ボストンマラソン爆破事件の容疑者ジョハル・ツァルナエフ(19歳)
は19日夜(日本時間20日午前)逮捕されたが、重体で病院に運
ばれた。爆破事件で負傷した犠牲者も同じ病院に入院している。
情報がたくさん流れるなか、ダゲスタンに住む容疑者の両親の話は
あまり表に出てきていない。また、チェチェン独立派スポークスマ
ン、ザカーエフ(ロンドン在住)の声明も、知られていない情報の
ひとつだ。

先ずは、両親の話からーー。

■BOSTON MASSACRE 2013■WND US 21 April 2013
容疑者の母:FBIは何年も私の息子たちを管理下に置く
爆破現場の息子たちの映像を"はめられた"と主張

ロシアトゥデイとしても知られるRT-TVとの電話インタビューによ
ると、ボストンマラソン爆破事件に関与すると考えられる兄弟の母
が、息子たちは無実で"はめられた"と強く主張。

北コーカサス地方カスピ海西岸にあるロシア共和国ダゲスタンの
Makhachkalaからの電話で、ボストンマラソン爆破事件の容疑者の
母、ズベイダート・ツァルナーエワが加わったとRTは報じる。

「私が本当に確かだと言えるのは、これが仕組まれたということ、
ほぼ100%近く確かです」とこの女性は言っている。「二人の息
子は本当に無実です、また今言われているようなことについてどち
らの息子もいっさい口にしたことがないのを承知しています、そし
て私が言いたいのは… 下の息子は本当に… 8歳から、アメリカで
育てられました、上の息子は、私たちの家で本当にきちんと育てら
れ、誰もテロリズムについていかなる時にでも話したことがありま
せんでした。」

報じられるところでは3人が殺害され183人が負傷した4月15
日の爆破事件の容疑者は19歳のジョハル・ツァルナエフと26歳
の兄タメルラン・ツァルナエフ(警察とのカーチェイスのあと死亡)
だ。家族はロシア北コーカサスから生じるが、10年以上も前にア
メリカ合衆国に定住した。

「息子のタメルランは実は5年前に宗教的な力関係に関わるように
なりました」とその女性は続けた。「それゆえ彼は自分の宗教の教
えを奉じ始めました、それなのにジハードの側に従事しようなどと
どんな時にも私に漏らしたことはありませんでした。あの人たちが
教えてることがなんであれ、教えているのが誰であれ、息子を負け
犬(敗者)にすることです、あの人たちは負け犬です。」

RTとのインタビューの中で女性は、「私の息子は絶対にこんなこと
をしません。仕組まれたことです」と続けた。「息子は5年のあい
だFBIによって管理下にありました。あの人たちは息子が何をしてい
たか知っていました。息子の行動や息子が行くインターネットのサ
イトを把握していました。息子は帰宅すると私に話したものです。
あのね、息子を監視していることをあの人たちは常に私に教えまし
たよ。息子が本当に危険なリーダーで、彼らは息子を怖れていると
私に漏らしました。息子が何者であれ、国がなにを決めようと、そ
こがどこであれ、息子が得ている情報がなんであれ、息子を監視し
ていると、あの人たちは私に話しました。ではなぜこんなことが起
こせるのです?できるわけがありません。あの人たちはことごとく
息子の足跡を監視してきました、それなのに今日、これはテロ行為
だと言っています。絶対に!これは事実ではありません。二人の息
子は無実です。」

母親と話すRTの記者が、若者が関与した狂暴な追撃、警官に向けて
の発砲やクルマから爆発物を投げることを、どう説明するつもりか
尋ねた。

「絶対に絶対に信じません」と彼女は言った。「2人がああいった
ことについて一度も話したことがないのを知っています。私は母で
す、私が息子を育てました。2人は非常に知的でした。FBIは上の息
子を怖れていました。彼らはいつも息子がリーダーだと私に漏らし
ました。息子がリーダーだと思ったために息子を怖れていたのです。
息子はイスラムについてたくさん話します。そしてあの人たちは公
式に私に電話してきて、息子は優秀な子で何も問題はないと言いま
した。…同時に、息子は過激なサイトが好きで本当に過激なサイト
で情報を得ていると私に話しています。ですから、それが仕組まれ
たと私が思う理由です。」

記者が迫って、息子たちが彼らの問題の一面を母親から隠していた
見込みを思い描けるかどうか尋ねた。

「それはあり得ません」と彼女は言った。「2人ともに、そのよう
なことをするのは不可能です。ですから、これは本当に、本当に、
仕組まれたことなのだと私は言います。息子は私に話そうとします。
息子はいかなる時にでも秘密にしておきません。…もし知っている
人がいるとすれば、それは私、母親です。息子は私には決して隠し
ません。私に話すはずなのに、一度もない、一言もないのです。」

まだ逃走中の息子に対してメッセージはあるかと記者が尋ねた。
「命を大切にして、あなたはなにもしていない、これは仕組まれた
ことだと、彼らに事実を話しなさいと言います」と彼女は答えた。

英語に翻訳されたロイターTVに対する同様のインタビューで、容疑
者の父親は同じく息子たちは無実だと宣言した。

「誰かが2人をはめたのは明らかです。正確に誰かはわかりません
が、罪に陥れた。彼らは2人をはめました」と彼は言った。「息子
を撃ち殺すほど彼らは臆病でした。あのような警官はいます。」

彼は続けて言います、「電話で誰とも連絡が取れません。息子たち
について私は知りたいです。びくびくしています、彼らは下の息子
もどこかで撃ち殺すでしょう。そうしてただこう言うのです、武器
を持っていたと。とんでもない、子供たちがどこで武器を手に入れ
られるというのです?ゴミ捨て場で拾っている、あの武器を?」

CNNのインタビューの中でニューヨーク選出の下院議員ピーター・
キングは、爆破容疑者の両親がアメリカ合衆国が息子を罪に陥れた
と言うのは「侮辱的」だと言っている。

2人の息子に保護を与え、安全な場所を与えたアメリカ合衆国に下
す両親の非難は、「まったく誤りで本当に不快」と呼んだ。

容疑者の叔母は言った、「私の最初の反応は怒りでした。なんだっ
てこんなことになったの?なぜこんなことができるの?何のため
に?何のために?どんな信念?何がきっかけでこれをしたの?」

「でも、それから、そこにある何でも、マテリアル(データ)を見
返しました。急いで、急いで。FBIへの私の最初の電話、「2人には
できるわけがなかった。証拠はどこ?あなた方が提示しているのは
場面(映像)ばかり。2人の男が歩いている。変だと気づきました、
タメルランは前を歩いている。ジョハルは後ろにいる。なぜ2人は
一緒じゃないの?ねえ?2人が常にそうだったように兄弟は一緒で
しょ。」

兄弟が本当にボストンマラソンを爆破したのか、怪しんでいるかど
うか尋ねられて彼女は言った、「いいえ、私はこれが計画的に仕立
てられたと怪しんでいるの!写真(映像)は仕立てられたと。」

誰が甥たちをそう見せかけていると思うか記者が尋ねたとき、彼女
はこう答えた、「誰でもこれが必要な人。誰でも、この攻撃のため
に非難されなければならない人たちを待ち受けている人です。…こ
の事件に関心があるのは誰?人を爆破して、ある目的のためにある
ことに注意を持っていきたいとき、あなた方はそれをします。」

叔母はまた、甥たちは「普通の若者、運動をやり…賢い」、タメル
ランは「見たところ、まだアメリカの中で自分を見いだせていなか
った、なぜならそれは簡単ではないから」と主張した。

http://mobile.wnd.com/2013/04/bombing-suspects-mother-this-is-a-set-up/?cat_orig=us

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■チェチェン独立派スポークスマン、アフメド・ザカーエフの声明

チェチェン人を代表して、CHRI (チェチェン・イチケリア共和国)
亡命政府と私自身に代わり、殺害された方々のご家族に心から哀悼
の意を表します、また負傷者の方々の一刻も早い回復を祈ります。

私たちの最大の遺憾は、ボストンから来るニュースから判断すると
この犯罪の容疑者がアメリカ合衆国に居住するチェチェン民族だと
いうことです。しかしながら、チェチェン人は、まさか間違っても、
アメリカ合衆国とその市民に対していかなる敵意の情も抱く理由は
ありません。この攻撃から利益を得ることができる人間は、ロシア
政権の上層部と、チェチェン人の正統な権益を踏みにじると同時に
そこでモスクワの施策を続行するチェチェン共和国の彼らの傀儡だ
けです。

コーカサス独立の支持者として彼ら自身を位置づけるが、ロシアの
特殊部隊の傭人としてすでに我が身をさらしている一部の筋(グル
ープ?)が、ボストンでの犯罪行為の責めを負う可能性を私たちは
排除できません。

これはすでに起こっています。私たちはまた、もう一つのたくらみ
が、チェチェン人の民族自決のための戦いを"国際テロ"として描写
させようとする点で、クレムリンの公式声明もまたその可能性を私
たちは排除できません。

相手を封じる挑発的な声明に我慢できない私たちは、闘争の方法や
政治的な目的を達成する手段として、テロリズムを容認しないこと
を私たちはきっぱりと宣言します。

たとえ誰が伝授しようとも、私たちは断固としてすべてのテロ攻撃
を厳しく非難します。同時に私たちは、個々のチェチェン人の犯罪
をチェチェン人全体に負わせる、連帯責任主義に基づくすべてのた
くらみを非難します。

アフメド・ザカーエフ
チェチェン・イチケリア共和国首相 ロンドン 19 April 2013
http://www.chechencenter.info/n/42-world/2054-condolences-and-statement-of-akhmed-zakayev-on-terror-act-in-boston.html

 


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