HIV ポジティブを公表してNBA を引退したマジック・ジョンソン
はすっかり病気から回復している。あるとき突然"エイズウイルスが
消えた"と報道され、以来、エイズ関連でニュースになることはなく
なった。当時、彼の治療法にエイズに免疫のある白人特有の幹細胞
移植の新聞記事はなく、まるでそれは「奇蹟!」として報じられた。

■ 免疫性遺伝子がベイエリアの男性のエイズを治す■
CBS サンフランシスコ 16 May 2011

HIV(ヒト免疫不全ウイルス)の免疫遺伝子らしいものを発見した
結果として、ベイエリアに住む45歳の男性は死に至る病のエイズ
(後天性免疫不全症候群)からまさに回復した最初の人間であるか
もしれない。

ティモシー・レイ・ブラウンは、さかのぼること1995年にHIV
陽性の試練になったが、現在、医師らが"機能的治療法"と考える何
ごとかで彼の肉体からHIVウイルスが完全に除去された経験をする
世界史上初の人類として科学雑誌に登場してきている。

さかのぼって2007年にブラウンはドイツ・ベルリンに住み、HIV
と白血病に対処していた、そのとき、そこの科学者らは仰天させる
ような成果があった骨髄幹細胞移植を彼に行った。

「移植を受けた日、私はHIVの薬を摂取するのをやめて、その後ど
んな薬物療法もやらなくてよくなっている」とブラウンは言った、
彼は医学界によって"ベルリン患者"と呼ばれてきている。

ブラウンの驚くほどの好転は、サンフランシスコ総合病院とカリフ
ォルニア大学サンフランシスコ医療センターの医師らによって引き
続きモニタリングされる。

「私はHIVが治った。私にはHIVがあったが、もうない」と彼は言
い、科学界の多くが慎重に固執している言葉を用いた。

ブラウンはHIVに対して免疫のあるドナー(提供者)から幹細胞を
もらったと科学者らは言った。実は、白色人種の約1%がHIVに対
して免疫がある。免疫遺伝子は大疫病にさかのぼるとかなりの研究
員がみなす。疫病を生きのびた人々が彼らの免疫を代々伝え、現在、
その後継者には免疫がある。

HIVウイルスの共同発見者で、世界で最も評判のよいエイズ研究家、
UCSF(University of California at San Francisco)のジェイ・リ
ーヴィー博士は、現在いっそう注目を増している"治療法研究"の現
場にこの症例が機会を与えると言った。

「どなたかからホワイト(白人特有の)細胞をもらいそれをうまく
処理できるなら、もはや感染させたり病気をうつす能力もない、も
はやHIVによる感染能力がないのに加えてそのホワイト細胞は個人
の免疫組織全体になる、人は本来機能しうる治療法を手に入れる」
と彼は説明した。

優に30年間その病気を研究してきているもう一人の先駆的エイズ
専門家、UCSFのPaul Volberding博士は、"ベルリン患者は魅惑的
な話であるが、一般化されてよいものではない”と警告した。

HIVをもっている多くの他者にブラウンのこの上なくすばらしい手
順が当てはまるとは限らないと両医師ともに強調した、幹細胞移植
を行う難しさと、適切なドナーを見つけ出す難しさという理由で。

「移植じたいが死を免れないという大変なリスクを導くために、人
は骨髄移植しに行きたがらない」とVolberdingは言う。

うまくいったブラウンの処置を含めて、科学者にもまだ多くの答え
のない問題があるとも、彼は説明した。

「彼の治療の一要素、しかも私たちはどれが彼の身体から明らかに
ウイルスを一掃させたか識別できない」と彼は意見を述べた。「確
かに、なかなかおもしろくなっている、思うに研究するのに実りの
ある領域だろう。」

Volberdingはこう続けた、「(くわばらくわばら)いやな目に遭い
ませんように、ブラウンは目下のところ幾年もウイルスのどんな再
発にも遭ってきていない、しかも私たちの経験において以前に起こ
ってきていない。」

その結果、数十年間そんなに多くがその言葉を避けたのちに、サン
フランシスコ・エイズ財団では、かなりの人が現在「治癒(回復)」
の言葉を用いている。

「幾年間も、"治癒"と言ってはいけないみたいに感じた。科学者、
臨床医、HIVをもつ人々が同じように感じた、それは決して実現さ
れることのない約束で、それに向かってたくさんのエネルギーを向
けるのは危ない」と、ジュディー・アウエルバッハ博士は言った。
「しかるに、物事は推移してきている。」

HIVと共に生きる人々の広範囲に及ぶ住民のため、カリフォルニア
再生医療協会は現在、彼の成功を繰り返すことを期待してブラウン
の症例に基づきベイエリアで幹細胞調査に資金助成をしている。

来年、臨床試験に取りかかるつもりだと協会は言った。

(Copyright 2011 by CBS San Francisco.)
http://sanfrancisco.cbslocal.com/2011/05/16/apparent-immunity-gene-cures-bay-area-man-of-aids/

 


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