたが、いまトロントで起こっているよりは
るかに静かでした、それはガザのためだと私は言いたいです。私た
ちが抗議を行うのがいまだからです、ガザ攻撃の年のため、イスラ
エルの戦争犯罪の継続する免責のため、人々は一線を画して断って
います、これは祝うべき時ではないと言っています。

エイミー・グッドマン:「人間の条件の複雑さと矛盾を探ることか
ら、映画は本質的にグローバルな顛末を語ることに関係している。
会話を黙らせ、政治的優先課題のためついには映画祭をハイジャッ
クするどんな試みも、芸術的な声を黙らせる役に立つだけだ。」と
言った映画監督、アイヴァン・ライトマンに応酬してください。

ナオミ・クライン:実のところ、私はその声明に同意します、でも
それをやったのは私たちではありません。映画祭を政治的に扱うこ
とに私たちは反対しました。私たちは誰も黙らせようとしていませ
ん、ただイスラエルにこの特別の地位を正式に授与するとの映画祭
の決定に反対を表明しているだけです。

実は、私たちがイメージチェンジをはかるこの戦略全体を調査した
ときのこと。サンフランシスコに拠点を置くものすごい反占領組織、
Jewish Voices for Peace(jvp.org)が、実際に人々に調べろとせ
っつく私たちのキャンペーンについて広められているウソ全部の事
実照合、このすばらしい文書を作ってくれました。でも彼らは、こ
のイメージチェンジをはかるキャンペーンとそのゴールについて話
す文書があると話します。そして本当のゴールは正常性の叙述部分
(物語)を作り出すことだと言って、イスラエルのトップのPR官僚
に言及します、それの引用は「イスラエルを取り巻く正常の物語」
です。従って、イスラエルのガザでの行動や入植地拡大を批判でき
るほんの小さな区画は持てても、イスラエル社会の他の部分すべて
のことになると私たちは何もないかのごとくふるまはなければなり
ません。もちろん、私たちは映画祭やブックフェスでテルアビブを
祝うことになるなどして、イスラエルの観光事業を促進することに
なります。
いよいよTIFFに何があったのかーーTIFFは映画祭ですーー

エイミー・グッドマン:トロント国際映画祭ですーー

ナオミ・クライン:何年も長い間の今年にテルアビブの街を祝うこ
とが正常だというのを彼らが確かめたということです。そしてパレ
スチナ人によって指揮される人々がそれに反対したとき、彼らは意
見を一変して、「あなた方は映画祭を政治的に扱っている」と言い
ました、というのも彼らはこの決定について異常なものは何もない
と実際に確かめてきているからです。そしてもしこれが他の国だっ
たら、これが事実上、争いで味方するのに等しい政治的決定だった
のが明らかであったであろうと私たちは言っています。

ひとつ例を挙げるために、ハーアレツ紙がこのプログラムを説明し
たように、このスポットライトに独りのパレスチナ人監督がいない
ように、独りのタミール人監督でなしに、圧倒的にシンハラ族が優
位を占めたスリランカ政府の全面的賛同を有するコロンボの都市に
今年トロント国際映画祭が映画のスポットライトをあてることにし
たと想像してください。いまトロントには莫大な人口、莫大なタミ
ール人住民数があって非常に活発です。彼らは外で抗議をしようと
してきています、というのもスリランカ政府が当然に戦争犯罪の非
難の状態にある年にそれがいわゆる世間を沈静させる手段、ごまか
し策と考えられてしまうからです。

ある理由のせいで、イスラエルは例外であることが認められていま
す、そしてイスラエルを選抜したかどで私たちは非難されます。し
かし、私たちが何をしているか、事実は、そしてハワード・ジン、
ハリー・ベラフォンテ、イヴ・エンスラーのように私たちの手紙に
署名してきている人々を見るとき、彼らは人権基準を一律に適用す
ることにその生涯を捧げてきている人たちです。彼らはイスラエル
を選抜していません。彼らが言っているのは、イスラエルはもちろ
ん、他のすべての国に依頼する同じ基準を適用することを迫ること
です。そして私たちが戦争犯罪の非難の状態にある他の国を祝わな
いように、私たちはイスラエルを祝うことが政治問題に掛かり合わ
ないノンポリだなんて信じません。

そしてこれを検閲に関する論争に変質させる、この無理強いがあり
ます、それは誤解だとは思いません、私はそれは戦略だと思います、
なぜなら誰もが検閲を嫌うからです。世界のシネマを誰もが祝いた
い等々。誰もTIFFのボイコットを要求していません。どの映画も、
誰も黙らせようとしていません。でも会話を頓挫させて検閲のバト
ルに変質させるような試みは、はるかに簡単です、そしてあなたが
まさに読む引用文、それがそうです、非常に故意にやろうとしてい
ます。

エイミー・グッドマン:さて、あなたはこれらの引用文をお持ちで
す。トロント宣言の署名人のひとり、ヴィゴ・モーテンセン、彼は、
「アーティストにしろ、イスラエルか他のどこからの映画にしろ、
ボイコットあるいは検閲を声明は助長していない。その非難で声明
を攻撃してきている人たちは単に誤った情報を広めているに過ぎず、
不幸にして、進行中の上出来の考慮中の問題から気を散らすこと、
法律上の国境の内外のイスラエル政府の違法で非人道的な行為のご
まかし策を続けている。」と言います。

それから受賞経験のある映画監督ロバート・ラントス、彼は、「西
岸あるいはゴラン高原をどうこう言っているのではない、最初の一
地域の住民が1887年に建設したイスラエルの核心、最大の人口
中心地のことを言っている、仮にそこが係争地域として...クライン
さんや理論だけの楽な(ナチの)突撃隊員らは、まったくユダヤ国
家の絶滅ざたをやかましく要求している。彼らは事実上(イラン大
統領)アフマディネジャドの偏狭な第五列(進撃を助ける者)だ。」

ナオミ・クライン:ええ、愉しい一週間だったと言わなくてはなり
ません。つまりカナダの映画とメディアで最もパワフルな男性がそ
れを言います。そしてそれはいずれの水準でも並外れたウソです。
あの声明にはあまりにもウソが多いという意味です。

私たちがテルアビブを選抜していない理由は、映画祭がテルアビブ
を選抜したからで、あたかもこれが政治に無関心の決定であるかの
ようにふるまっています。あなたがプログラムを読むとき、テルア
ビブはイスラエルの経済と文化の中心地とあり、占領に一度も触れ
ません、現に一度もパレスチナ人を話に出しません。カフェで埋ま
る街の、まあ軽快で愉しげ、うわついて軽い内容といってよい討論。
そして映画監督のひとりとのインタヴューがあり、テルアビブは毎
日昼も夜も争いについて考えたくないとき行ける場所だなんて言い
ます。国防省はテルアビブに位置します。ガザの爆撃中、テルアビ
ブに非常に近い空軍から戦闘機が出発しました。そして人々が抗議
しました、なんとかパイロットに達して「あなた方がこれからする
のは、戦争犯罪を犯すことです」と、彼らに伝えようとして空軍基
地でイスラエルの平和活動家らが抗議しました。イスラエルからテ
ルアビブを切り離すことはできません。スポットライトに反対する
ことで、私たちがテルアビブの存在に反対しているという考え、そ
れは彼が言っていることですが、大きく脇へそらすことです。

そしてそれは非常に非常に嘆かわしい不幸な結果を招きます、なぜ
なら、あなたが言ったようにジェーン・フォンダのような人々が手
紙に署名してきています、そして彼らに向けられた最も悪辣な中傷
キャンペーンが始められてきています。先週、TMZやPerez Hilton
のようなゴシップサイトの一団に、文字通りジェーン・フォンダが
イスラエル国家の絶滅を要求すると伝える、ひどくばかばかしいヘ
ッドラインがありました。彼女は全生涯かけて2国家解決を支援し
てきている人なのです。そしてもう一度、これも誤解ではありませ
ん。これはイスラエルについてずばずばものを言う勇気があり、こ
の正常の物語を拒絶する勇気のあるすべての人の評判を悪くするこ
とに関係しています。そして真実はまったく重要ではないようです。

エイミー・グッドマン:ナオミ、イスラエルのガザ攻撃の余波に立
ち会うため今年夏の初めにあなたはガザに行きました。イスラエル
の人権団体B’Tselemの常務理事ジェシカ・モンテルのコメントを再
生したかったのです。先週、グループはガザ襲撃による犠牲者に関
する報告書を発表しました。パレスチナ人の犠牲者の半数以上が一
般市民でそれには240人の子どもが含まれるとのパレスチナの調
査結果をその報告書が裏書きします。

「 ジェシカ・モンテル:イスラエル軍が報告してきているものと
B'Tselemの調査が明らかにしてきているものとの食い違いには、ま
ったく当惑させられています。最も露骨であくどい例は、子どもを
16歳以下とみなしてイスラエル軍は16歳以下の89人のパレス
チナの子どもがオペレーション・キャストリードで殺されたと主張
してきています。B'Tselemは家族を訪ね、16歳以下の240人の
パレスチナの子どもが殺されたことで、死亡診断書、証言、他の家
族からの情報を得ました。 」

エイミー・グッドマン:これがイスラエルの人権団体B'Tselemのジ
ェシカ・モンテルです。ナオミ、あなたは最近ガザから戻りました、
ハーパーズマガジンのユダヤ人、黒人、「ポスト人種」大統領の地
位に関するあなたの特集記事にいく前に、そのガザ体験について尋
ねたいと思います。

ナオミ・クライン:そうですね、多くの面で私にはこれがトロント
国際映画祭を取り巻くこの混乱全体にかかわりを持った理由です、
というのも私がガザにいたとき、人々が彼らのことを忘れていると
ガザっ子たちが感じたという事実、それに一撃を食らったからです。

そして私に持続するあることを私は教えられました。私はパレスチ
ナ人権センターを仕事の対象としていました。彼らは私を連れてま
わりました、そしてNGO指導者、女性の権利指導者たちのグループ
との討論がありました。そして言われたことのひとつは、実は攻撃
の間には今の戦争の余波よりも希望があったということでした、そ
れは私には見えない予期せぬことでした。つまりどうしてそんなこ
とが言えるのか?爆弾とミサイルが落ちていると同時に子どもたち
が殺されていたときが、今より希望があったなんてことをどうして
言えるのか?

そして答は、ガザっ子たちがTVをつけたとき、どんな戦争でも人々
は彼らに入手できるどんな種類の情報も得ようとしてTVをじっと
見ることができます、あるいはラジオに耳を傾けることができます、
そして彼らが伝え聞いていた大虐殺に加えて、怒った世界の報告も
また聞こえました。彼らは、これは防衛意識過剰の戦争だったとイ
スラエルの行為をまさに拒絶して不買運動する、ロンドンの、世界
中の都市の、あの抗議者たちについて伝え聞いていました。彼らは
私の街トロントで総領事館を占拠する女性たちの報告を聞きました。
ユダヤ人女性たちがこれをやって持ちこたえました、それはすごい
行動でした。

また、ガザで話しかけた人々によって教えられたことは、このおそ
ろしい攻撃を生き延びることができたならきっとこれがターニング
ポイントになるとの感触があり、人々が占領のむごさ、手におえな
い無法さを見届けてきた、そしてたとえばガザ包囲が解かれなけれ
ばならない新時代の要求があるはずだとの感触があった。

さあ、6カ月後、8カ月後、そしてガザの違法な包囲は継続しまし
た。途中に正義、当然の報いはありませんでした。ガザは、私には
かなりの犯罪現場のように感じましたが、警察が顔を見せていなか
ったため勝手にいじくられていました。そして、そのような残忍な
行為、そのようなむきだしの残忍性の不法行為が、結局どんな種類
の正義にも至らなかった。それが本当に、私が一撃を食らったこと
です。

それゆえ、私が暮らす街トロントに戻ったとき、私たちの第一位の
文化イベント、トロント国際映画祭でイスラエル国家のための大パ
ーティをやるつもりであることを発見しました。これが私にすぐこ
れの抗議にかかわりを持たせました、アフマデネジャドの第五列と
呼ばれるのを享受するのでなく、現に楽しくなんかありません、B’
Tselemからちょうど聞かされたこのおそろしい犯罪が忘れられて
しまった、正義はなかったとの、ガザのそれは多くの人々からの感
覚に立ち会って、私はいわば道義的責任を感じます。

そして、政府が怠るとき、国際社会が怠るとき、国連が正義をもた
らすのに失敗するとき、人々が介入してその空白を満たさなければ
なりません。そして過去にそれが起こり、また起こります。そして
これは、ネタニヤフと話すことをオバマの義務にさせたまま、それ
がうまく解決するのを期待するのでなくて、イスラエル国家に他の
種類の圧力を加えるための試みに対してなぜこのような信じられな
い恐れと反動があるのか、だと思います。人々はハイレベルの良心
に訴える道義的勧告の失敗を経験しています。

そしてただ話し合う他にも、オバマがネタニヤフにたぶん入植地を
さらに建設すべきでないと示唆してネタニヤフが彼を無視し始める
他にも、外交の蓄積には他の道具があるのです。軍事援助に何十億
ドルとあります。国々に表される敬意のすべてと結びつきのすべて
があります、そしてそれらのすべてがイスラエルとなるとアンタッ
チャブル、完全に批判できないとして扱われます。そして増大して
いる国際的運動は、実はそれらはアンタッチャブルではないと言い
ます。国際法を甘受するのを拒絶する他のどの国に関しても、私た
ちにそれを使う権利があるように、イスラエルに関して、私たちは
このテコのすべてを使う必要があります。


♯お知らせ♯

きままなブログを始めました。よりのんきでよりビジュアルな内容に

なっています。こちらもごひいきに。

http://tequilamama.blogspot.com/