■テニアン島が普天間操業のホスト役をつとめようとがんばる■
Stars and Stripes 21 April 2010 by David Allen

日本のオキナワと本土の地域社会が海兵隊普天間飛行場の移設受け
入れを認めないのに、小さなテニアン島を代表する議員らがそこを
議論の的となる基地の新たな受け入れ先にする運動をしている。
サイパン・トリビューン紙によると、米国と日本の当局者らを勢い
づかせるため、北マリアナ諸島の連邦上院が16日金曜、オキナワ
のアメリカ海兵隊航空部隊の移設先としてテニアンを最良の場所と
みなすことを全会一致で認めた。

15の島からなる北マリアナ諸島連邦(CNMI:1986年以降米国
の自治領)の最も小さな島のひとつ、テニアンの三分の二はすでに
国防省によって賃貸される。マンハッタンと同じ大きさの島は第二
次世界大戦の間ずっと、日本を爆撃するB29爆撃機が飛び立つ主要
地点だった。

米国と日本は宜野湾の市街地の中心にある普天間を閉鎖することで
1996年合意に達したが、基地をもっと田舎の場所に移転させる
幾つかの計画が地元の強い反対のため断念された。

オキナワの北東の海域を埋め立てて辺野古半島に新たな滑走路を建
設する2006年の協定、この最後の計画に取って代わる選択肢を
日本の新しい中道左派政府は待ち設けているが、基地の代替用地は
なかなか見つけられないでいる。

しかしながら、北マリアナ諸島の全住民にとって海兵隊は、もしか
すると経済の恵みとなるかもしれない。

トリビューン紙によると、上院に法案を提出した北マリアナ諸島連
邦の上院議員ジュード・フォフシュネイダーは、「テニアンにとっ
てこれにはドルと日本の円の注入が伴う」と言った。「移転となれ
ば、早くも2014年には、私たちはぽつりぽつりと動きを見せる
金を見届けているはずだ。」

この考えは、日本の社民党(昨年9月与党になった3党連立政権の
少数派政党)によって推進されている。テニアンは海兵隊司令部の
あるグアムからわずか80マイル北にある。28平方マイルの島に
は約3500人の居住者がいる。

一方、オキナワから125マイル北の島、徳之島の居住者1万50
00人以上が、日曜日、海兵隊航空部隊がその島に移転するどのよ
うな動きにも反対する大会に出た。

鳩山首相は考えられるどのような代替用地もおおやけに明らかにし
てきていないが、匿名の政府筋を引用して日本のメディアは、人口
2万6000の徳之島が有望な候補地のひとつだと報じている。

「軍事基地は私たちの美しい自然と地域社会のハーモニーを破壊し
てしまう」と、決議文が群衆の声の合意によって通過した。

これまた匿名の情報筋を引用する日本のメディア報道によると、普
天間の代替として徳之島のいかなる斟酌も、米国はにべもなく拒絶
してきている。

http://www.stripes.com/m/article.asp?section=104&article=69453
△スター・アンド・ストライプス紙は米軍の準機関紙


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