▼偽善者とウソの数々▼by シンディ・シーハン
ICH 20 August 2005

メディアは間違っている。記者団とイベントの調整を私と共に手伝おう
とキャンプ・ケーシに現れて立場を明らかにしている人びとは、私の言
葉だと勝手に人に言ってはいない。彼らは私の言おうとすることを先回
りして言っているのだ。私はこれまで、真実を話す人、それを強硬に主
張する人として知られてきた。私は常に猫かぶりの偽善者を偽善者と呼
び、ウソつきをウソつきと呼んできた。いま私はもっと広い聴衆に訴え
るために、これまでよりずっとソフトな言語を使うよう迫られている。
キャンプ・ケーシの友人らはなぜここで考えるのか?2005年8月6
日のあんなちっぽけな行動からなぜこのような大規模な運動が起こった
か?

キャンプ・ケーシー現象を分析する時間が私にはなかった。一週間足ら
ずの間に私が答えた250のインタヴュー記事を読むだけだ。私はそれ
を信じる。私は毎晩寝つくとき喉がヒリヒリする。「大統領にはなんと
言いたいか?」や「本当に大統領があなたに会うと思うのか?」といっ
た質問に答えることで私は大変に疲労した。しかしながら、母が病気に
なって以降、私には後退してテキサス州クロフォードで解き放った(怒
りと活動の)歯止めをじっくり考える機会を持てている。

私の肖像画を描いたアーティストのロバート・シェタリーのサイト、
LewRockwell.com に今日投稿された記事を読む。その記事は、私の役
に立たないもっともらしい真実の追求でブッシュの牧場に出発した前の
晩の退役軍人のピースコンベンション(平和大会)で私が言ったことを
想起させる。私はこう言ったのだ:

先日、e メールをもらった、それにはこうあった。「シンディ、あなた
が神を冒涜する言葉をあれほどたくさん使わなかったにしても、、、立
腹した人が柵のまわりにはいるのよ。まあ聞いてよ?」まあ聞いてよ?
しるかって?世界でいまだにどっちつかずの態度をとっている誰かさん
はどうなのよ?

ジョージに賛成で戦争に賛成の側に留まるなら、イラクに行って故郷に
戻りたい誰かに代わればいい。そしてこの戦争に反対、ジョージ・ブッ
シュに反対の側に留まるなら立ち上がって遠慮なく意見を言うことだ。
これがキャンプ・ケーシーの奇蹟のすべてである。戦争に反対するが、
中に溜まった嫌悪感と狼狽を外に押し流す導管を持ち合わせていなかっ
たアメリカ市民が、つまらないテキサス州の8月というとてつもない長
い間(戦争の終わりまで)ジョージの牧場の外に居続けると確約してい
る私たちと団結して立ち上がるために、すべてを投げ捨ててクロフォー
ドまで移動してきている。テキサスに来れなければ、ヴィジルというロ
ーソクを灯しての徹夜の祈りに参列している。そして選出された役人と
地元の新聞に手紙を書いている。彼らは自分の故郷にキャンプ・ケーシ
ーの支部を創設している。彼らはキャンプ・ケーシにいる私たちに花や
カード、手紙、贈り物、寄付を送ってくる。私たちはこういったすべて
の支援にとても感謝する。だが、結局は平和に賛成のアメリカ人は喜ん
でそれをしているのだと思う。

私がうっかりしていようがいまいが気づくのは、帝国主義と飽くなき強
欲のためのジョージ・ブッシュの戦争に行き、戦うことに積極的に協力
する柵の向こう側の戦争ひいき、ブッシュひいきの人の増大する数だ。
平和に賛成する側は平和と正義の戦士になるため無関心から脱してきて
いる。戦争ひいきの人は?毎日キャンプ・ケーシーには道路の反対側で
「自由はタダではない」と私に想起させるプラカードを掲げる平和に反
対する人びとがいるが、彼らが言ったことに対し実際に行動で裏付けを
するのを見ていない。彼ら自身の血またはその子どもたちの肉体を犠牲
にすることで彼らが自由のためのわずかな頭金でさえ払うつもりでいる
とは思わない。私は彼らにイラクに行くように挑戦し、他の兵士を国に
帰還させましょと今も要求している。戦争ゲームでご自身の命にかかわ
るのを避けるという長い経歴がある、権力の座に就く気の狂った偽善者
たちによってイラクで人質に取っておかれるだけの、ことによると3度
目の兵役任務に就いている兵士、あるいは、りっぱに献身的にその国に
奉仕してから休みなく兵役に着いている兵士。

主流メディアが考えることに反して、私は2週間前の灼けるように暑い
日、テキサス州クロフォードで農夫のカボチャトラックから離れなかっ
た。この1年にわたり、私は手紙を書いたり、話したり、米国議会の委
員会の前で証言したり、議会に陳情運動したり、インタヴューに答えた
りしてきた。私は進歩的な平和団体の人物としてよく知られてきていた
し、カリフォルニアを離れる前も、私にはそれはたくさんの支援者がい
た。この戦争について私が断固として真実を述べるのを知っているから
彼らは私を支援してくれた。私は立ち上がって言った:「私の息子は無
駄死にしました、ジョージ・ブッシュとその邪悪なグループ(徒党)と
無謀な政策が息子を殺したのです。息子は実際に根拠のなかった戦争で
戦うために送られました。そしてそのせいで殺されました。」 

私は「どうかお願いします」とか「ありがとう」とは一度も言っていな
い。ブッシュが使う「愛国的なレトリック」のようなつまらないことは
一度も口にしていない。私はウソのせいで息子は死んだと言う。ジョー
ジ・ブッシュは私たち国民にウソをついた。そして自分でウソと知りな
がらウソをついた。サダム・フセインが大量破壊兵器を持っていなかっ
た、あるいはアルカイダとつながりがないのをブッシュが知ってたのを
2002年7月23日のダウニングストリート・メモが立証する。ジョ
ージはウソをついたと思うし、ウソだと知っていて彼はウソをついたと
思う。彼は愛国的レトリックを使わなかった。彼はウソをついて、いも
しない幽霊のことで私たちを怖がらせた。さて彼はいまイラクで米軍の
存在を維持するのに愛国的レトリックを使っている。食い意地以外の何
ものでもないものに基づく愛国的レトリックだ。

真実をいやがって、自分たちの真実とやらを述べることで視聴者に面と
向かわせることができないでいる、「公平で釣り合いのとれた」とやら
の主流メディアと右派によって、いま私は中傷され泥を塗られている。
ジョージ・ブッシュが言ったことや言ってることはどんなことも決して
精査しないときに、彼らは私が言ったことはどんなことも精査して、言
葉の意味を曲げ、ゆがめ、ウソをつかなければならない。当人あるいは
スコット・マクレラン報道官にジョージが彼女に会うつもりかどうか尋
ねる代わりに、初めからずっと尋ねられるべきであった質問を尋ねない
でいるのはなぜなのか:「なぜイラクでわが国の若者が戦って死に、殺
されているのか?あなたがイラクに若者を送っているこの気高き理由は
何か?あなたがイラクで果たしたい事は何か?ないとわかっていながら
なぜ大量破壊兵器があったと私たちに述べたのか、つながりがないと知
りながらなぜアルカイダとつながりがあると述べたのか?どうしてウソ
をついたのか?アメリカ国民になぜウソをついたのか?世界に対しなぜ
ウソをついたのか?あなたがウソをついたとわかった今も、わが国の子
どもたちが依然として危険なところにいて、毎日死んでいるのはなぜな
のか?何が任務か思いつかないのを間違いなく知りながら、カウボーイ
シャツを着替えるように意のままに変えることができるのを知りながら
私たちは「任務完了」しなければならないと言い続けているのはなぜな
のか?

キャンプ・ケーシーは大きくなって成功し、あらゆる攻撃を生き抜いて
挑戦する。アメリカは病んでおり、ウソと偽善者とにうんざりし、難し
い疑問に対する答えが欲しいと望んでいるからだ。これはジョージ・ブ
ッシュの説明義務のときであり、彼はこれをできないでいる、、、悲惨
なほどに。私が答えを出す前、私を脅して帰させることができると考え
た8月の終わりの前に、ジョージ・ブッシュと彼のアドバイザーたちは
ひどく私をみくびった。彼らが私やキャンプ・ケーシに投げかけた言葉
はなんであれとらえることができる。それが一分でも戦争を短くして、
人の命を救うなら、価値がある。彼らは母親というものをすべてひどく
みくびっていると思う。どの母親たちも頼りになる母子関係にあったか
しらと思う、そして子供の不必要な死、無意味に思える死の意味を見つ
けたいと願う母親と真実を待つことに関してひどく熱心な母親が、この
国にあまりにも多いことに彼らは驚かされるかしらね?

誠実な真実の説明となるものを有するまで、わが国の軍隊を故国に連れ
戻すまで、キャンプ・ケーシ運動は死なない。 それに慣れなさい、ジョ
ージ。私たちはいなくならないわよ。