■CIAのドローネ(無人機)がイランで墜落■AP通信

この週末を通じてイラン内部でクラッシュした無人機は、アフガニ
スタンにあるアメリカの空軍基地から幾年もイランをスパイしてき
ている全ステルス機のうちの一機だったと、アメリカの当局者らは
言っている。

CIAのステルス版無人機RQ-170は、5月のパキスタンでの襲撃の前
にオサマ・ビンラディンの邸宅構内を調査するのにも用いられた。

先の当局者らによれば、必要と見なすなら、イランで監視任務や特
殊作戦任務に乗り出すため、そこで長期の駐留を保つのに目をつけ
て、米国はアフガニスタンのShindadに空軍基地を築き上げてきて
いる。極秘情報を論じるにつけて当局者らは匿名の条件で話した。

イランに従事する具体的な特殊任務はなんら認可されていないが、
このような秘密の特殊任務に備えて軍には緊急時対策があると当局
者らは話す。

http://hosted.ap.org/dynamic/stories/U/US_US_IRAN_DRONE?SITE=AP&SECTION=HOME&TEMPLATE=DEFAULT

△RQ170は2009年12月に米軍が公表するまで存在を隠さ
れていた“虎の子”の無人偵察機。高度のステルス性能を備え、高度
15キロを長時間飛行して、電子光学カメラや赤外線カメラなどで
収集したデータを衛星を通じてリアルタイムで地上に電送する。

=======================================

◇ イラン政府は8日、米国側に領空侵犯を抗議するとともに、指導
部の親衛隊的性格を持つ革命防衛隊が、軍と共同で「サイバーハイ
ジャック」を展開し、アフガニスタンとの国境から約250キロの
上空を飛行中だったRQ170を強制着陸させたと説明。多くの欧
米メディアも、公開された機体が無傷であることなどからイラン側
の主張は信用できると報じた。

米紙ニューヨーク・タイムズは、RQ170はイランの核施設の位
置を特定する地図の作成に使われていたと報じた。こうした活動は
最高度の機密とされ、イラン上空での運用は徐々に頻繁になってい
たという。

(引用元:産経ニュース 2011年12月11日)
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111211/amr11121114250003-n1.htm

=======================================

◇イランが「押収」した米軍無人機公開 核関連施設を偵察か

イラン国営テレビは8日夜、イラン軍が今月4日にイラン東部で押
収したとする米軍の無人偵察機「RQ170」の映像を公開した。
機体はほぼ無傷の状態で、映像を見た元政府関係者はAP通信に対
し「イランの核関連施設の偵察に使われている機種に間違いない」
と認めた。米政府はコメントを控えているが、イラン側への軍事情
報流出を極度に警戒しているとみられる。

米政府は直後に否定したが、アフガンで活動する国際治安支援部隊
(ISAF)は「アフガン西部で制御不能になった米軍無人機の可
能性がある」としていた。

専門家によると、無人機にはレーダーの捕捉をのがれる設計・塗装
技術、遠方の目標を探る光学技術が詰め込まれ、偵察活動のデータ
も集積されている。これらの技術がイランの無人機や戦闘機の開発
に転用されかねず、イラン以外の国に技術が流れる恐れもある。
イランのメフル通信によると、中国とロシアはすでにイラン政府に
対し、機体調査に加わりたいとの意向を伝えた。

米ウォールストリート・ジャーナル紙(電子版)によると、米軍は
情報流出を懸念し、イラン国内で無人機を奪回または破壊する秘密
工作活動を一時計画したが、断念したとしている。

(引用元:毎日新聞 2011年12月9日)
http://mainichi.jp/select/world/news/20111210k0000m030001000c.html

=======================================

◇ボタン一つで殺傷 米軍「無人機」への憎しみ広がる

オバマ米政権が、ソマリア、イエメンのアルカイダ系武装勢力をた
たくため、無人機使用を本格化させている。無人機攻撃はアフガニ
スタン、パキスタン国境一帯でのアルカイダ掃討戦で成果を挙げた。
だが、無人機には冷酷なイメージがあり、使用範囲の拡大が反米感
情の広がりを招く懸念もある。

ワシントンポストは先ごろ、オバマ政権がアフリカ大陸東端のアフ
リカの角(つの)とアラビア半島での対テロ戦で無人機の出撃拠点
を整備していると伝えた。標的はいずれもアルカイダ系の武装勢力、
ソマリアの「アッシャバーブ」とイエメンの「アラビア半島のアル
カイダ(AQAP)」である。

記事によると、米国はソマリアの「アッシャバーブ」をにらんで隣
国エチオピアに新たな無人機の出撃拠点を建設中。インド洋の島国
セーシェルにはすでに無人機が配備されており、米海軍と空軍が
2009年9月から運用している。海賊対策が名目だが、秘密公電
によれば、対テロ戦にも使われている。

無人機は紅海への入り口に位置するジブチにも配備されており、こ
こからは、ソマリアと「AQAP」のイエメンの双方に出撃が可能。
このほか、米中央情報局(CIA)がアラビア半島の、おそらくは
イエメン国内に、無人機用の秘密滑走路を建設しているという。

イエメン国防省は先ごろ、AQAPの主要幹部とされるアンワル・
アウラキ容疑者を殺害したと発表した。イエメン国内で9月30日、
米軍とCIAが無人機による攻撃で仕留めた。

無人機はアフガン、パキスタン国境一帯でのアルカイダ掃討戦で大
活躍した。だが、無人機の攻撃に一般住民が巻き込まれ、死傷する
こともあり、パキスタンでは評判が悪い。無人機は普通、米国内の
基地で操作され、ボタン一つで遠隔地の人間を殺傷できる。このこ
とが無人機のイメージを一層、冷酷なものにしている。

(引用元:産経ニュース 2011年10月6日)
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111006/amr11100608510002-n1.htm


♯お知らせ♯

きままなブログを始めました。よりのんきでよりビジュアルな内容になっています。
*見つけた 犬としあわせ* こちらもごひいきに。

このサイトと著作権についての考え方