■アメリカ人は人を殺す■マイケル・ムーア 18 Dec. 2012
 デモクラシーナウ!の番組より

ニュータウンの(生徒をかばって亡くなった教師、6歳児と7歳児)
皆殺し事件、銃乱射、アメリカの暴力の文化についてマイケル・ム
ーアが語る

エイミー・グッドマン:合衆国の銃による犯罪に関する2002年
のドキュメンタリー映画「ボウリングフォーコロンバイン」でオス
カーを受賞した映画監督マイケル・ムーア。彼が金曜夜、サンディ
フックエレメンタリースクール大虐殺のわずか数時間後、ここニュ
ーヨークのビーコンシアターでのイベントに登場して意見を述べて
います。

マイケル・ムーア:今日早くに中国で狂った男が小学校に行き、
22人の子どもを襲いました。コネチカットの事件の数時間前に中
国で正気でない男によって小学校が攻撃されました。けれども彼が
持っていたのはナイフだけでした。中国の小学校での死者の数は全
部で何人か?ゼロです。

あなた方が迷惑がらないことを願いますが、今日起きたことについ
て少し述べたいと思います、というのも私は長いあいだこの問題に
ついて懸念してきた。全くそう、私たちにはもっと銃規制が必要で
す。その上、私たちはこの国で無料の心の健康サービスを必要とし
ています。でも、たとえもっと優れた銃規制法ともっとましな心の
健康があっても、何百年ものあいだずっとあったいわば病的で心が
ゆがみ狂暴な人たちがそれでもまだいるだろうと私は本当に思いま
す。それはまさに私たちの胃袋にあるもの、まさに私たちのDNAに
あるものです。そして私たちのDNAからそれを取るにはアルバニー
とかDCの法案を通すことよりずっと多くを講じることになります。

他の国々、つまりノルウェーやフランスやドイツでは銃撃や殺害が
あり、気の狂った人たちがいるってことです。でも、この国にある
ようにコロンバイン高校以降だけで61件の大量殺人はありません。
この国には61件の銃乱射。NRAが「銃は人を殺さない、人間が人
を殺すのだ」というとき、私はそれに同意するといってよいと言い
たいです。ちょっとだけ変えて「銃は人を殺さない、アメリカ人が
人を殺す」と言うでしょう、なぜなら私たちがしてるのは人を殺す
ことだからです。私たちは国を侵略します。私たちは一般市民を殺
すため無人偵察機を送ります。この時点で私たちの兵士が人を殺し
ている進行中の戦争が5つあります。私たちが知っている戦争が5
つという意味です。死刑のある国々の輝かしい短いリストに私たち
の国は載っています。罪を犯している場合に殺すのはオーケーだと
私たちは信じています。

それから、この国には他にも実際に暴力とは呼ばないが暴力行為で
ある全くの暴力形態があります。あなた方の国で50万人が健康保
険を持っていないことを確かめるとき、そして議会が行った研究調
査によれば、健康保険がないという単純な理由で、アメリカで年間
4万4000人が死ぬというのを確かめるとき、それは人殺しにな
ります。その人殺しは保険会社によって犯されている。あなた方が
何百万という人を自分の家から立ち退かせるとき、それは暴力行為
です。それは家宅侵入と呼ばれている。

この国では全く間違った人が刑務所に入っている。この国最大の犯
罪の実施を私たちがただ傍観しているだけなのが信じられない、彼
らがやってきたことで誰一人刑務所に行っていません。あなた方が
数百万の数の仕事を削除してきている場合に、ミシガン州の私の町
フリントのようにコミュニティをめちゃめちゃにしてきている場合、
あなた方は人を殺しているのです。なぜって、なぜなら企業の決定
の結果をじかに体験してきているからです。アルコール依存症、薬
物中毒、離婚、自殺、あらゆる社会問題がこの暴力行為に不随して
います、でも、私たちはそれを暴力とは呼びません、またこれまで
誰もそのせいで逮捕されていない、それは本当に恥だと私は思いま
す。率直に言って、これはアメリカ人として、記憶されたい状態で
はありませんね。

http://www.democracynow.org/2012/12/18/americans_kill_people_michael_moore_on

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米コネティカット州の小学校で起きた銃乱射事件を受けて銃規制が
論議される中、有力なロビー団体、全米ライフル協会(NRA)の
幹部が23日、NBCテレビの番組に出演し、銃に対する一切の法
規制に反対する姿勢を改めて明確にした。
NRA最高責任者のウェイン・ラピエール氏は番組の中で、「この
町が銃規制について論議したがっているのは知っているが、うまく
いくとは思わない」と強調。NRAが21日の記者会見で提唱した
全米の学校に武装警備員を配備する計画について、「予算割り当て
のための法案が直ちに議会に提出されることを支持する」と語った。
民主党の議員が提案している銃規制法案をめぐっては、殺傷力の高
い銃器の禁止措置を復活させたとしても、子どもたちの安全対策は
強化できないと一蹴。1度に撃てる銃弾の数を制限するため大容量
の弾倉の販売を禁止する法案についても、今回の事件を起こしたよ
うな人物が大量殺人を実行できる方法はいくらでもあると主張して、
反対を表明した。
さらに、現在ある銃規制法の大部分は執行されておらず、新しい規
制は一切支持しないと言明し、「メディアは何か起きるたびに銃の
せいにしたがる」と不満をぶつけた。一方、心の問題への対応を強
化する取り組みは支持するとした。
NRAの発表に対しては、各方面から批判の声が高まっている。
(引用元:CNN)

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■オーストラリアでは銃規制が役に立つ■ワシントンポスト
WONKBLOG

1996年から2007年までオーストラリアの首相を務めたジョ
ン・ハワードの永続する遺産のひとつがオーストラリアの銃規制制
度。35人の死者を出した1996年のタスマニアでの虐殺に答え
て通過した。
その法律はセミオートマチックと自動ライフル、ショットガンを禁
止した。また新たに禁じた武器を義務的に政府が買い上げるプログ
ラムも制定した。
それで実際この法律で殺人と自殺はどうなっているかだが?法律が
導入されてから10年で、同時に起こる銃以外の殺人や自殺を増や
すことなしに、銃による殺人が59%減少し銃による自殺が65%
まで減少したことが、オーストラリア国立大学のアンドリュー・レ
イとウィルフリッドローリア大学のクリスティン・ニールによる研
究でわかった。それは法律が有効であることの強力な状況証拠を提
供する。

http://www.washingtonpost.com/blogs/wonkblog/wp/2012/08/02/did-gun-control-work-in-australia/

 


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