◇私はシャルリエブドではない
ICH 08 January 2015 by The Saker

オーケー、明確にしよう。私はモスリム(イスラム教徒)ではない。
私はテロリズムに反対する。私は死刑ですら支持しない。私は
Takfirism(救世主イデオロギー)を好かない。政治または倫理的問
題にするための手段として私は暴力に反対する。酷評するきわどい
話やユーモアを含め、私は完全に言論の自由を支持する。

だが、今朝、私は絶対シャルリではない。

実のところ、フランスでの殺害をめぐって、集団的偽善のむかつく
誇示に私はうんざりさせられて、ひどくいやな気分になっている。
以下がその理由:

シャルリエブド、ダーウィン賞にうってつけ

諷刺週刊紙シャルリエブドから皆さんにはまもなくわかる。これは
私に言わせれば、ダーウィン賞にふさわしい、彼らが予言者モハメ
ッドについての有名な諷刺マンガを発行した2012年9月に私が
書いたものだ。一流のフランスの”キャビア左翼”の”遺伝子全体”は、
かなりの掃除をぜひとも必要としている。今日、私は少なくとも私
のことばを曲げない。

昨日殺害された人びとのひとりがちょうど投稿していた諷刺マンガ
をじっくり見てごらん。本文はこうある:「テロリストはまだフラ
ンスで仕事に取りかからない、待ちなさい、私たちは幸福を祈る気
持ちを送るのを一月の終わりまで我慢する。」マンガで説明される
狂気じみた人はカラシニコフを携帯しており、シャルリエブドの世
界での典型的な”狂気じみたモスリム”、アフガニスタンのPakolを身
につけている。愚かな挑戦について話す…

“人びとのソウル(熱情)に軽蔑してつばを吐くこと”

ロシア語に誰かさんのソウル(熱情)につばを吐くという表現があ
る。ここではそれが完全にあてはまる。世界中のモスリムがあいま
いでなく明らかに取りつかれている。予言者とコーランの名を用い
るとき、彼らは非常に非常に深刻に冒涜とみなす。もしもあなたが
本当にモスリムを怒らせたいのなら、彼の予言者または神聖な書を
笑いものにすることだ。それは少しも隠れた秘密などではない。そ
してシャルリエブド紙が予言者の諷刺マンガを発行したときや、意
図的に粗野で挑発的な作風で予言者を笑いものにしたときに彼らが
していること、世界中に及ぶ16億人のモスリムを非常に意図的に
深く傷つけているのを、彼らは承知していた。あ、私は、イスラム
冒涜が死によって罰すべき犯罪だと話に出したかな?そうだとして
16億のモスリムのまさしく3人が、結局、自分たちの手で正義に
着手して、非常に意図的に冒涜するフランス人を殺害することにし
たのだとわかる。

これは避けられないことだった、そして宗教としてのイスラムとは
何も関係がないと了解するのにモスリムである必要はないし、また
冒涜により死刑をよいと考える必要もない。なんであれ16億人も
の巨大な集団の感情を害すれば、遅かれ早かれ罰を受けさせるため
に暴力を用いるのをいとわない連中を1人から5人は見つけ出す。
これは統計学上の避けがたいことである。

実際、故意にソウルにつばを吐く12人の冒涜者が殺害されてフラ
ンスがすっかり深く喪に服している。世界中に及ぶ多数の人が「わ
たしはシャルリ」と言って、すすり泣き、キャンドルを灯して言論
の自由のために”勇気ある”姿勢で臨む、世界的な不幸として見せる
ことで、世界中に及ぶメディアがあのようなよい仕事を遂行する。

私に言わせれば、そら涙(うわべだけの悲しみ)だ。

帝国の自由の戦士

アングロシオニストは、慎重に親切に養成され、組織化され、活動
準備を整えられて、資金調達され、訓練され、必要なものを持たさ
れて、何十年ものあいだ、Takfiriの過激派の人に道を教えもした。
アフガニスタン戦争からシリアへ、今日この極めて残忍なサイコパ
スが何十年ものあいだアングロシオニスト帝国の実質的な仕事をこ
なす歩兵的存在だった。けれども、どうやら誰も、アフガニスタン
やチェチェン、コソボ、リビア、クルディスタン、イラクまたは他
所のどこかの彼らの犠牲者に、まるで頓着しないようだ。そこでは
この肝臓を食う殺人鬼どもが完全なる支援を得る”自由の戦士”なの
だ。今日シャルリエブドに対して喪に服しているまさに同じメディ
アからの支援を含め。どうやら見たところ、西側社会の風潮では、
ある犠牲者が他の犠牲者よりふさわしいようだ。

そして前回、西側の政権によって代金が支払われ、直接指図される
Donbass(ウクライナ東部ドネツ盆地)の罪なき人々の毎日の殺害
に対してヨーロッパの誰かさんが誠心誠意の涙を流したのはいつ?

彼らはどれほど私たちが愚かだと思っているか?

そうしてこれだ。よだれを垂らす大ばか者でさえ、シャルリエブド
がその種の攻撃の主要ターゲットだったのをわかっていた。そして
フランスの警官がよだれを垂らす大ばか者ではないと請け合うよ。
彼らはその日、どこにも姿が見えなかった。二人(または一人?)
の警官を乗せたバンが近くに駐車されており、一人の警官が撃たれ、
情けを求めていたのに頭部をカラシニコフで処刑された。これはフ
ランスの国にできる最善か?

まずそうではない。

ではこの場合いったい何事なのか?あのね、EUに住む1%の人がい
ま彼ら自身の全住民に断固たる措置をとるためにこの殺人を利用し
ている。すでにサルゴジはオランドと会合して、これまでにないレ
ベルの決意の固さと警戒が実行される必要があることで両者は合意
した。フランスの911の悪臭のある空気をおびてないか?

もちろん、違う、今朝私は絶対シャルリではないし、何億という人々
のソウルにつばを吐くことでもうけたうえに、あえてそれに従事し
て彼らにある事をする”キャビア左翼”集団のために二重思考(矛盾
する2つの考えを同時に容認する心理作用)+りっぱな考え方の
”一致団結”という我慢のならないひけらかしで私は何ともいえない
ほどむかつく思いをする。そしてフランスの政権がそれをすべて組
織したかまたは起こさせたか、いずれにせよ、少なくともそれをす
べて最大限政治利用することを、誰の役に立つのか(犯人はだれだ)
がはっきりと示すという事実については私は何でも事実状況を正確
にとらえている。

だが、大部分で、同意のふりをしてこのすべてについて的を得た質
問をするのを故意に避けた人たちすべてに対して私はむかつく思い
をする。彼らは確かにそれぞれ全員”シャルリ”だと思う。

私はそうではない。

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http://www.informationclearinghouse.info/article40651.htm

 


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