26日付日本経済新聞によると、経済産業省の原子力安全・保安院
は3号機の水たまりは「原子炉の中の水が何らかの原因で建屋に流
れた」との見方を示した。炉内の燃料が高温で傷むなどして出た放
射性物質が水を汚染し、壊れた配管や弁を通して漏出した可能性が
ある。水たまりがある場所での作業は中断している。
http://www.nikkei.com/news/latest/related-article/g=96958A9C93819691E0E7E2E2938DE0E7E2E1E0E2E3E39F9FEAE2E2E2

テレビ朝日によると、現在、1号機のタービン建屋地下の水につい
ては別容器にポンプでくみ上げる作業が始まったが作業は難航して
いる。また、第一原発放水口から法令が定める濃度限界の1250
倍の放射性ヨウ素が検出された。海洋の汚染拡大も懸念されるなか、
依然として深刻な状況が続いている。
なお、福島第一原発3号機で3人の作業員が被ばくした事故では、
タービン建屋地下に高濃度の放射性物質を含む水たまりがある危険
性を東電が把握していたことが26日わかった。東電は18日に1
号機タービン建屋地下1階で毎時200ミリシーベルトの放射線量
を検出、水たまりに高濃度の放射性物質が含まれる危険性を認識し
ていた。だが、3号機タービン建屋で被ばくした3人が24日午前
に作業を開始するまでに1号機に関するこの測定結果は作業員にま
ったく伝わっていなかった。もしこれが伝わっていれば、線量計の
警報が鳴ったのを誤作動と思って作業を続行することはなく、作業
員の被ばくは避けられた可能性がある。
http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/210326009.html

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◇日本は原子炉の核の破れ目を心配する
http://www.presstv.ir/detail/171556.html

■日本の首相:原子炉の状況は悪化する可能性もある■PressTV
25 March 2011

状況は悪化する可能性もあるとの首相の警告で、ハイレベルの放射
能が福島原子力発電所原子炉の中心核から漏れ出ているのではない
かと経済産業省の原子力安全保安院は疑う。

高濃度の放射線は170トンの放射性核燃料を保有する原子炉3号
機から漏れ出ているではないかと思われ、重大な核汚染の恐れを生
じさせる。

破れ目は、放置された分量の放射性汚染物質を周囲の地面にも空気
中にも漏れるにまかせる可能性があった。

そうした中で、20キロから30キロの避難半径に入る範囲は、放
射性物質がどれだけ広がるかに関しての計算に加えて、原子力発電
所の状況によって引き伸ばされることになると菅首相は述べた。

今述べたことは3人の作業員が正常値の1万倍の放射能が含まれる
水にさらされた翌日届く。

高濃度の放射性の水は1号機と2号機のタービン建屋でも検出され
てきている。原子力発電所施設の完全な閉鎖には少なくとも1カ月
以上かかると思われる。

テヘランに活動本拠を置くコラムニスト、Nader Mokhtariは、日本
の政府役人は国の惨事の程度に関して率直ではなかったと言う。

「福山には原子炉6基がある;私たちは4基をチェルノブイリだと
考えている。原子炉2基はすでにメルトダウン(炉心溶融)の状態
で2基はメルトダウンに急接近」と、Mokhtariは木曜Press TVとの
インタビューの中で言った。

住民は始めから惨事の大きさについて知らされているべきだったと
Mokhtariは言って、より適切に国民に知らせさえすれば国民は自分
の今後の段階を計画できるだろうと日本政府に求めた。

3月11日のマグニチュード8.9の地震は目下のところ1923
年の関東大震災以来、日本の最もひどい天災と見なされる。死者は
これまで1万人を超えたのが確認されており、さらに1万7000
人の身柄がいまだ行方不明のままである。

http://www.presstv.ir/detail/171599.html

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◇原発ジプシー:下請け協力会社の悲哀 福島原発

「なぜちゃんと安全を確認しない」「"死にに行け"と言うのと同じ
だ」。作業員3人が被ばくした福島第一原発3号機の復旧工事。原
発で働く下請け作業員からは東京電力のずさんな安全管理を批判す
る一方、「上から言われればやむを得ない」とあきらめる悲哀も口
にした。
「東電が"大丈夫"と言ったんだろう」
1号機で配管の下請け工事をしていた男性(37)は怒りを隠さな
い。高濃度の放射能に汚染された水が床に広がる作業現場。被ばく
した3人のうち、長靴をはいていない2人が、足に水がつかって、
被ばくした。
男性は元請け企業の担当者から「いずれ復旧工事があるから、準備
しておくように」と言われたが「こんなんじゃ、いくら金を積まれ
てもやりたくない」と憤る。
震災当時、5号機の原子炉建屋近くにいた男性作業員(62)は「ま
さか事前の現場チェックをしていなかったなんて」と驚く。
「マル特」と呼ばれ、放射線レベルが高い原子炉格納容器近くで作
業をすることもあったが、フィルター付きのマスク、防護服などを
必ず着用。「暑いし、大変だったが、それだけ東電は放射線管理を
しっかりやっていたはず」と言う。別の配管工事の男性(51)は
「未曽有の事故で情報が混乱したため、注意が足らなかったのでは
ないか」と推測する。
被ばくした3人のうち、1人は作業を請け負った関電工の下請け社
員。電力会社を頂点とする原発ピラミッドでは、さらに底辺にいる
下請けが危険な仕事を任されるとの見方は根強い。彼らは「原発ジ
プシー」と呼ばれ、定期検査ごとに全国各地の原発を渡り歩く。
その1人で、25年近く働いた男性(74)は「原子炉内のように
放射線量が多いところでは、線量計を外して仕事をした。上に"でき
ません"と言いたくないから」と話す。「危険な目には何度もあった
けれど、けががばれたら仕事が回らなくなる」とも。
「原発から仕事をもらって恩がある」と話すのは福島第一原発で塗
装業者として働く地元、福島県双葉町の男性(61)。「みんな覚
悟ができている。そうじゃないと生活できない」と、被ばくの不安
を打ち消すようにきっぱりと語った。

(引用元:東京新聞 2011年3月26日)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011032602000026.html

 

 


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