■ ラテンアメリカの指導者にガン続発 米国の陰謀か?■
BBC NEWS 28 December 2011

チャベスは米国のラテンアメリカ・ガン構想について沈思黙想する

ラテンアメリカの左派指導者にガンを生じさせる秘密のテクノロジ
ーを米国が開発したかどうかについて、ベネズエラのウゴ・チャベ
ス大統領が疑っている。

今年、ガンを治療したチャベス氏は、アルゼンチンの大統領が病気
になったとのニュースの翌日に意見を述べていた。

パラグアイのフェルナンド・ルーゴ、ブラジルのDilma Rousseffと
前任者のルラ大統領もまたガンにかかっていた。

これは「奇怪千万」とチャベス氏は言うが、「性急な非難」を引き
起こすというより、もっと適切に言うならば、思わずひとり言を言
ったというのに彼は重きを置いた。

だが、ラテンアメリカの指導者の間のガンの実例は、「確率の法則
によって解き明かすのは難しい」と彼は言う。

「仮にガンを誘発するテクノロジーを彼らが開発していて、それに
関して誰も知らなかったとしても、意外だろうか?」とチャベス氏
は陸軍基地の兵士に対するTV中継された演説で尋ねた。

次は誰だ?

米政府の科学者は1940年代にグアテマラの囚人に梅毒やほかの
病気を感染させていた、だが、昨年やっとこれが明るみに出たこと
にチャベス氏は言及した。

また、彼らもガンと診断されるといけないから、ボリビアのモラレ
ス大統領とエクアドルのコレアには特別気をつけて世話をするつも
りだと彼は冗談を言った。

57歳のベネズエラの指導者は、彼の転覆さらには彼の殺害を首謀
するとして、たびたび米国を非難してきている。

今年早い時期にキューバで外科手術と化学療法を受けた結果として
ガンから解放されたと彼は言う。

彼の病気の詳細は公表されていない、そして彼の状態が彼が白状す
るより悪いかもしれないとの憶測をあおり立てる。

チャベス大統領は、火曜にアルゼンチンの大統領クリスティーナ・
フェルナンデス(Cristina Fernandez de Kirchner)が甲状腺ガン
だと発表されたあとに、彼女に励ましを申し出る最初の地域指導者
だった。

彼は彼女に、「私たちは生き長らえるし、私たちは打ち勝てる! 」
と語った。

生還者サミット

咽頭ガンのブラジルの前大統領を治療する医師らは、66歳のルラ
は化学療法にうまく反応を示しており、完治に十分のはずだと話す。

一年前にルラから大統領を引き継いだ64歳のDilma Rousseffは、
2009年にリンパ腫ガンの治療を受けたのち、完全に回復する。

60歳のパラグアイの大統領フェルナンド・ルーゴは、2010年8
月にリンパ腫と診断されるが、化学療法の結果として今は緩和状態
にある。

ガンを負かしたラテンアメリカの指導者のサミットを開催しようと、
ルラとチャベス氏は兼ねて冗談を言った。

ミズ・フェルナンデスはこのほど、ガン生還者サミットの「名誉会
長」を主張するつもりだと言う。

http://www.bbc.co.uk/news/world-latin-america-16349845

 


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