パレスチナの涙 
大多数の人々が独立したパレスチナ国家を支持する

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パレスチナ自治政府のアッバス議長は23日、潘基文・国連事務総
長に国連加盟の申請書を手渡し、パレスチナを独立国家として承認
するよう要請した。

議長は国連総会で演説し、「良心のかけらがある者なら、国連への
正式加盟および独立国としての承認を拒否することはできないと確
信する」と語った。

(引用元:ロイター 2011年9月24日)
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-23331720110923

これに対しイスラエルは、より持続的な和平プロセスの道筋を描く
ための直接会談を行わずに国連加盟を求めるのは早計だと反発して
いる。

パレスチナの申請は国連安全保障理事会で採決に付される見通しだ
が、常任理事国の米国が拒否権の行使を明言していることから今回
の申請は単なる象徴的ジェスチャーと見られている。しかし第66
回国連総会でアッバス議長が演説中に申請書を掲げると、聴衆から
歓声が上がった。

議長は、中東の改革に向け「パレスチナの春」がアラブの春に加わ
る時が来たと述べ、「パレスチナの人々は、世界の他の人々と同様
にごく普通の生活を営む権利を行使したいと切に願っている」と付
け加えた。

また中東和平カルテット(米国、ロシア、欧州連合=EU、国連)
は23日、パレスチナの申請について協議し、申請書は安保理に送
られたとの声明を出した。 また4者は、イスラエルとパレスチナに
対し、今後の和平交渉の進め方を決めるための「予備会談」を1カ
月以内に行うよう求めた。その上で両者は3カ月以内に領土や安全
保障問題に関する包括的な提案を行い、2012年末までの合意を
目指すとしている。

安保理は26日にこの問題についてさらに議論する予定だ。

(引用元:CNN 2011年9月24日)
http://www.cnn.co.jp/world/30004067.html

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オバマ米大統領は21日、国連総会で演説し、中東和平について、
「和平は国連の声明や決議を通して訪れるものではない」と述べる
とともに、真の和平はイスラエル人とパレスチナ人の間でしか実現
しないとの考えを繰り返した。

一方、サルコジ仏大統領は国連総会に対し、パレスチナを非加盟の
独立国として承認するよう求めるとともに、中東和平交渉の明確な
タイムテーブルを作るべきだと主張。また、米国が拒否権を発動す
れば流血の事態を引き起こす危険もあると警告した。

パレスチナ自治政府は23日に独立国家として国連への正式加盟を
申請する見込みだ。だが米国は安全保障理事会で正式加盟に拒否権
を行使するとの姿勢を明らかにしており、中東諸国の反発を招くの
は必至と見られている。

現在、国連におけるパレスチナの立場はオブザーバー「機構」とい
うものだ。米国の拒否権行使によって正式加盟が実現しない場合も、
国連総会で過半数の賛成を得られれば、バチカンのようなオブザー
バー「国家」になることも可能だ。

パレスチナ自治政府関係者によれば、アッバス議長は安保理の迅速
な対応は期待していないという。国連にも米国にも数週間の時間的
猶予を与える意向だという。

(引用元:CNN)
http://www.cnn.co.jp/world/30004051.html

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■国連でのパレスチナ国家の承認は
ヨーロッパで国民の賛成を受ける■
ガーディアン紙

フランス、イギリス、ドイツの世論調査は、国民の大多数が国連に
よるパレスチナ国家の承認を支持するのを示す

世論調査によれば、イギリス、フランス、ドイツの大多数の国民は、
もしも23日の国連総会で決議が持ち出されるようなら、自国政府
にパレスチナ国家を認めるために投票してもらいたい。

国連でのパレスチナの国家としての地位宣言をめぐる攻防戦でヨー
ロッパの3国は重大な票とみなされる。3国はすべて、国家として
の地位駆け引きを遂行する選択肢として和平交渉復帰を急き立てて
いるが、仮に国連採決になるとして、彼らは本意を明確にしてきて
いない。

イギリスでは、世論調査された人の59%が、イスラエルと並んで
パレスチナ国家を承認する国連決議のために政府は投票すべきと言
っている。フランスとドイツでは、数字はそれぞれ69%と71%
だった。国連決議に関係なく、自分の国を持つパレスチナ人の権利
を支持することではイギリス71%、フランス82%、ドイツ86%
となおさら高い。

世論調査は、パレスチナ国家に賛成してオンライン請願を行なって
いる世界的キャンペーン組職 Avaazに代わり、YouGovが行った。
組織は、"この新たな自由のための好機"と説明されるものを後押し
する91万3000人余りの署名を欧州議会に送り届けるつもりで
ある。

デイヴィッド・キャメロンは国民の意見に耳を貸すべきと、Avaaz
のRicken Pateは言っている。「パレスチナ国家と平和のための新
たな軌道を支持するために、イギリスの国民とほかの120カ国と
一致するか、または失敗した現状をしきりに要求し続ける米国政府
の肩を持つか、首相には明白な選択の自由がある。」

もしも決議が来週ニューヨークで年次会議が始まる国連総会の前に
かけられるなら、パレスチナは過半数は確実に思われる。しかしな
がら、国連の全加盟国は安全保障理事会の承認を要求する、そこで
どうしても拒否権を行使するつもりなのを先週、米国が認めた。

そうであるならパレスチナは総会で"オブザーバ国"の地位を要求す
るかもしれない、完全な加盟国の地位とは言いかねるが、現在の
"オブザーバ・エンティティ"からは前進する。

拒否権を行使してアラブ諸国の怒りを招くかもしれないのをしきり
に避けたがる米国は、交渉・話し合いへの復帰をしきりに要求する、
それはまた27カ国の間に損害を与える分裂を避けることを熱望し
ているEUによって支持されもする。

パレスチナの国家としての地位に関して共通の立場を話し合うため、
月曜にヨーロッパの外相がブリュッセルで合流している。

イギリスとフランスはむしろ、一致した土地交換でもって1967
年以前の国境を基礎として有意義な交渉を見届けるほうを好むもの
だと言う、けれどもそんな見込みなしでは、パレスチナ人のため強
化された地位に投票してもよいとそれとなく言ってきている。

ドイツはパレスチナの計画に反対すると思われる、けれども金曜に
メルケル首相は、「彼らが何をしようとも、いますぐに私たちの投
票の意向を明らかにするつもりはない」と言った。一方的な動きに
関してドイツは用心深いと彼女は付け加えた。「私たちはもしかす
ると数ミリの動きを達成するため、なお残っている日々を活用しよ
うとしている」と彼女は言う。

先週、パン・キムン国連事務総長はパレスチナ国家という考えを支
持した、「パレスチナ国家の地位、主体的、主権のあるパレスチナ
国家を私は支える。その機はすでに熟してきている」と彼はキャン
ベラで言った。

国連総会の採決に対する戦いをほとんど確実に取り逃がしたことを
イスラエルは認める。先週、イスラエルの国連大使Ron Prosorは、
「これはあらゆる勝算に向かっての外交的努力である。我々が採決
に勝てないのを私は確信する。」代わりにイスラエルは、強国とい
う"良心的な少数派"をつなぎ止めることに集中してきている、EU圏
が含まれるものと期待する。

△ イギリス、ドイツのYouGovとフランスのIfopによって行われる
Avaaz世論調査は、UKの回答者2552人、ドイツの1017人、
フランスの1011人と共に、オンラインで進められた。

http://www.guardian.co.uk/world/2011/sep/12/recognising-palestinian-state-public-approval?CMP=twt_fd

 


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