■ガザを核攻撃:気が狂った世界■Veterans Today
27 October 2009 by Jeff Gates

イスラエルの官僚たちが心配するのは正しい。ガザっ子もまたそう
だ。アメリカ人はさらにいっそう心配するべきだ。
イスラエルの「正当性」が続かなくなる。

むろん、その正当性が受けるに足ると仮定して。その問題もまた過
去60年の一貫したイスラエルの行為に照らし、いま疑いを差しは
さまれる。新興の問題はこれだ。イスラエル民族国家の現状の承認
はいつどうやって取り下げられるのか? 当座の間、テルアビブは
どうふるまうつもりか?

うわさでは、イスラエルのリーバーマン外相はトルコのエルドアン
首相に「イスラエルはガザに対して核兵器を使用する場合がある」
と伝えたらしいが、そのとき彼は(ユダヤ人の英雄的愛国心の象徴
となったイスラエル死海南西岸の城塞跡)マサダの一番を明かして
いたのかもしれない。イスラエルの脅威は世界最大の野外刑務所に
在住する150万のガザっ子ではない。イスラエルの脅威は60年
前に400以上の村の民族浄化で始める、パレスチナ人に加えられ
る虐待で、急速に高まる世界的憤慨だ。

1948年以降に、この過激派の飛び地がそのようなピーアールの
軍事攻勢を開始したのではない。キリスト教徒のシオニスト(国家
統一のためユダヤ人のパレスチナ復帰を目指すユダヤ民族運動信奉
者で建国後はイスラエル国支持運動信奉者)のハリー・トルーマン
大統領は、彼らがただちにそうなった、その地域に連続的な危機を
引き起こすことになっている領土拡張主義の予定表を持つ人種差別
主義の神権政治国家にならないとの保証を懇願したとき、ユダヤ人
シオニストのロビイストを信頼した。リーバーマンの警告によって
またも再確認されるように、植民地時代のシオニストによって追い
求められる冷酷な全世界におよぶ予定表は、世界平和にとって唯一
最大の脅威なのだ。テルアビブがなおも別の戦闘を引き起こすため
舞台裏でこっそり動くとき、これらユダヤの民族主義者の、残る主
たる味方として、アメリカに対する危険度は日増しに高まる。この
からみあった同盟は、スーパーパワー同盟国並びに第一位の武器供
給国をついに危険にさらすことになる怨恨を引き起こす運命だった。

911の大量殺人で罪を認めた首謀者のカレド・シェイク・モハメ
ッドは、あの攻撃の動機は「アメリカ人...パレスチナの人々に逆ら
うイスラエルを支援することでアメリカが関与しているひどく不快
な事態(残虐行為)とアラブ政府を堕落させアラブのイスラム教徒
のいっそうの搾取に導く、アメリカの自己の利益に奉仕する外交政
策」に焦点を合わせることだったと認めた。

「この交戦状態の飛び地は、中東全体にユダヤの軍隊と経済的覇権
を確立するということだと、61年前、統合参謀本部はトルーマン
に警告した。以来イスラエルは悪名高くなってきているので、二枚
舌を使う不誠実に精通しているペンタゴンの上官らはこのプログラ
ムの全段階が等しくユダヤ人指導者らの狂信的な概念のための付き
物だと警告した。」

・核武装する狂信者ども

年を増すごとに、犠牲者として成功する方法でテルアビブはおとり
工作員のハンドブックに新たな章を付け加える。イスラエルの戦略
の成功は、第三世代の由来や地位格下げや断続的な窮乏を我慢する
占領地に居住するにつれて、ガザっ子を最大限急進的にして、怒ら
せることに直結する。

このように広く深く徹底的な計画が、2008年クリスマスとバラ
ク・オバマの就任式との間のイスラエルの残虐な「自衛」強襲の先
にある。オバマは就任のあいさつで28日間ずっと継続する攻撃に
ついてなにも言わなかった。あの黙殺は、南アフリカの法律学者リ
チャード・ゴールドストーンが多数のイスラエルの戦争犯罪と人道
に反する犯罪の証拠を説明する報告書を発表した後のいまも続く。

国連スピーチで、初の黒人大統領がこの人種差別的飛び地のアパル
トヘイト政策の暗黙の承認として慣例語句「ユダヤ人国家」を使っ
たとき、アメリカ大統領はことばの上の贈り物をテルアビブに与え
た。

トルーマンでさえそこまでいかなかった。だが、当時の彼の政権は
すっかりシオニストと親イスラエルの職員でそろうほどではなかっ
た。その三分の一が女性と子どもの1400人のパレスチナ人の殺
害に加え、イスラエルは水道設備と下水ゴミ処理工場はもちろん、
農地、工場、学校を含むガザのインフラを破壊した。「沈黙を破る」
こと、例外なく自由で公正と評価された2006年の選挙で政権を
握ったハマスを支援するせいで、ガザの人びとに焼きを入れること
を意味するきわめて残忍な政策を説明したイスラエル防衛隊の30
名の隊員による本人の証言で、ゴールドストーン報告書の事実がさ
らに確かめられた。

イスラエルの極端主義がイスラム教徒を立腹させ、イスラム国家(国
民)を急進的にし続けるとき、イスラエルの保護者および擁護者と
してアメリカは怒りの矢面に立つ。

一般に知られているテルアビブの占領当局の協力者とワシントンの
武器提供者であるほかは、テルアビブが「誰とも話し合わない」こ
とを、組織的な暗殺計画が保証する。

その間、先住のアラブ人がイスラエルの検問所によって取り囲まれ
た孤立したスラム群島に住むことがハッピーでないかぎり、イスラ
エルの入植地のゆるぎない拡大はパレスチナ国家を不可能にした。
わかりきったことを言うだけのアメリカは、とがむべきだとほのめ
かす。

さらに、隣国人は境界が固定され占領地の分割が認められる前もそ
れを「ユダヤ国家」として認めるとテルアビブが強く主張するほど
いっそう、イスラエルの極端主義は衰えずに続く。60年のノンス
トップの虚偽ごまかしの後、アラブ国家はさらにこの「状態」をな
だめることを当然ながら渋っている。

ユダヤ人狂信者のふるまいによって危険にさらされるアメリカ人に
は、教訓は不愉快でも不可避だ。私たちはこれに機会を与えた。私
たちのとぎれない譲歩によって、バラク・オバマは、イスラエルの
連続的な挑発にもうひとつ狂暴な反応をもたらしている。ゴールド
ストーン報告書を承認しそこなったことで、私たちの総司令官は米
軍を危険にさらしている。

イスラエルは法律の上にあるとほのめかすことで、彼はテルアビブ
を大胆にするだけだ。イスラエルの行いは「ユダヤ国家」の価値と
矛盾がないとほのめかすことで、彼はより広い一般のユダヤ人社会
を危険にさらす。この中には、1948年5月トルーマンがジョー
ジ・C・マーシャル国務長官の戦略的反対を却下して、民族国家の
承認を拡大することでこの狂信的行為をできるようにしたとき、こ
の極端主義の行状を予期した穏健なユダヤ人が含まれる。

数は少なくとも野心は大きいこの極端主義者の飛び地は、虚偽ごま
かし経由で戦争を行わざるをえない。大イスラエルの戦略に向けて
イラク侵略に導くため、米軍を誘導することで、同盟国だと言われ
ている中から最も陰険な虚偽ごまかしが導かれた。

連続的な危機を維持することができるイスラエルの戦略がなければ、
長いことウソをつかれた一般大衆は、最新の戦争に私たちを導き、
現在次の戦争を引き起こそうと努める、内密に取り決められた情報
機関からの共通の情報源に気づくはずだ。平凡な判断にこの二枚舌
がどう進行するかアメリカ人が気づくとき、一体誰がなぜと、自分
で確かめることになる。

その知識が、テルアビブが最も恐れる脅威だ。事実が知られるよう
になるとき、イスラエルの合法性はもはや問題ではなくなる。問題
は、これら極端主義者から軍隊を取り除く最良の方法と、この進行
中の反逆罪を可能にするこれら議員に説明責任を適用させる方法だ
けになるだろう。

▲Jeff Gates:
ジェフ・ゲイツはヴェトナム戦争の退役軍人で広く賞賛される作家、
弁護士、投資銀行家、教育者、そして世界中におよぶ政府・企業・
組合リーダーの顧問、世界中におよぶ政策立案者の顧問であり、米
上院財政委員会の元弁護士だ。
最新本「Guilt by Association: How Deception and Self-Deceit
Took America to War」を含める、多数の記事と本の作家でもある。
前の本には「 Democracy at Risk: Rescuing Main Street From
Wall Street」と「The Ownership Solution: Toward a Shared
Capitalism for the 21st Century」が含まれる。


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