■ オバマ時代の意見の相違■アルジャジーラ 05 October 2010
by シンディ・シーハン

オバマの大統領職に強く期待した平和活動家たちは、結局どぎつい
FBIの手入れ(急襲)と威嚇という現実に直面します。

近ごろ、FBI(連邦捜査局)は、当地アメリカの少なくとも8人の反
戦・社会正義の活動家の自宅を急襲しました。

たまたま私は自分自身が目立つ反戦活動家でしたので、私は「小さ
な害」なのね、私は急襲されなかったし、たぶんもっとどぎつくや
るべきだったと、冗談を言っていました。ますます強まる警察国家
の今回、たとえ退却の合図に市民的自由の権利と言って、私たちに
気楽にしようと努める衝動があるとしても、活動家がこれらの急襲
から生じる多少の本格的罪状に直面する可能性があるのは全く冗談
ではありません。

もっと些細な規模で私自身このいやがらせを感じてきていますし、
財源と時間と残酷を制限されていない、かなり費用がかかり時間を
消費してうざったいことがある警察国家に対して自衛することを私
は経験しています。

たとえどうFBIが映画やテレビや書物で作り話をされてきていると
しても、威圧的なネオファシストの警察国家を押しつける実施者に
成り下がった政府機関には何も高潔など存在しません。

例えば一例で、9月24日朝早くにミネアポリスのミック・ケリー
の自宅で彼の相棒が臆面もなくドアののぞき穴からFBIの令状を見
せてくださいと頼んだとき、ドアが何度も強打され部屋の向こう側
にたたきつけられました。ジェシカ・サンディンの家では彼女が階
下に出ると、相棒と子供が動揺する間に7人の捜査官が彼女の家を
くまなく捜すのに出くわします。

これらの急襲にはここアメリカの意見の相違にとって恐ろしい含み
があります。

まず第一に、これらのアメリカ市民は、2008年共和党全国大会
の間にミネアポリス・セントポールでのアメリカ警察国家によって
手荒に鎮圧された反戦集会を組織した昔からの献身的な反戦活動家
でした。ミネアポリスの活動家たちは正直なので、彼らはすでに、
もし民主党が2012年にそこで全国大会を開催するなら、同様に
するつもりであると発表してきています。

それは反ブッシュの一事だったと私は観察してきましたが、オバマ
世代の反戦は多数の住民によって大目に見られていません。手入れ
について理解しているように思えるほんの住民はすでに風潮にのる
私どもです。いわゆる運動も、法人メディアによるものも、この最
新の暴行を通じてどでかい抗議はありません。

もしもジョージ・ブッシュがまだ大統領であったなら、あるいはこ
れがマケイン・ペイリン体制の下で起きたなら、抗議のために幾万
もの人が街頭に出ただろうと私は言います。これは警察国家の圧迫
のエスカレーションがオバマにかこつけて今まさにそれだけ一段と
危うい理由のひとつです、彼はまさにこのような政策に頑として反
対であるはずの人間からフリーパスをもらいます。

次に、手入れが根本的に賛美されてない名もない活動家ではなくて
風潮にのって非常に活発な活動家にふりかかったという理由で、こ
の調整された早朝の家宅侵入は、ますます精を出している私どもを
脅迫してぎょっとさせるためにもくろまれたものであると私は信じ
ます。オバマ政権は私どもがだまるか潜るかして、その悲惨な失敗
を指摘することや明らかな犯罪を強調することで政権に恥ずかしい
思いをさせるのをやめることに限るのを好むようです。

とにかく、この国が(ほとんど民主党の圧政下で)一層はるかに財
政破綻や環境崩壊やどえらい利益を求めて永久の戦争に下落してい
る、都合がわるい事実をなんとか指摘しようとやってみている活動
家を民主党員がどんなふうに悪魔のようにしているかに注目しまし
ょう。

この警察国家の司令官、バラクとジョーは、あら探しをすることで
蛮勇のある人たちは「眠って」とにかく「改善して」もらう必要が
あると言っています。ホワイトハウスのロバート・ギブズ報道官は
最近、"常習的な左派"に属する私たちが、たとえ体制特有のドラッ
グ、オバマ・プロパガンダ・レスポンスチームというHopiumにど
っぷりではなくても、「ドーピングテスト(薬物検査)」をしても
らう必要があると述べました。

たとえ国家安全保障の苦難に釘付けにされてきている彼らのだれか
が南米をめぐって行動主義を起こすように見えても、行動主義の大
部分は反戦とパレスチナ人の権利支持です。どんなアラブ人もイス
ラム教徒も、支えとなることは、たとえどう情け深いだの勇敢であ
るとしても、911後のアメリカでは非常に危険な活動です。

キューバ、グアンタナモ湾の捕虜の法律の範囲を越えた拘留を申し
立てる弁護士をスパイするため、たとえ令状なき盗聴を用いていて
も、国家安全保障局( NSA)は公表しなくてもよいと最高裁は判決を
下しました(Wilner v. National Security Agency)。理由によっ
て令状を手に入れることと弁護依頼人の基本的な市民権はアメリカ
の司法制度の重要な原則でした。けれども、ネオファシスト最高裁
は法律の土台を蝕んでいます、"行動主義"の判事とはまさにこのこ
とです!

ここ合衆国で攻撃目標にされてきているのは活動家ばかりではあり
ません、オバマは不吉に、彼が国家安全保障の"脅威"と見なすだれ
でもの判事、陪審、死刑執行人を自分で公言してきています。これ
らは圧政者のふるまいですし、政府のために完全な透明性を約束し
た人がもとで、あなたの権利と法の支配に対してのもう一つの襲撃
です。

大統領の処刑プログラムのもとに、オバマの最初の犠牲者は現在イ
エメンにいるアメリカ生まれのイスラム教徒、Anwar al-Awlakiで
あるのを私たちは学んできています。al-Awlakiのいわゆる執行の凶
状の証拠を示すことなしに、法廷での公判なしにオバマはAwlakiに
向かって彼の暗殺部隊をはなってきています。これを読んでる人で、
このプログラムが合衆国の国境内の即決の処刑にすぐに受け継がれ
るのを信じない、または心配しない人はだれかいますか?

Al-Awlakiの父は、裁判や行政の活動における法の適正手続きのため
に憲法上保証された権利を手に入れるまで息子の死刑執行を猶予す
る動議を連邦裁判所に提出してきています。けれども、オバマの司
法省はそうすると架空の、食い物にされる、はかない国家の安全を
"蝕む"ことになると述べて、力を貸すのを拒絶してきています。

オバマがブッシュのようにふるまうとき、ただしステロイドで、彼
はなぜ他の国民がわが国をそれほど憎むのか彼はたっぷり証明しま
す。ほかの国々の人間は少しもアメリカ人ほど思慮のない盲人では
ありません。たとえオバマが、アメリカとイスラム教徒の世界の間
に理解を形成するについてぺちゃくちゃ話すためカイロに行ったと
しても、ことばよりも行動のほうが雄弁で、オバマの行動がしかば
ねと苦しみであふれていることを彼らは知っています。

言うまでもなく、当地アメリカの非道で言い訳の立たない異議鎮圧
は、さしあたっては1950年代のマッカーシー魔女狩りのレベル
に至ってきていません。

これら不正(権利侵害)に直面して、もっと私たちアメリカ人がだ
んまりを続ければ、なおさら彼らは思い立ってエスカレートし続け
ることでしょう。

意見を聞こえるようにしましょう

△ シンディ・シーハンは2004年4月4日イラクで殺害された
特技兵ケーシー・A・シーハンの母です。あれ以来ずっと、彼女は
平和と人権を求めて疲れを知らない活動家であり、5冊の本を出版
して彼女自身のインターネットラジオ番組<シンディ・シーハンの
ソープボックス(街頭演説)>を持ちます。彼女は過去にノーベル
平和賞候補に挙げられたことがあります。シンディは、カリフォル
ニア州オークランドに住んでおり、余暇に3人の孫(赤ちゃん)に
時間をかけるのが大好きです。


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