◇サリン・テロリストに関する情報をロシアがトルコに求める
トルコウィークリー 06 June 2013

トルコのシリア国境で、神経ガス、サリンを入れた2キロのシリン
ダーを押収されたシリア反乱者に関して、ロシアが調査結果を分か
つようトルコに求めてきている。

十分な証拠のない申し立てが戦闘のトレーディングカードの役目を
背負い込んで以来、絶えず続く挑発の中心になるシリアの化学兵器
使用問題についてクレムリンははっきりさせたがっていると、今日
ロシアの外相セルゲイ・ラブロフは述べた。

「レッドラインを越えており外国の介入が必要だと言うために一部
の勢力がそれ(うわさ)を使いたがっている可能性を私は排除しな
い」と大臣は言った。

「私どもはまだトルコの同僚からの包括的報告を待っている」と彼
は付け加え、約2週間前に神経ガス、サリンのキャニスターを持ち
運ぶテロリストの一団がトルコ領域内で逮捕されたときの事象を挙
げた。

http://www.turkishweekly.net/news/151261/russia-asks-turkey-for-info-on-sarin-terrorists.html

 


◇シリア:MSF(国境なき医師団)が支援する病院で治療される数
千人が神経毒性の症状に苦しんでいる

MSF 24 August 2013

国際的な医師の人道組織、MSF(国境なき医師団)が支援するシリ
アのダマスカス行政区域にある3つの病院が、2013年8月21
日水曜の朝、3時間より短いあいだに神経毒性の症状を示すおよそ
3600人の患者を収容したとMSFに報告している。伝えられると
ころでは、その患者のうち355人が死亡した。

2012年以降、MSFはダマスカス行政区域で医者のネットワーク、
病院、医療地点との強固で信頼できるコラボレーションを築いてき
ている、そして彼らに薬品、医療機器、テクニカルサポートを提供
してきた。重大な保安上のリスクのために、MSFスタッフメンバー
は医療施設に近づくことができないでいる。

「けいれん、過度の唾液、ピンポイント瞳孔、目のかすみと呼吸困
難を含める症状で到着するかなりの患者数に関してこれらの施設で
働く医療スタッフがMSFの医師たちに詳細な情報を提供した」と
MSF活動責任者Bart Janssens医師は言っている。

患者は神経毒性症状を治療するのに用いられるMSF供給のアストロ
ピンを使って治療された。MSFは現在、施設のカラの在庫品を補充
して追加の医薬品とガイダンスを提供しようとしている。

「MSFはこれらの症状の原因を科学的に確かめることもできなけれ
ば、誰にこの攻撃の責任があるのか立証することもできません」と
Janssens医師は言った。「しかしながら、短期間にすごい数の患者
の殺到、患者の始まり、救急医療員の汚染によって特徴づけられる
重大事発生の疫学的パターンに加えて、報告された患者の症状は、
神経毒剤の大量被爆を強く指摘します。これは生物化学兵器の使用
を無条件に禁止する国際人道法違反となります。」

「何があったかに光を注ぐためにMFSは独立調査団に面会が許され
ることを願います」とMSFのクリストファー・ストークス総長は述
べた。「極端な暴力行為、排除、医療施設の故意の破壊によって特
徴づけられるこの最新の攻撃と大規模な医療の必要は、すでに破滅
的な人道状況のトップに近づきます。このような人道法のはなはだ
しい違反の場合、人道支援は効果的に応じることができないうえに、
それ自体が意味をなさなくなります。」

MSFは異なる2つのアプローチからシリアで医療援助を提供する。
MSFの国際的スタッフと現地スタッフがシリア北部で組織の直接管
理のもと少なくとも6つの病院と4つの医療センターを稼働する。
不安定または接近する手段がないためにMSFがチームを送れないエ
リアでは、医薬品や医療機器やテクニカルアドバイスと支援を提供
することで、シリアの医師のネットワーク、病院、医療地点を支援
する2年前に始めたプログラムを組織は拡大してきている。後者の
プログラムから、MSFはシリア全土で27の病院と56の医療地点
を支援してきている。

http://www.doctorswithoutborders.org/press/release.cfm?id=7029&cat=press-release&source=ADC130801D01&mpch=ads

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◇イスラエル・サウジ・アメリカの陰謀か?
シリアの化学物質を用いる攻撃の陰にサウジアラビアの"ケミカ
ル・バンダル王子"

ICH 06 September 2013 by Mahdi Darius Nazemroaya

シリアで起こったことについてアメリカが主張することはなにも了
解できない。オバマ政権に戦争でシリアをおどす手段を与えたのは
イスラエルとサウジアラビアだったというのがよりいっそうありそ
うなときに、私たちは非論理的な話を信じるよう求められる。 シリ
アに関するオバマ政権の情報部の報告はイラクの焼き直しだった。
ストックホルム国際平和調査機関の生物化学戦争プロジェクトの前
の事業長リチャード・ガスリーによると「4ページの文書には詳細
に述べられていない多くのことがある」。証拠のひとつは、シリア
政府の通信の傍受(イスラエルが傍受)といわれているものだが、
写しはなにも用意されなかった。

循環論法として知る報告は証拠またはデータの出所として"匿名"の
ソーシャルメディアや記述さえ頼りにする。透明性に欠ける報告は、
「シリアと国際的な医療関係者からの話、ヴィデオ、目撃者の話、
ダマスカス地域の少なくとも異なる12の場所からの何千というソ
ーシャルメディアの報告、ジャーナリストの話や大いに信用できる
非政府組織からの報告がある」と述べる。

これらの匿名情報源が、現に、反乱行為と並ぶ戦闘員が含まれてサ
ウジアラビアを民主主義の手本とほめたたえる、外国の資金による
反政府派、イスラエルのメディア、サウジのメディア、シリア人権
観測所またはNGO国境なき医師団だという偶然。これらは反乱行為
を支援してシリアの政権交代と軍事介入をせきたてているのと同じ
情報源である。

さらに、決定的証拠になっている情報と通信傍受の主な情報源のひ
とつはイスラエルにほかならない、イスラエルは証拠に手を入れて
事実を偽ることで悪名高い。

アメリカの情報部の報告もまた化学兵器攻撃に着手する計画につい
てそれが起こる数日前に知っていたと主張する。化学兵器専門家の
第一人者ジャン・パスカル・ザンダーズ(Jean Pascal Zanders)は
なぜアメリカ政府はそのとき世界に教えなかったのか、また化学物
質を用いる攻撃について警告を出さなかったのかと尋ねた。

イスラエル・サウジ・アメリカの陰謀か?

シリア内で戦っているアメリカ支援の反政府勢力は化学兵器使用の
実績のある連中だ。それにもかかわらず、オバマの一団は何も言わ
ない。

2012年12月のクリスマス、ホムスでシリア軍が化学兵器攻撃
に着手したとの反政府勢力の非難にもかかわらず、CNNは、アメリ
カ軍が化学兵器を確実にすることやその取扱いで反政府戦士を訓練
していると報じた。破壊の風ケミカル大部隊(Destructive Wind
Chemical Battalion)という名前で、反政府派自身が神経ガスを使
用すると言っておどし、シリアで彼らが行うことを計画したことの
デモンストレーションとしてウサギを殺したヴィデオを公表してさ
えいる。

フランスの新聞フィガロによると、CIA、イスラエル人、サウジ人、
ヨルダン人によって訓練された反政府戦士の2つの旅団が攻撃を始
めるために2013年8月17日と19日にヨルダン・ハーシム王
国からシリアに渡った。両方の反政府旅団の訓練にアメリカはかな
り注ぎ込んできているに違いない。もし事実ならば、彼らの敗北が
頼る不測事態対応計画としてダマスカスでの化学兵器攻撃を思いつ
かせたと人によると主張するかもしれない。

しかしながら、彼らがどうやって化学兵器を手に入れたかが新たな
問題だが、多くの手がかり(痕跡)がサウジアラビアへ導く。イギ
リスの新聞インディペンデントによると、「2013年2月、真偽
の疑わしいシリア政権によるサリンガス使用について最初に西側同
盟国の注意を喚起した」のはサウジのバンダル王子だった。トルコ
はその領土でシリア人戦闘員がサリンガスを所持するのに気づいた、
このテロリストらはシリア内部でこれを使用しようとしていた。7
月22日、反政府派はまたアルアサルを侵略して荒らしまわろうと
して隠蔽の一部として目撃者全員を殺害する。

Dale Gavlakが寄稿するYahya Ababnehによる報道は、「ある反乱
者らはサウジの情報部長官、バンダル・ビン・サルタン王子経由で
化学兵器を受け取り、毒ガス攻撃の遂行に責任があった」と言う目
撃者の証言を集めていた。

(中略)

また報道には別のサウジにつなぐものがある:「Abdel-Moneimは
息子と他の12人の反乱者が好戦的な大部隊を率いていたアブ・ア
ーイシャという名のサウジ戦闘員によって提供された武器をしまう
のに使われるトンネル内で殺されたと言っている。父親はその武器
を"チューブのような構造"をしていると説明した、同時に他の人々
は"巨大なガスボンベ"のようだったとする。」

どうやら、イスラエルが全面戦争をたかぶらせるためかまたは最小
に見てダマスカスに対する爆撃キャンペーンをできるようにするた
めにアリバイ提供者を提供する間、サウジ人は化学物質を用いる攻
撃を実際的にしたらしい。イスラエルとサウジアラビアはオバマ政
権にシリア戦争を実行するといっておどすことに公的権限を与えて
きている。

オバマはシリアのパワーバランスを変えたい

ワシントンから出てくる道徳主義の言葉は卑しむべきポーズである。
アメリカ政府の偽善はとどまるところを知らない。クラスター爆弾
をアメリカ合衆国はサウジアラビアに売るのに、シリア軍がそれを
使うと非難する。

そもそも国連査察団はダマスカスの政府の招きでシリアに入った。
アレッポの東の塩素工場を支配したあとに、反政府民兵が化学兵器
を使用しようとしていると数週間におよびシリア政府は国連に警告
した。予防措置としてシリア軍は反政府勢力に渡るのを防ぐために
少数の大いに監視されている囲い地に化学兵器をすべて整理統合し
た。それなのに、2013年3月19日カーン・アル・アサールで
反政府勢力はシリア政府勢力に対し化学兵器攻撃を始めた。降りか
かった事実を逆転させて、アメリカ政府を含め、反政府勢力とその
外国の支援者らは化学生物を用いる攻撃でシリア政府を責めようと
する、だが、徹底的な作業のあと、5月に国連査察官カーラ・デル・
ポンテは、偽りとして、彼らの主張に異議を唱えようとした。

(中略)

シリア政府がGhouta郊外で化学兵器を使用したとの主張は、論理を
平然と無視するものだ。シリア政府がなぜ自分たちが支配する領域
で不必要に化学兵器を使おうとするのか?そしてアメリカとその同
盟国に介入の口実を与えることで自分から災いを招くようなことを
するのか?そして不必要に化学兵器を使う可能性のあったどの日に
ついても、国連査察団がダマスカスに到着する日にシリア政府が選
んだとオバマ政権は私たちに信じてもらいたがる。

人に偏見を持たせ誤解させる国営の英国放送協会でさえ、この重大
事発生について奇妙な何かがあることを認めた。「国連査察団が国
にいて軍がダマスカス周辺地域で軍事的にうまくやっているときに、
なぜシリア政府がそのような武器を使いたいと思うのか、多くの人
が尋ねる」とBBCの中東編集者ジェレミー・ブラウンは言う。

化学兵器を使用したのはシリア政府だとアメリカは故意に指し示し
ている。

他国と戦争を始めるにあたり、アメリカ当局にはウソをつく実績が
ある。ベトナムからユーゴスラビアまで、そしてイラクからリビア
まで、これがアメリカの一貫したやり方(運用法)だった。

国際社会に逆らっているのはシリアではなくてワシントンの戦争挑
発者である、それにはオバマ政権が入る。

ワシントンはシリア内戦が長引くことを使ってシリアを攻撃すると
おどしている。アメリカ政府はまた、シリア政府と反政府派のアメ
リカ同盟国とのあいだのパワーバランスを修復することで、この国
の将来の交渉において揺るぎない影響力を持ちたいと思う。従って、
シリア軍を弱体化し、反乱行為を禁ずるはずみを得ることで、終焉。

今が戦争を防ぐ責任を負う時だ。

△ Mahdi Darius Nazemroayaは、社会学者で受賞経験のある作家、
また地政学アナリストでもある。
この記事のオリジナルはRT(ロシアトゥデイ)で発表された。
http://rt.com/op-edge/saudi-chemical-behind-syrian-attack-421/

◇帰ってきたイラン・コントラ
シリアの反乱者を援助し、アサドを打倒するために、バンダル王子
が秘密のサウジ・CIA活動を率いる
by Democracy Now!

http://www.informationclearinghouse.info/article36133.htm

 


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