■ モサドが殺したことを英国は知っていた?■
MI6は秘密情報を教えられたとイスラエル諜報機関が主張する
by Mail Foreign Service 19 February 2010 Daily Mail

*MI5と外務省は秘密情報を教えられたと諜報員は主張する
*事件の「真相をきわめる」とデイヴィッド・ミリバンド内相は誓約
する
*身分証明書の窃盗を取り調べるとゴードン・ブラウン首相は約束す

*モサドの長官の逮捕をドバイ警察署長は要求する
*ハマスはイスラエルへの報復を誓う

イスラエルのスパイがニセの英国人パスポートを使う「海外活動」
を実行するつもりでいたのをMI6は警告されたと昨夜、主張された。
ハマスのテロリストのボスがドバイで暗殺される何時間も前に英国
外務省にも伝えられたとイスラエルの諜報機関モサドのメンバーが
言ったのだ。

ターゲットが誰か、あるいは殺し屋分隊がどこで活動中かを、その
内報は伝えなかった。

だが、UKパスポートの悪用について政府には事前知識があったとの
確かな情報筋からの主張は、彼らがいつ何を知ったかについて、す
っかり白状するよう大臣らに求めるのを強くするはずだ。

枕で窒息死させられる前、マフムード・アル・マブーフが先月、パ
レスチナ人の二重スパイによってどのようにワナに誘い出されたか
に関して、さらなる詳細がわかってくるという事実に至った。

殺し屋どもは彼の死をまるで事故のように見せようとした。

モサドのスパイに会い、信頼できる情報提供の実績を持つ、英国の
治安当局筋はデイリーメールに、「これはイスラエル諜報機関につ
かえるメンバー」だと語った。

「工作の前に、非常に非常に簡単に英国政府は何が起ころうとして
いたか教えられたと彼は言う。英国の関与はなく、彼らは標的の名
前を知らなかった。だが、これらの人たちがUKのパスポートで移動
していることを彼らは教えられた。」

内報は英国のパスポートを使用する許可を要請するものではなく、
だいなしになるかもしれない事態を国家保安機関に知らせようとの
好意ある「優遇措置の判断」だったと治安当局筋は言った。

英国当局には彼らに生ぬるい処罰をする必要があるのをイスラエル
諜報機関の上官らは理解したとモサドの男は言って、「英国政府は
形式的にやっているとみなされなければならない」と付け加えた。

今週初めにドバイ当局が暗殺について公開する直前まで、UKが事件
に関して何も知らなかったとの外務省の断言にイスラエルの主張は
矛盾する。

しかしながらパスポート使用について、英国の大臣らが先月ドバイ
によって警告されていてもよさそうだと、湾岸国の当局者らは主張
してきている。

MI6がモサドから内報を受け取っていても、特にそれがあいまいだ
ったなら、ミリバンド外相に渡されていたかは確かではない。

諜報機関は大臣らに警告する前に、むしろ待つのを選んだかもしれ
ない。だが、通常の法手続を踏まない殺人に、当局が気づかぬふり
をしたとのいかなる示唆も、テロ戦争におけるUKのかかわり合いで
公式の審問の要求を強めることになるだろう。

テロリスト容疑者の拷問で英国のスパイたちが共謀してきていると
すでに裁判官らが判断を下してきている。

それはまたアル・マブーフの殺害に英国が「共謀」したとの、ある
アラブの国々の嫌疑を活気づけもする。

外務省のスポークスマンは昨夜、パスポートについて英国が事前に
知っていたとの主張を「正しくない」と強調した。

彼はこう言った。「ドバイでの警察による記者会見の数時間前に私
たちは英国のパスポートの詳細を受け取った。私たちは翌日、パス
ポートの信憑性についてドバイ当局に返答することができた。」

そして今日、マブーフの殺害についてわかったのは詳細がメディア
の報道に出たときにとどまると政府のスポークスウーマンは迫った。

コピーとして作成された英国のパスポートがかかわったと教えられ
たのはわずかに湾岸国の当局が情報を公開した直前だったと外務省
は主張したのだ。

「英国のパスポートの誤用についても含め、それが起こる前にドバ
イの殺人について知っていたとのどのような思いつきもまったくの
虚偽」だとスポークスウーマンは言った。

「ドバイ当局の記者会見の数時間前、2月15日に彼らが英国のパ
スポートの役割について私たちに教えました。私たちは使われたパ
スポートが偽造だったことを翌日彼らに伝えました。」

「容疑者の身元が明らかになる直前まで大使館には接触がなかった
のをドバイ警察の長官も明らかにしてきています。」

英国の情報筋は20年以上ものあいだモサドの男をよく知ってきて
おり、長年の打合せの一環として彼らは会ったと、デイリーメール
に語った。

英国・イスラエルの情報関係は、「誰も知らなかったとき、非常に
うまくゆるゆる進んでいて、その後にすべてが公になった」と彼は
言った。

2国家間の情報共有が傷つけられるかもしれないとの示唆をイスラ
エルのスパイは拒絶した。

UKのイスラム教徒コミュニティ内にモサドは幾人かの情報源をう
まくさばいていたと彼は言い、「その情報の流れを危うくする可能
性はまったくない」と付け加えた。

イスラエル大使が外務省に招かれて重大組織犯罪局による偽造パス
ポートの取り調べで全面的に協力するよう求められた後、「内報」
の暴露が出てきた。

彼は全面協力すると約束しなかったと頓挫した外交官らは言った。

政府の上級官僚はデイリーメールに語った。「私たちはイスラエル
に全面協力を求めた。私たちはきびしい問題を尋ねた。」

「イスラエル大使は多くを言わなかった」と当局者は付け加えた。

外務省を出たとき、リラックスしたイスラエル大使は、伝えるどの
ような「追加情報」もあったのを否定した。

デイヴィッド・ミリバンド外務大臣はID文書の悪用に「けしからぬ」
と汚名を着せて、テルアビブの全面協力を要求した。

ハマス幹部を殺すための陰謀のさらなる詳細が公開されたとき、騒
ぎが出てきた。ガザのハマスで一緒に働いていた2人の男によって
アル・マブーフはドバイの会合におびき出されたと情報筋は言う。

彼は2人がハマスの痛恨の敵である穏健派ファタハに寝返っていた
のを、そして密かにイスラエルと共に働いていたのを、十分に理解
しなかった。2人のパレスチナ人はドバイで拘留中である。

ドバイ警察法医学局の局長は昨日、アル・マブーフの死因の事実認
定は、彼がこれまで手がけた最も困難な検死だったことを明らかに
した。

殺し屋どもが彼の死体をベッドに置いて、彼がまるで眠っている間
に死んだように見せるため犯罪を隠したと英国仕込みのファウジ・
ベノムラン医師は言った。

だが、彼と彼のチームは、彼の死が「まず十中八九が枕で、息が詰
まることによる窒息死」によるものと確定した。


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