◇ WikiLeaks創設者ジュリアン・アサンジに対する封印された起訴
状を米司法省が手に入れていると示す民間情報会社ストラトフォー
(Stratfor)の内部Eメールを内部告発サイトWikiLeaksが掲載して
きている。そのEメールは、ハッカー集団アノニマス(Anonymous)
によってストラトフォー社のサーバーからもたらされた500万件
余りのメールのひとつだ。

「ともかくも、世間の人たちが"影のCIA"と考える民間情報会社スト
ラトフォーにはこの封印された告発について情報がある、さらにジ
ュリアン・アサンジが持っていない、WikiLeaksが持っていない、
彼の弁護士が持っていない秘密だと分かる」と、憲法上の権利セン
ター(Center for Constitutional Rights)のマイケル・ラトナー
(Michael Ratner)は言っている。彼はアサンジとWikiLeaks、両
方の顧問弁護士である。「あなたがここで見るものは、秘密、秘密、
秘密。」

申し立てによると米軍と国務省の機密文書をWikiLeaksに漏洩した
とやらで、ブラッドリー・マニング陸軍1等兵が糾弾されたあと、
1週間以内に告発のニュースが届く。

(引用元:デモクラシーナウ!29 Feb. 2012)
http://www.democracynow.org/2012/2/29/leaked_stratfor_email_suggests_secret_us

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■ジュリアン・アサンジに対して米国で罪状が作成される■
The Age 28 February 2012

アメリカの民間情報会社ストラトフォーからもたらされる秘密の内
部Eメールによれば、米国の検察官らがWikileaks創設者ジュリア
ン・アサンジに対してひそかな罪状を作成している。 昨年1月26
日、ストラトフォーの情報分析者に送られたEメールの中で、会社の
情報副社長フレッド・バートン(Fred Burton)が、Wikileaksを攻
撃目標にするアメリカ合衆国の詮索について、メディア報道に応え
た。「我々はジュリアン・アサンジに対して封印された起訴状を手
に入れている」と彼は書いた。 バートン氏はアメリカ合衆国の情報
機関や法執行機関と密接につながる安全保障と対テロ作戦の有名な
専門家。彼は国務省外交国家安全機構対テロ作戦の前長官だ。

テキサス州オースティンに本拠地を置くストラトフォーは、法人や
政府の契約者に情報と分析を与える。

月曜、WikileaksはリークされたストラトフォーのEメール500万
件余りの公表を開始してきた。それは「民間の情報機関がどんなに
役立つか、法人や政府の依頼人のためなら彼らがいかに個人を標的
にするか」教えてくれる。The Ageは、Wikileaksとの探求心旺盛な
パートナーシップを通してこのEメールを入手してきている。

スウェーデンへの引き渡しに対して性的暴行の申し立てについて異
議を唱える控訴で、Wikileaks創設者が英国最高裁の決定を待つとし
て、今から12カ月余り前にアメリカの検察官がジュリアン・アサ
ンジ氏に対してひそかな起訴状を作成するとのニュースが届いた。

スウェーデンではどんな罪科をもっても告発されてきてないジュリ
アン・アサンジは、大量のリークされた米機密報告のWikileaksの掲
載をめぐって、ありうるスパイ行為または陰謀の罪状でストックホ
ルムへの引き渡しがアメリカ合衆国への引き渡しの道を開くことに
なるのを恐れる。

米陸軍一等兵ブラッドリー・マニングは、先週、Wikileaksへの米機
密文書のリークによって、"敵国幇助"を含める22件の言い立てら
れた不法行為のせいで軍法会議を受ける困難な立場に立たされた。

The Ageは12月、Wikileaksがそのスケールと実態の何れでも前例
のないアメリカ合衆国司法省捜査のターゲットだったのをさらに強
く確信させるオーストラリアの外交外電の中身を明らかにした。そ
して、秘密の大陪審がバージニア州アレクサンドリアで開かれてい
たとのメディア報道が「おそらく本当だった」ことを示唆する。

2010年12月、アメリカ法、たぶん1917年スパイ行為のも
とに、ジュリアン・アサンジを告発できるかどうか司法省が意欲的
で強硬な詮索を追い求めていると、ワシントンのオーストラリア大
使館は報告する。

Wikileaksの米外交外電の掲載が世界規模の情報会社の中に激しい
論議を誘発するきっかけになったのを、ストラトフォーのEメールは
教える。

ストラトフォーの上級監視役員、オーストラリア人の Chris
Farnhamは、ジュリアン・アサンジ氏のオーストラリア市民権を取
り消すことを説いて、こう言い足した。「残りのリークは構わない
が、彼が行ったもしかするとオーストラリアの権益に損害を与える
かもしれないものが私を動揺させる。」

しかしながら、Farnham氏は、ジュリアン・アサンジ氏を性的暴行
で告訴するスウェーデン人女性の一人を知っていると言った家族の
知人との会話を引き合いに出して、こう付け加えた。「一旗揚げよ
うと当てにしている検察官以外、それを支持するものなど全く存在
しない」と。

彼らが考えるものは何でもジュリアン・アサンジ氏の側の明らかな
反米と、一部のストラトフォーのアナリストが非難すると同時に、
他の人はリークを喜んで受け入れて秘密の外交的駆け引きと情報に
対してWikileaksのより長期の影響を熟考した。

△ リークされたストラトフォーのEメールは
www.wikileaks.org/ the-gifiles.html で見つけられる。

http://www.theage.com.au/world/charges-against-assange-drawn-up-in-us-says-email-20120228-1u14c.html

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◇ 昨年、内部告発サイト「ウィキリークス」が、オーストラリアで
その年最も優れたジャーナリズムに贈られるウォークリー賞を受賞
した。

オーストラリアのジャーナリストや写真家からなる同賞の審査委員
会は、さまざまな圧力に屈せずに米国の外交公電を公開したウィキ
リークスを高く評価した。

11月27日の授賞式で審査委員会は、「ウィキリークスは新たなテ
クノロジーを活用して政府の内部情報に到達し、政府に都合の悪い
真実を大量に暴露する国際報道におけるクーデターをやってのけ
た」と表現した。

豪SBSテレビが授賞式を放送する中で、ウィキリークス創設者でオ
ーストラリア出身のジュリアン・アサンジ容疑者のビデオメッセー
ジが流された。

ビデオの中でアサンジ容疑者は、「ウィキリークスについて米国がか
けてきた圧力に対処する中で、ギラード政権はその本性を現した。
オーストラリアのジャーナリストたちは勇敢で、オーストラリア国
民は支持してくれているというのに、ジュリア・ギラードは臆病な
首相」と述べ、オーストラリアの首相と政府を批判した。

コンピューターハッカーだったアサンジ容疑者は以前から、ウィキ
リークスの暴露の結果生じる自身への攻撃に対して、オーストラリ
ア政府は十分に保護してくれないと批判していた。

さらに、「オーストラリア人としてわれわれは声をあげることができ
る限り、出版できる限り、そしてインターネットが自由である限り、
失望すべきではない。われわれはこれからも真実を武器に反撃し続
けていく」と述べた。

スウェーデンで強姦と性的暴行(事実はコンドームなしのセックス)
を犯した疑いで英警察に逮捕されたアサンジ容疑者はスウェーデン
への身柄移送をめぐり英国で法廷闘争を続けている。ロンドンの高
等法院は2日、移送を認めた治安判事裁判所の決定を支持し、同容
疑者の不服申立てを却下したが、アサンジ容疑者は15日、最高裁
へ上訴した。

(引用元:AFP 2011年11月28日)
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2842941/8138076

 


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