#イスラエルのネタニヤフ政権はどんな手を使ってでも現行のムバ
ラク体制を維持せよと言っている

#エジプトの略奪行為が潜入警官によるものなのを人権団体ヒュー
マンライツウォッチが確認する

#100万人デモの日、すべての電車の運行が止められた、デモに
参加しようとカイロに向かう人々のバスに当局の潜入工作員が攻撃
したとの情報

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■次のストロングマン(独裁者)、スレイマン■

◇新任の副大統領はCIAの特別引渡し計画に関与

大規模な街頭抗議に応じてムバラク大統領は一新した内閣で宣誓し、
シャフィク元空軍司令官を首相にまたオマル・スレイマンを30年
間空席だった副大統領の職に指名してきている。スレイマンはエジ
プトの諜報機関の前長官。彼にはワシントンに対して密接なきずな
があり、米国の特別引渡し計画で重要な役割りを演じた。
(引用元:デモクラシーナウ!31 January 2011)

◇ オマル・スレイマン(74歳)は、エジプトの重要な同盟国や援
助提供国アメリカ合衆国との関係にとって不可欠と見られる問題、
パレスチナ・イスラエル和平プロセスを含めて、非常に重要な政策
の分野でずっと周到な役回りを引き受けてきている。
国営TVはスレイマンが副大統領としてただちに宣誓していること
を明らかにした。
「彼はムバラクにそっくり、変わりはない」と、任命からつかの間、
数千人が抗議していた内務省の外で抗議者がロイターに語った。
(引用元:ロイター)
http://www.reuters.com/article/2011/01/29/egypt-vice-president-idUSLDE70S0FL20110129

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◇エジプトの情報機関は90年代半ばからアメリカの依頼で拷問の
海外委託を請け負ってきたが、スレイマン長官はその責任者だ。
9.11以降、CIAは世界中でアルカイダ容疑者を拉致してはエジ
プトやシリアに送り、拷問を請け負わせてきた。
スレイマンは少しでもアルカイダに関係している疑いのある人物な
ら誰にでも興味を持った。
スレイマンからじきじき拷問を受けた人物の証言によると、彼が命
じた拷問テクニックは高電圧の電気ショック、鼻の穴までの深さの
水責め、殴打、指を折る、金属製のフックにつるすなどから、つい
には見せしめのための囚人の殺人にまで至る。
(引用元:Crikey)
http://www.crikey.com.au/2009/05/07/essay-the-many-renditions-of-mamdouh-habib/

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◇ エジプトはアルジャジーラを黙らせようと企てる;
インターネットと携帯電話を遮断

ムバラク政権はまた体制の批評家を黙らせる取り組みを強化してき
ている。国の至るところインターネットと携帯電話の通信をつぶす
こととは別に、エジプト当局がアルジャジーラのエジプト営業所を
閉鎖して主要な衛星放送オペレータからニュース局を外した。アル
ジャジーラのジャーナリスト6人が今日もっと早くにカイロで逮捕
され、彼らの機材を没収された。
アルジャジーラのニュース製作責任者Mustafa Souag:「もちろん、
これは私たちジャーナリストに向かって少しばかり仕事をしづらく
させようとしている。つまり、エジプトの私たちの事務所の差押え
は、何が進んでいるかを知ることからエジプトの住民やその他の世
界を封ずるための手段としてアルジャジーラをなんとかして黙らせ
ようとのエジプト当局による一連の措置の最新のものだという結果
になる。」
(引用元:デモクラシーナウ!31 January 2011)

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◇抗議はヨルダン、イエメン、スーダンに及ぶ

エジプトの抗議はアラブ世界の至るところに反響があった。週末を
通じてデモ隊がヨルダン、イエメン、スーダンで街頭に繰り出した。
ヨルダンでは活動家がアンマンの首相執務室に迫ってデモをした。
(以上、引用元:デモクラシーナウ!31 January 2011 ヘッドライン)
http://www.democracynow.org/2011/1/31/headlines

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◇メイドインU.S.A.

エジプトの催涙ガス、戦車、ヘリコプター、ライフル、戦闘機は、
主に米国防省とアメリカの法人によって資金供給されて作られた。
この数十年を通じてアメリカ合衆国は10億ドル規模の軍事援助を
エジプトに提供してきている。ロッキード・マーチン、ボーイング、
ゼネラル・エレクトリックは戦車、ミサイル、エンジン、もっと多
くのものをムバラク政権に与えてきている。人気のある大規模な反
乱のあとにオバマ政権はスケジュールを検討中としてきているが米
国の対外援助はエジプトに流れ続ける。
(引用元:デモクラシーナウ!31 January 2011)
http://www.democracynow.org/2011/1/31/made_in_the_usa_tear_gas

◇アメリカはエジプトに対して毎年15〜20億ドルの財政支援を
行っている。2010年度の支援総額は15億5000万ドル。
内訳は2億5000万ドルが経済支援、13億ドルが軍事支援。
http://www.state.gov/f/releases/iab/fy2010/index.htm

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◇Wikileaks外電:米国の中東改善の後押しに懐疑的なムバラク

米国の圧力はムバラクによって懐疑的に見られるのをリークされた
外電が示す。ムバラクは賢明でない米国の中東改善の一押しが巨大
な間違いを引き起こしてきていると信じる。
(引用元:ロイター)
http://www.haaretz.com/news/international/wikileaks-cables-mubarak-skeptical-of-u-s-reform-push-1.339868

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◇エジプトの新任の副大統領の拷問経歴
拷問計画にとってのオマル・スレイマンと引渡し

ムバラク大統領は30年の統治を通じて初めて副大統領にオマル・
スレイマン諜報機関長官を指名してきている。スレイマンが最初に
発表されたとき、アルジャジーラのニュース解説者は「すぐれた」
人物で「評判のよい」人物と彼を評した。しかしながら、彼はとり
わけエジプトの拷問と米国の拷問のための引渡し計画の中で中心的
役割としてすぐれていたことが判明する。さらに主導権でも、とり
わけ彼らの拷問計画に賛成しての協力のせいで彼は米国政府によっ
て"重んじられる"。

ドーハを拠点に中東やもっと遠くまでに渡りニュースを取材するア
ルジャジーラの特派員クレイトン・スウイッシャーが、当時、編成
責任者としてスレイマンと肩を並べて写真撮影される2005年春
ワシントンDCで開かれた中東研究所主催の朝食会に主賓として招
かれたスレイマン将軍の実体をあばく話を聞かせてくれる。

■スレイマンの本命は西側同盟国を安心させる■

オマル・スレイマンはエジプトにとって、諜報機関の長官、ムバラ
ク大統領の陰の実力者、イスラエルとの秘密の関係や行く手にある
ムスリム同胞団その他何やかやとの防壁や保安部門すべてに対する
交渉役と盛りだくさんだ。

いま彼はエジプトの選ばれていない副大統領だ。

2005年春のワシントンDCに拠点を置く中東研究所での写真に
はエジプト駐米大使Nabil Fahmyとアメリカの元エジプト大使Ned
Walker、そして私と一緒に立っているスレイマン陸軍大将が写って
いる。 スレイマン将軍は朝食をとるイベントの主賓だった。

スレイマンはカメラをひどく嫌い、メディアを避けることに最善を
尽くす。けれどもワシントンのオピニオンメーカーの前に割り込む
ために、彼はその受け入れがたい苦しみを喜んで耐え忍んでいた、
そして地域の駆け引きの先頭に立っているとの演出を認める。

それは2006年1月のパレスチナ議会選挙をとにかく優先してい
た、そして中東政策の監視人はガザ地区で増すハマスの抵抗力に十
分気づいていた。エジプト大使は恐らくスレイマンのメッセージを
中心部の至る所に広めたかった。ガザ地区内部で強固なハマスによ
るエジプトの不安を誰でも心得ている。そして何であれ弾圧的な細
工を行使することで国境を渡ってムスリム同胞団として規定できる
だろうとのすばらしい思いつきが、エジプト諜報機関の最大の関心
事だ。

そこでのスレイマンの鈍感な言葉に私は思わずビスケットを落とす
こととなる。

政治駆け引きにおいて彼にはイスラム教の高度な見識がないと言う
ことでそれは事足りる、そして彼の保安部門にムスリム同胞団と彼
らの入江(ガザ)の分身を妨げるのを可能にさせるつもりだと西側
諸国の聴衆に長いこと語るのをいやがらない。

これはよいとして、スレイマンは9.11後の周囲の情況のなかで
演説していた、ポリシーメーカーとエジプトの専門バカという聴衆
の弱みに付け込んで煽ろうと試みていたかもしれない。

私としてはムバラク大統領のスレイマン起用はイスラエルとアメリ
カ議会の用心深い状態に確約の合図を送るやり方だ。だが暗黙の、
エジプトのイスラム教徒の政党のことはまったく考えないと、それ
は伝えてもいる。

エジプト政府を代表してファタハとハマスの間の特命全権公使の取
り組みにどんな立場でスレイマンが入ったか、読みたい人は誰でも
2005年から2007年の"パレスチナペーパーズ(これもアルジ
ャジーラの特報)"を調べることだ。

この期間からパレスチナ当局の安全保障会議録を読むことで、なぜ
ハマスがスレイマンを不誠実な仲介業者で真の調停に障害と見るか
私の考えではまったく疑念はない。もちろん、彼を仕向けることで
エジプトが意図したことはおそらくそれだろう。

(引用元:アルジャジーラ 29 January 2011)
http://blogs.aljazeera.net/middle-east/2011/01/29/suleiman-selection-reassures-western-allies


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