■ 世論調査:アメリカ人の49%が小型船団の死者の責任は
パレスチナ支持の活動家にあると責める■

イスラエル高級紙ハーアレツ 8 June 2010

アメリカ人のわずか19%が、先週ガザをめざす支援船 Mavi
Marmaraに乗船した衝突の責任がイスラエルにあると考える。

新しい全米電話実地調査Rasmussenリポートによると、おそらく
アメリカの有権者の半数ちかく、49%のアメリカ人はイスラエル
国防軍がガザ行きの支援船団を急襲したとき生じた死者の責任がパ
レスチナ支持の活動家にあったと考える。

イスラエルに責任があるとしたのが19%。残り32%がなんとも
言えないと答えた。

質問された人々の51%が、事件についてインターナショナルな調
査をイスラエルは認めるべきだと答えた。25%はインターナショ
ナルな調査の概念を拒否し、残り24%は決心がつかなかった。

概して言えば、ほとんどの国がイスラエルに批判的すぎるというの
に、アメリカの有権者の49%が同意した。21%は国々の批判が
十分ではないと答え、17%はどちらとも答えなかった。

イスラエルは、アメリカ人の大多数がすすんで軍事的に防衛しよう
とするのをいとわないピカイチの5カ国のうちのひとつ。

70%の有権者が、少なくとも多少きっちりと、ガザ小型船団に関
するニュース報道を聴いて理解してきていると答えた。28%は、
ともかく、きちんと理解してきていない。

有権者の73%が、今後10年でイスラエルとパレスチナの間で永
続する和平合意に達することはありそうもないと考える。

32%がイスラエルを味方と敵のどこか中間あたりに置くのに加え
て、58%がイスラエルをアメリカの同盟国とみなし、2%が敵と
みなす。

比較して、ちょうど30%が国連を合衆国の味方とみなす。16%
が国連をアメリカの敵とみなし、49%がどこか中間あたりに置く。

実地調査は1000人のおそらくアメリカの有権者とのインタヴュ
ーをベースに行われており、プラスマイナス3%のエラーマージン
があった。

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◇89歳の名物記者が引退、イスラエルめぐる発言で非難集中

ワシントン:メディア大手の米ハースト・コーポレーションは7日、
長年ホワイトハウスを取材してきた名物記者ヘレン・トーマス氏
(89)の即日引退を発表した。

トーマス氏はJ・F・ケネディ大統領が選出された1960年から
ホワイトハウスを取材してきた最長老記者で、最近ではハーストと
契約して系列の新聞向けにコラムを執筆していた。しかし先週、取
材に答えて「(イスラエルは)パレスチナから出て行け」と述べた
発言が動画共有サイトのユーチューブに掲載され、批判を浴びてい
た。

トーマス氏は4日には自身のウェブサイトでこの発言について謝罪
した。しかしその後も批判は収まらず、ハーストに対してトーマス
氏を辞めさせるべきだとの圧力が高まっていた。

引退発表に先立ち、ギブズ大統領報道官も7日午前、「あの発言は
不快であり、非難されてしかるべきだ」と批判。ホワイトハウス記
者会も非難声明を発表していた。

問題にされた発言は、トーマス氏が情報サイトのラビライブ・ドッ
ト・コムのインタビューで述べたもので、イスラエルのユダヤ人は
どこへ行けばいいのかと質問されたトーマス氏は「ポーランドでも
ドイツでもアメリカでも、どこへでも帰ればいい」と発言。これが
反ユダヤ的とみなされた。

(CNN 2010年6月8日)

◇ 金曜、ヘレン・トーマスは彼女のウェブサイトの投稿で、彼女の
コメントについて謝罪した。「コメントは、あらゆる側が相互の尊
敬と寛容の必要性を認識するときにだけ中東に平和が来るという、
私の心からの信念(heart-felt belief)を反映していません。その日
が近いうちに来るのを祈ります」と彼女は書いた。
だが謝罪は十分ではなかった。

(CNN.com 7 June 2010)

◇ これらの人びとは占領されているのよ、そしてドイツやポーラン
ドではなくて、彼らの土地(国土)だというのを忘れないようにし

ヘレン・トーマス

(BBC News 7 June 2010)


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