◇ウクライナ:親ロシア派、相次ぐ暗殺と自殺 真相は闇
毎日新聞 2015年4月20日
ウクライナで親ロシア派のジャーナリストや政治家の殺害や自殺が
相次いでいる。背景は不明だが、ウクライナのヘラシェンコ内相顧
問は「(ロシアが)ウクライナ情勢を内部から不安定化させようと
している可能性がある」と述べ、ロシアの関与を示唆した。これに
対しロシアでは、「ウクライナ民族主義の親欧米派が親露派の政治
家らを粛清している」との観測が強い。一連の暗殺事件は、両国間
の関係悪化に拍車をかけそうだ。ウクライナからの報道によると、著名なジャーナリスト、オレシ・
ブジナ氏(45)が16日昼、首都キエフで覆面姿の男2人が乗っ
た車から銃撃され、頭などに3発の銃弾を受けて死亡した。車は逃
走した。ブジナ氏は地元紙「セボードニャ」の編集長を務めたが、
「(当局などの)検閲の圧力」を理由に今年3月に辞職していた。15日には、親露派で現政権に批判的だった政治家のオレフ・カラ
シニコフ氏(52)がキエフの自宅前で銃弾を受けて死亡した。カ
ラシニコフ氏は、 昨年の政変で失脚したヤヌコビッチ前大統領が率
いた「地域党」の元国会議員だった。また、3月に地域党の元議員
で南部ザポロージェ州元知事のペクルシェンコ氏が銃弾を受けて死
亡したほか、最近、地域党の別の元議員2人が自殺したとされる。ブジナ氏の殺害について、ロシアのプーチン大統領は16日のテレ
ビを通じた国民との対話の生放送中に司会者から知らされ、「ウク
ライナでの政治的な暗殺はこれが初めてではない。連続殺人だ」と
語った。ウクライナのポロシェンコ大統領は16日、ブジナ、カラシニコフ
両氏の殺害について「政治的であるのは明らかだ。我々の敵による
計画的な犯行だ」と批判、迅速かつ透明な捜査を命じた。ポロシェ
ンコ氏は明言しなかったが、「敵」はロシアを想定しているとみら
れる。キエフの政治アナリスト、フェセンコ氏は17日、「ウクライナ蜂
起軍」を名乗る集団から、一連の殺害について犯行を認める手紙を
受け取ったことを明らかにした。「反ウクライナ的な人物」の殺害
を予告する内容という。手紙の真偽は不明だが、地域党の元議員ら
親露派の政治家たちの中には殺害を恐れ、身を隠した者もいる。http://mainichi.jp/select/news/20150420k0000m030085000c.html
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◇ 暗殺されたウクライナ人作家オレシ・ブジナ(Oles Buzina)に
よって語られるウクライナの歴史これが、欧米が見たいウクライナの民主主義なのか?
ロシア・インサイダー 16 April 2015
もしもロシアで反対勢力の3人の人物、有名な作家と二人の政治家
が二日の範囲に殺害されたならば、どうなっていたか想像できます
か?ネムツォフをめぐって欧米のヒステリーの後、私たちはどのよ
うになりそうか漠然とした印象を抱く。4月13日Sergey Sukhobok、4月15日オレフ・カラシニコフ
(Oleg Kalashnikov)、4月16日オレシ・ブジナと、オレシの暗
殺はこの4日間で続けて3人目の政治的殺害だった。この政治的な暗殺について、なぜ欧米メディアは沈黙してるのか?
このすべてが、この2カ月のウクライナの9件の怪しげな自殺の後
に起こった。人に読めるのは、犠牲者に「親ロシア派」や「反マイダン(Maidan:
政権転覆の独立広場)」と名称をつける欧米のジャーナリストを基
にしたロシアやウクライナからの幾つかのツイートだけだ。この点
では、彼らは暗黙の内に正当化してこの冷血な殺人の重要性を見く
びりたいと思っている。「この暗殺はクールだ、次に進もう」と言
っているのが聞こえるともいえるところだ。オレシは自分のことを真のウクライナ人愛国者とみなしたので、間
違いなく親ロシア派ではなかった。しかしながら、学識による歴史
家として、ウクライナ人とロシア人との間の深くて破ることのでき
ない歴史的、宗教的、文化的つながりについて多くを知って以来、
反ロシアでもなかった。キエフでの最近の2件の親ロシアの公人の暗殺は「挑発」で、ウク
ライナを「不安定にする」企てであるとの、ポロシェンコ(ウクラ
イナ大統領)の声明は皮肉それ以上のものだった。キエフ警察の現
トップはネオナチのアゾフ大隊の元副司令官だ。透明でわかりやす
い調査を本当に期待できるのか?国家保安機関のウクライナ人顧問アントン・ゲラシェンコはすでに
オレフ・カラシニコフとブジナ両人の殺害に関して、二人をプーチ
ンの神聖な犠牲者と呼んでプーチンを非難した。http://russia-insider.com/en/listen-very-interesting-short-history-ukraine-assasinated-oles-buzina/5751
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◇ ウクライナの怪しげな自殺
ロシア・インサイダー 05 April 2015
主流メディアは、反マイダンの政治家の一連の怪しげな死を含め、
どんな否定の行為も無視されるマイダン後のウクライナ政府のため
にひどく不在状態だ。2月27日ロシアの野党指導者で元副首相のボリス・ネムツォフの
モスクワでの殺害に次いで、欧米には待望の好機があった。強烈な
あてこすりからクレムリン指導の政治的殺人のあからさまな非難ま
でに及び、欧米のメディアと政治家はロシアのウラジミル・プーチ
ン大統領をフットボールの練習用標的人形として扱う機会を見逃さ
なかった。欧州議会はネムツォフの死への国際的調査をせきたてる決議を採択
して、欧州安全保障協力機構、欧州理事会、そして国連が、徹底的
調査で役割を果たせることを示唆した。アメリカの上院議員ジョン・マケインとリンジー・グラハムはネム
ツォフ殺害を非難する上院決議を提出した。決議はまた、殺害に独
立した調査を遂行することや、言論の自由、人権、法の原則をロシ
アで前進させるための努力を強めることを、バラク・オバマ大統領
と国際社会に求めもした。加えて、ロシア連邦での人権侵害に制裁規定を引き続き設けたまま、
ロシアの人権活動家に対してアメリカの支援を増すようにオバマを
せっついた。もちろん、それは欧米中に伝わった。
そうこうするうちに、ウクライナ南東部の親ロシア領域の外側で同
じ時期に以下が報告された:*1月29日:ハリコフ(ウクライナ北東部の市)管区の地元自治
体の前議長、Alexey Kolesnikが首をつった。*2月24日:野党(Partia Regionov:地域党)議員、Stanislav
Melnikが銃で自殺した。*2月25日:メリトーポリの市長、Sergey Valterが自分の裁判の
数時間前に首をつった。*2月26日:メリトーポリ警察の副長官、Alexander Bordiugaが
彼のガレージで死体で発見された。*2月26日:ウクライナ議会の元議員でZaporizhiの元市長、
Alexander Peklushenkoが射殺死体で発見された。*2月28日:元国会議員の野党(Partia Regionov)党員、Mikhail
Chechetovがキエフの自分の17階のマンションの窓から”落下”し
た。*3月14日:オデッサで32歳の検事、Sergey Melnichukが9階
から”落下”して死んだ。Partia Regionov(地域党)は党員の死にあからさまにウクライナ政
府を非難して、この重大事の発生に反応を示すよう欧米に訴えた。
「直ちにウクライナの状況に反応を示し、ウクライナ政府の犯罪行
為に対し法的査定を言い渡すよう、私たちは欧州連合、PACE(欧
州評議会議員議会)、欧州および国際的な人権団体に訴えます、ウ
クライナ政府は対抗馬を冷笑的に傷つける。」これらの死のすべて、またはなんであれ、ウクライナ政府に責任が
あったと、私たちは上に述べたことから推断することはできない。
だが、アメリカのメディアや政治家にもかかわらず、ボリス・ネム
ツォフの死の責任がロシア政府にあったこともまた推断できない。巨大なネクサス・ニュース・データベースの検索は、上記の最後の
Sergey Melnichukを除いて、ウクライナ人故人のどのような言及も
見つけられなかった、しかし、これは明らかに同一人物ではない。
そういうわけで、上記のリストにある死亡者のいずれも、欧米側の
ウクライナ政府のせいにされなかったと思われる。死者のいずれでも国際的調査の要求はどこにある?アメリカまたは
ヨーロッパのどこに?マケイン上院議員はどこですか?http://russia-insider.com/en/ukraines-mysterious-suicides/5320
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*見つけた 犬としあわせ* こちらもごひいきに。